2016.11.13

インテリア

齋藤伸一

MANAS TRADING INC.

和のインテリアに合う物を選び

今回は弊社の取り扱いのブランドについて少しお話させて戴きます。
私どもの取り扱いブランドで皆様もどこかで名前を聞いたことが有ると思われるブランドは、恐らくタイシルクのジム・トンプソンと英国のウイリアムモリスだと思います。

第二次世界大戦中、アメリカ人のジム・トンプソンがタイのバンコックでタイシルクと出会い、アメリカへ輸出しタイのシルク王と言われるまでになりました。その大成功をおさめた彼がある日突如として姿を消します。しかし、その後も彼の創り上げたビジネスは発展を遂げ、世界に冠たるブランドとなりました。

30万坪の広大な敷地に桑の木を植え、お蚕を飼って糸を紡ぎ5百台以上の手織り織機と最新鋭の織機で織られたシルクはカーテン、椅子張り、お洋服、更にスカーフなどのアクセサリーとして世界中の方々に愛されています。
また近代デザインの父と言われたウイリアムモリスは作家、詩人、思想家としても有名ですが、彼と彼の仲間がデザインした壁紙、布地は今でも世界中で愛されています。

このようなブランドを弊社が扱うきっかけになったのは、ドイツのサコというブランドとの出会いからでした。

185年の歴史を誇るこのブランドとの出会いは会社をスタートして2年目に訪れたミラノでの展示会でした。
約5年近くの紆余曲折を経てこのブランドの代理店になった後、他のブランドが追随するかのように次々と弊社との取引が始まりました。各々のブランドはそれぞれ個性的であり魅力も様々ですが、我々のお客様はあくまで日本のお客様です。
我々はただ海外のブランドを日本のお客様に紹介するだけでなく、我々なりの編集が大事だと考えています。

私が営業に回っていたころ、誰でもご存じの数寄屋建築で有名な設計事務所へお邪魔致しました。そこの所長様から「当事務所は数寄屋造りで有名な事務所ですから、お施主様も数寄屋風のお家の設計を依頼されます。ですが住宅の場合すべてが和室では無く、カーテンが必要なリビングなどもあります。その和風なリビングに合うカーテンがありますか?」と問われました。
この話に象徴されるように私どものお客様は日本のお客さまです。

更に面白い事には、最近私どもの会社は海外、特にアジアやアメリカへ輸出を始めましたが、海外のお客様が私どもに期待するのは”和風”のデザインなのです。
その様な事から、私どもは海外ブランドのコレクションの中からも和のインテリアに合う物を選び、オリジナルコレクションは和デザインに拘った物も用意させていただいております。

マナトレーディング株式会社
「MANAS‐TEX」「Time」「VIS」などのオリジナルコレクション(国内在庫品)から世界のトップエディターコレクション(海外取り寄せ商品)まで、世界各国から集めたよりすぐりのインテリアファブリックスを柱に、多彩なイメージと幅広いバリエーションで市場の様々なニーズに対応。


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