2019.5.20

キッチン

北村壽子

beluga

自己紹介

初めまして、ベルーガ株式会社代表取締役 北村壽子(きたむらよしこ)と申します。元号が令名になり第一号のブログ掲載させていただけることを感謝いたします。歴代著名な方や高級メーカーさんが掲載されている中で僭越ながら無名の熟女のお話しです。

私は1985年大手マンションデベロッパーに入社し、インテリアコーディネーターとして30万戸の住宅のモデルルームの監修や設計変更を手掛けてまいりました。当初は会社でインテリアコーディーネーターは何をする人なんだ?と奇異な目で見られながらの出発でした。何しろ社員の90%以上が男性で、男社会の代表格のような不動産屋ですから・・・
インテリアコーディネーターの仕事を理解してもらうのは至難の業でした。まずはお客様より男性社員の啓蒙から始まりました。ですからインテリアコーディーネーターの草分けと自負しています。

2001年、高級住宅「LIGE(リジェ)」シリーズの世田谷岡本では自身が内装から建具デザイン、キッチン、家具などインテリアをすべて手掛けました。自ら建具に使用するメープルの突板の選定まで工場に行ったことは今では懐かしい思い出になっています。当時カッシーナ社・マラルンガソファーのホワイトレザーや、ジーマティックのキッチンを初めて弊社マンションに採用しました。古すぎて残念ながら写真がありません(笑)

2002年から本社の商品企画というところで、業界初の女性だけの企業内インテリアコーディネーターのチームを立ち上げ、リーダーとしてコーディネーターの地位向上に努めました。

2005年、これも業界初の女性だけの商品企画チーム「LIONS LIVING LABO」を立ち上げ、リーダーとして女性の生活は女性が創ると「女性目線のマンション創り」を提唱し、座談会やモニタリングを重ねながら「あったらいいな」の商品づくりに邁進、オリジナルのエルズキッチン「L’s KITCHEN」や洗面化粧台キレイドレッサー「KiLei dresser」など多数の設備商品やインテリア商品を企画商品化しました。

オリジナル商品の全国展開をするために日本全国を奔走してメディアにも取り上げていただきました。今でも新築マンションにはスペックされていますので誇らしくも嬉しくもあります。

その後リフォームの世界に入ってもオリジナル商品づくりの虫は収まらず。リフォーム用オリジナルキッチンエルリア「LRIOR(エルリア)」を企画商品化。キッチンはインテリアと提唱してデザインと機能の融合を図りつつ、リフォームの低予算との戦いに挑みました。

こうしてサラリーマン時代は怒涛の如く過ぎ去ってゆきました。あっという間の30年でした。
さて、次回はなぜオーダーキッチンの世界に入ったのかをお話ししたいと思います。


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