2025.7.22

高級注文住宅

Earnest architects

ゆとりのある空間にトータルコーディネートされたインテリアが生み出す上質な空間をつくることができるのは、高級注文住宅ならではの強みです。特に間取りは、ライフスタイルや好みをしっかりと反映させてつくりたいですね。
今回は、高級注文住宅だからできる間取りの実例3つをはじめ、建築にかかる費用の概算や建築費が変動する要因、施工業者選びのポイントなどをご紹介します。

1.高級注文住宅の間取りの実例3つ

実例1.家の中心に吹き抜けのLDKがある間取り

家の中心に二層吹き抜けのリビングダイニングがあり、それぞれの居室がある2階へ行くにはLDKを通るため、家族のコミュニケーションがはかりやすい間取りです。二層吹き抜けのダイナミックな空間を住まいの中心にする間取りは高級注文住宅ならでは。吹き抜けになっているため声を掛ければ、上下階のコミュニケーションも可能な間取りです。

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実例2.庭との一体感を楽しむ間取り

高級注文住宅を建てる場合は住宅自体の床面積だけでなく、敷地面積にも余裕があるケースも。広い庭景観を活かした間取りづくりも魅力的です。
たとえばリビングの延長線上にテラスを設け、大きな窓によって室内と室外の境界線をあえてゆるく仕切ることで、視線を遠くに広げ、内と外が一体となった大きな空間があるように見せる効果が期待できます。
また、庭を広く取ることで周囲から室内を覗かれにくいというメリットもあります。

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実例3.ホームパーティーをゆったり楽しめる間取り

広々としたリビングダイニングにオープンキッチンを隣接させる間取りは、高級注文住宅の中でも特に人気のあるレイアウトです。
キッチンに隣接した大きな空間は、程よい距離感を保ちながら自然と家族のコミュニケーションを増やすことができます。また、小さなお子様のいる家庭ではいつも目の届く範囲にいる安心感も得られるのではないでしょうか。
来客が多くホームパーティーを開く頻度が多いのなら、料理をサーブするホストと招かれるゲストとが同じ空間でゆったりとした食事と歓談の時間を過ごせることも魅力のひとつです。

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2.高級注文住宅の建築費の概算

高級注文住宅の間取りのイメージができたら、気になるのは、実際に建てるにはどのくらいの費用がかかるのかという点ではないでしょうか。
ここでは、高級住宅の建築費を概算するための指標となる坪単価の解説から建築費の概算を説明していきます。

建築費の概算は坪単価から算出

坪単価は、建築費を概算するための数値としてよく用いられます。注文住宅における一般的な坪単価は150〜200万円。高級注文住宅となれば250万以上といわれており、例えば、坪単価150万円で60坪(建物の各階の床面積の合計)の家を建築する場合、計算方法は以下のようになります。

150万円(坪単価)×60(坪数)=9,000万円(建築費)

この計算式でおおよその建築費を求めることができますが、坪単価の算出方法が住宅メーカーによって異なり、建築費が変動するケースがあります。
具体的には、家の本体価格を「延床面積(建物の各階の床面積の合計)」ではなく、「施工床面積」で割る場合で、バルコニーや玄関ポーチなどの面積を含まない延床面積に対して、施工床面積には含まれるため、計算上坪単価が低くなります。
このように、坪数は同じでも、坪単価の算出方法によって建築費は変動するため、一概にいくらとは言えないということを認識しておきましょう。また、建物の構造や設備などによっても建築費は変動します。次の項目で具体的に見ていきます。

3.高級注文住宅の建築費が変動する3つの要因

ここでは、高級注文住宅の建築費が変動する「間取り、住宅設備、建具」の3つの要因について説明していきます。

建築費が変動する要因1:間取り

高級注文住宅の場合は、住宅を建築するための敷地面積そのものが広く、住宅自体の床面積もそれに合わせて広く取れるケースが多いです。一般の注文住宅ではできないゆったりとした広さのリビングやダイニング、寝室、個室などを配置することができます。
また、生活感を極力出さない空間づくりができるのも高級住宅ならではです。しかし、住宅は日常生活を送る場所ですから、日用品をはじめ数多くのアイテムを住宅内で使います。
できるだけ生活感を出さないためにおすすめしたいのは、収納計画をしっかり立てるということです。収納専用の部屋を設けたり、家事専用のコーナーをつくるなど、見せるところと隠すところのメリハリが利いた間取りにすると、美しい空間に仕上がります。
このように、快適な空間の中にも、収納や機能性を考慮した間取りにすると建築費が変動する要因となります。

