2025.7.25

注文住宅のデザイン

Earnest architects

一口にモダンな家といっても、シンプルモダンやナチュラルモダン、ミッドセンチュリーモダンなど、さまざまな種類があります。種類ごとに異なる魅力があるため、注文住宅を建てる際はそれぞれの特徴を把握した上で設計を進めることが大切です
 本記事では、モダンな家の種類や設計するときのポイント、実際の住宅事例などを詳しくご紹介します。「自分に合ったスタイルの家を見つけたい」「モダンな家を建ててスタイリッシュな暮らしを実現したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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モダンな家の種類

ひと口に「モダンな家」といってもさまざまな種類があるため、注文住宅を建てる際には自分や家族の好みや生活スタイルに合わせて適したスタイルを選ぶことが大切です。具体的な種類としては、シンプルモダンやナチュラルモダン、クラシックモダンなどが挙げられます。ここからは、種類ごとの特徴をご紹介します。

デザインの無駄をそぎ落とした「シンプルモダン」

高級住宅│モダンな外観

シンプルモダンとは、直線的で無駄のないデザインを基本とし、ガラスや金属、コンクリートなどの無機質な素材を用いたスタイルです。
注文住宅でシンプルモダンを選ぶ際は、華美な装飾や複雑な形状は控えて、シンプルで洗練されたデザインと機能性を重視した家を目指します。直線的でスタイリッシュなフォルムが特徴で、都会的でクールな印象を与える住まいに仕上がります。
ここでは、シンプルモダンの家ならではの魅力をご紹介します。

シンプルなデザインで飽きにくい
シンプルモダンのメリットは流行に左右されにくく、飽きにくいデザインです。
シンプルモダンは過度な装飾や主張を避けた普遍的な美しさを大切にしているため、時代が変わっても魅力が色あせません。流行を取り入れすぎたデザインは、数年後に古く見えてしまうこともあります。しかし、シンプルなデザインは流行の影響を受けにくく、長く住み続ける家として相応しいスタイルです。
コストやメンテナンスコストを抑えられる
もうひとつのメリットは、建設コストやメンテナンスコストを抑えやすい点です。
複雑な装飾や特殊な部材を避けるシンプルモダンな家は、比較的施工がシンプルなため、建築費用が抑えられる傾向にあります。また、凹凸の少ない外観や内装は修繕や補修もしやすく、将来的な維持管理の負担も抑えやすいです。


自然素材を採り入れた「ナチュラルモダン」

Beige modern Home exterior design│高級住宅外観

ナチュラルモダンな家とは、スタイリッシュなモダンデザインをベースに、木や石などの自然素材を採り入れ、柔らかさや温もりを感じられるスタイルです。
例えば、木を用いた造作家具やアクセントウォールに乱張りの石を採用するなど、ナチュラルな素材を用いて、無機質になりがちなモダン住宅に柔らかさを加えます。
シンプルモダンと同様に直線的でスタイリッシュなデザインを基本としつつ、適度に自然素材を用いることでモダンデザインの「冷たさ」をやわらげたい方におすすめのスタイルです。
ここでは、ナチュラルモダンの家ならではの魅力をご紹介します。

自然の温もりを感じる生活ができる
ナチュラルモダンなスタイルを採用する際は、自然素材をポイントに活用します。内装や外装に木や石などの自然素材を使用することで、無機質な素材では得られない温もりを感じられます。石材を使用する場合は、自然石を割ってランダムに敷き詰める「乱張り」や、割ったままの質感を活かす「割り肌」など、石本来の風合いを生かした仕上げがおすすめです。こうした表情豊かな素材感は、ナチュラルモダンなスタイルとも調和しやすく、空間にほどよいアクセントと温かみを与えてくれます。
開放的で明るい印象になる
ナチュラルモダンな家は、自然と調和した開放感も特長です。
ガラスやコンクリートだけでは出せない柔らかさを自然素材が引き立ててくれるため、空間全体が明るく開放的な雰囲気に仕上がります。また、窓の位置や外とのつながりを意識して設計することで、外の緑や自然光を効果的に取り入れられ、より開放的で自然を感じる住環境が生まれます。


