第三回│ストーリーのあるお店をつくっています
2020.2.1
キッチン
北川正樹
北沢産業
ストーリーのあるお店をつくっています
北沢産業がつくっているのは単なる厨房だけではありません。お客様の想像する食空間を、そのイメージ以上の形にするために、店舗施工にも多くの力を注いでいます。そのために大切なのがお店のストーリー。
このお店「The Arty’s Bar」は、福岡在住のデザイナー高須学さんによるデザインです。高須さんには北沢産業の家庭用キッチンブランド「HOMECHEF」のショールームも手掛けてもらいました。
店内中央にはアフリカンチークの無垢材カウンターや空間を包む、荒くコテ跡を残した真赤な左官壁により「Mojito(=モヒート)」の故郷であるキューバの空気を感じさせるデザインとなっています。
「The Arty’s Bar Mojito Laboratory(アーティーズバーモヒートラボラトリー)」は、Mojito Laboratoryの名の通り、オリジナルのオーガニックシュガーと数種類のスパイスを調合して生まれる111種類のMojitoと、季節のフレッシュフルーツのダイキリ、そして世界中から集まった数十種類のラムを中心とした心躍るカクテルとスピリッツが楽しめるお店です。
ただし、この BARの主役はMojitoとお客様と恵比寿の夜景。ぜひ皆さま、Mojito Magicianの創る日本一美味しいMojitoを味わいに恵比寿へ足をお運びください。
JR山手線の恵比寿駅の東口から徒歩2分。コンコースからも見える真新しいビルの最上階です。
次にご紹介するコンセプトは、「ル・グルニエ・ア・パン飯田橋店」。店名の「Grenier(グルニエ)=屋根裏」という言葉にちなみ、「フランスのとある家の屋根裏の工房で作られる素朴なパン屋」のイメージでデザインされたそうです。店舗全体の雰囲気に温かみがあり、そしてどこか家庭的な懐かしさを覚える佇まいとなっています。
JR飯田橋新駅舎内という立地も考慮し、素朴な雰囲気は残しながら、駅を利用する大勢の方の目に止まるようファサード沿いに店舗のイメージカラーである赤を大胆に用いています。また、機械的な見た目になりがちな日除けスクリーンを、意匠性を持たせたレースカーテンにすることで、外から見た時の商品への期待が高まるようなデザインとなっています。
内装と什器の仕上げにはアンティーク風の木目素材をベースに、石畳風の床タイルやレンガの柱巻きなどで空間にメリハリを付けました。また、売り場の天井には「屋根裏部屋」を彷彿とさせる木目調クロスを一面に用いることで、コンセプトにある「屋根裏の工房で作られるパン」に繋げています。
北沢産業の店舗施工は、お客様のイメージを大切にし、その想像を上回る仕上がりを目指しています。
次回は北沢産業の家庭用キッチンブランド、「HOMECHEF(ホームシェフ)」をご紹介します。 料理人の知恵を、家庭のキッチンに取り入れる「プロシューマーキッチン」。業務用厨房機器の老舗北沢産業だからこそ実現したキッチンブランド「HOMECHEF」のコンセプト、ご期待ください。
Website : https://www.kitazawasangyo.co.jp/
Instagram(コーポレート) : @kitazawasangyo_company
Instagram(家庭用キッチン) : @homechef_kitazawa