建築費が変動する要因2:住宅設備

高級注文住宅は間取りだけでなく、キッチンや浴室、パウダールームといった水まわりの住宅設備機器とのトータルコーディネートも重要です。機能性と同時にデザイン性にもこだわったものを組み合わせることで、こだわり抜いた上質な住まいになります。
キッチンであればLDKの空間の中にアクセントを与える、ゆったりとしたアイランドキッチン、浴室であればホテルライクなバスタブやシャワー。パウダールームであれば大理石カウンターに落とし込んだツインボウルと美しい曲線の水栓金具など、細部までデザインにこだわり、色調を合わせたり、色や質感でメリハリをつけたり、好みによって変えることで快適でセンスのある空間に仕上がります。

建築費が変動する要因3:建具

サッシやドアなどの建具は、空間の印象を左右する大切なポイントです。住宅設備機器と同じく、デザインや色、質感をひとつひとつチェックしながら選ぶことで、高級感のある間取りを活かすことができます。
リビングは床から天井までのサッシにしたいなどの場合、既製品ではなくオリジナルのサッシをオーダーすることになります。
また、建具はどうしても後回しになってしまいがちですが、実は、こだわった間取りの効果を高めてくれる重要なアイテムです。デザインや色にこだわった建具で存在感をだしてインテリアのポイントにしたり、逆にガラスや壁と同色に塗装されたシンプルな建具で存在感を消すことで空間に広がりを持たせるなど、設計士のアイディアを取り入れるのもおすすめです。
既製品だとデザインや色の選択肢があまりありませんから、把手のデザインをインテリアの方向性に合わせることで、完成度の高い空間が生まれます。

4.高級注文住宅を建てる際の施工業者選び2つのポイント

(1)高級注文住宅を建てた実績が豊富かどうか

大きな開口を得るために大型のサッシやガラスを使用したり、オーダーメイドの家具を設置したり、海外製品の仕上げ材や住宅設備機器を使うなど、高級注文住宅は一般の注文住宅とは違う施工技術を必要とします。
しかし、建築デザイナーがその様な施工技術に対する知識を持っているケースは少ないのです。そのため、施工現場をチェックする監理技術者がいる設計事務所や、実際に施工も行っている設計施工のデザイン事務所に設計を依頼するのが理想的です。
また、施主の細かい要望に応えてしっかり施工してきた実績がどれくらいあるのか、過去の施工例を見せてもらい、チェックしておくとよいでしょう。
また、実績が豊富な施工業者2~3社から、できるだけ同じ条件の見積りを取ることも大切です。

(2)センスのある設計者がいるかどうか

高級注文住宅の間取りを設計するには、デザイン性や機能性と高級感とをうまくリンクさせていくセンスが不可欠です。十分な床面積があるのに開放感がない、立体的なゆとりを上手に活かせていない、単調な間取りしかプランできない、そんな設計者だと満足度の高い高級注文住宅を手にすることはできません。
私たち、アーネストアーキテクツでは高級注文住宅を約1000棟以上手掛けてきた実績があり、その経験を活かしてお客様のご要望に応えながら、より心地の良い住まいにするためにプラスアルファの提案を行っています。
また、住宅以外にホテルや店舗など商業施設を手掛けた事例もあり、住宅の域を超えた夢を形にすることが可能です。
手掛けてきたプロジェクトを、まるで自分がその中を歩いているように見ることができる3D動画を公開しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

3D動画で間取りを見る

間取りの考え方と建築費の概算を知ってこだわりの高級住宅を建てよう!

高級注文住宅ならではの間取りとは、単に各部屋の広さをたっぷり取るだけではありません。

生活感をできるだけ出さずに過ごせる
無駄な動線がなくスムーズに住宅内を移動できる
上質なインテリアが映える

こうした点を考慮して間取りを決める必要があります。また高級注文住宅の場合、上述したキッチンや浴室といった住宅設備機器とのコーディネートや設計事務所選びも大切です。
設計事務所選びでは、高級注文住宅の建築実績が豊富であることと、センスのある設計者がいるかどうかが大切なポイントになります。
また、住宅以外の実績もある規模の設計事務所だとより安心です。
私たち、「アーネストアーキテクツ」では、住宅以外にも商業施設や集合住宅など、多岐にわたる実績がありますので、高級注文住宅の建築をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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