西洋建築を採り入れた「クラシックモダン」

高級住宅のクラシカルエレガントな外観

クラシックモダンな家とは、スタイリッシュなモダンデザインを基調にしながら、西洋建築要素を絶妙に融合させた住宅スタイルです。
シンメトリーやモールディング、アーチ壁などのクラシカルな要素を採り入れて、品格のある雰囲気を演出できます。アンティーク家具やクラシカルな装飾品が似合う空間を好む方、モダンな中にも上品さや品格を加えたい方におすすめのモダン住宅スタイルです
ここでは、クラシックモダンの家ならではの魅力をご紹介します。

ホテルのような空間を演出できる
クラシックモダンの魅力は、欧州ホテルのような空間を演出できることです。
大理石やタイル、重厚感のある素材を用いることで、中世ヨーロッパを彷彿とさせるような気品に満ちたインテリアが実現します。品格のあるクラシックの要素を加えることで、来客をもてなす場としても最適です。シンプルなだけでなく、どこか華やかさを感じさせる住まいを目指したい方におすすめです。
室内装飾を楽しめる
室内装飾を楽しみたい場合も、クラシックモダンは適しています。
腰壁や額縁、天井と壁の継ぎ目に使う廻り縁などにモールディングを採り入れることで、シンプルなモダン住宅が華やぎます。ただし、クラシックモダンはあくまでもシンプルさを基調としたモダンスタイルの一種です。過度な装飾は、モダン住宅の持つスタイリッシュな印象が損なわれる可能性があります。装飾は控えめに、全体のバランスを意識することが大切です


ポップな色を使う「ミッドセンチュリーモダン」

高級住宅のリビング 夕景

ミッドセンチュリーモダンとは、1940年代から1960年代にアメリカで生まれたスタイルです。
ミッドセンチュリーなモダン住宅とする場合は、シンプルなデザインをベースに、曲線的なフォルムや鮮やかな色づかい、個性的な家具が空間に遊び心を加えます。シンプルモダンのような直線的でミニマルな印象とは異なり、レトロな要素と近未来感を併せ持つのが特徴です。
ここでは、ミッドセンチュリーモダンの家ならではの魅力をご紹介します。

プラスチックやアルミニウムなどの素材を用いる
ミッドセンチュリーモダンでは、プラスチックやアルミニウムなどの新素材を積極的に採り入れることが特徴です。これらの素材は自由な形状に加工しやすく、丸みを帯びたフォルムや大胆な曲線を取り入れた、ユニークなデザインを実現できます。イサム・ノグチやエーロ・サーリネンなど、当時を代表するデザイナーの家具を配することで、空間に一貫した世界観が生まれます。
明るくポップな色を使う
明るくポップな色との相性が良いのも、ミッドセンチュリーモダンの特徴です。白やグレーなどを基調にしつつ、ビビッドなカラーの照明器具や造作家具、アクセントウォールなどを採り入れると空間にリズムと個性が生まれます。大胆な色使いを楽しめるスタイルですが、配色バランスには注意が必要です。使いすぎると空間が雑然として見えるため、あくまで「アクセント」を意識して、全体のトーンを整えることが大切です。


日本的な要素を採り入れた「和モダン」

高級住宅の外観デザイン

和モダンとは、日本の伝統的な建築要素と現代的なデザインを融合させたスタイルです。
屋根に切妻屋根や寄棟屋根といった和風の屋根形状を採り入れたり、木、珪藻土、和紙などの自然素材を使用し、和の落ち着きと洋の機能性を兼ね備えた住まいが魅力です。

和風の内装デザインを楽しめる
和モダンの家では、畳の小上がりスペースをリビングや寝室に設けたり、土間空間を採り入れたりと、和の要素を意識した設計を行います。また、船底天井や地窓など、美しい陰影や奥行きを生む演出も有効です。珪藻土や漆喰、障子や格子をアクセントとして取り入れることで、自然素材の温もりと和の美しさを引き立てる内装に仕上がります。
モダンな住まいは、和の要素が空間の中で浮いてしまわないよう注意が必要です。反対に和の要素を入れすぎるとスタイリッシュな雰囲気が薄れ、純和風住宅のような印象になってしまうこともあります。和モダンを美しく仕上げるには、モダンをベースに、和の趣をさりげなく添える意識が大切です。
夏でも過ごしやすい
和モダンな家に使われる自然素材には、高温多湿な日本の気候に適した機能性もあります。
木材や珪藻土、漆喰などは優れた調湿性を持っており、室内の湿気を吸収・放出してくれるため、夏でもさらりとした快適な空間を保ちやすくなります。ケミカルな素材ではなく、自然の力を活かした快適な暮らしを実現したい方にもおすすめです。


モダンな家を設計するときの5つのポイント

モダンな家を実現するには、色や形状、空間同士のつながりなど、いくつかの重要なポイントを意識することが大切です。ここからは、モダンな家を設計する際に押さえておきたい5つのポイントを解説します。

1. モノトーンカラーをベースにする

モダンでスタイリッシュな空間は、白・黒・グレーなどの落ち着いたモノトーンカラーをベースにするのが基本です。壁や天井などの広い面積にモノトーン以外の配色を使うと、モダンな印象が薄れてしまうことがあります。ベースはモノトーンとし、シックで落ち着いた雰囲気を意識することが大切です。
家具も同様に、モノトーンを基調とすることで空間全体に統一感が生まれます。ミッドセンチュリーモダンのように差し色を使う場合でも、ポイントを絞って取り入れるのがおすすめです。

2. 凹凸を少なくする

シンプルで直線的な形状を意識することも、モダンな家をつくるうえで重要なポイントです。敷地の形状や条件にもよりますが、箱型はスタイリッシュでシャープな印象の外観だけでなく、内観においても凹凸や複雑な形状を避けられ、すっきりとした空間づくりが可能です。部屋の配置や屋根の形状、軒の出方などを工夫することで、よりスタイリッシュな設計が可能になります。また、シンプルな形状はメンテナンス性にも長けているため、掃除や修繕が行いやすいという利点もあります

3. 空間の広がりを意識する

開放感のある空間はモダン住宅に欠かせない要素です。広がりを感じさせる設計により、スペース以上の開放的で明るい空間を目指すのが理想です。
開放的な空間を実現するには、視線の抜けや外部とのつながりを意識した設計がポイントです。
間仕切りは極力減らし、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を一体的にまとめることで、空間の広がりを感じやすくなります。さらに、開口部やテラスを設けて屋外とつながるようにすると、室内外がひとつの空間として感じられ、より開放感が生まれます。

4. 造作家具により空間の雰囲気を統一する

造作家具(オーダーメイド家具)は、建物の設計に合わせてつくられるオリジナルの家具で、壁や床に直接固定することで空間との一体感を生み出せるのが特徴です。
設計段階から家具をプランに組み込むことで、シンプルモダンや和モダンといった住宅のコンセプトに沿ったインテリアが実現できます。既製品の家具とは異なり、色やサイズ、素材を自由に選べるため、デザインと機能の両面で理想の空間づくりが可能です。また、地震時の転倒リスクが少ないという安全面のメリットもあります。見た目の美しさだけでなく、使い勝手にも優れた造作家具は、モダンな家づくりにおいて非常に有効な選択肢です。

5. 建物と外構のイメージを統一する

外構とは、塀や門扉、庭、アプローチなど、建物の外側にある空間全体を指します。単に家の外観を引き立てるだけでなく、プライバシーの確保や防犯性・安全性の向上など、暮らしの快適性にも深く関わる重要な要素です。
モダンな家をトータルで美しく見せるには、建物だけでなく外構のイメージも統一して計画しましょう。モダンな住宅にふさわしい外構デザインを取り入れることで、統一感のある美しい住まいが完成します。建物のデザインコンセプトと調和した素材選びや植栽の配置など、細部までこだわってプランニングすることがポイントです。


モダンスタイルを決定づける内装・外装の「素材」の選び方

モダンな家づくりにおいて、印象を最も大きく左右するのが“素材”の選択です。外観は家の第一印象を決める重要な要素。モダンな家の印象を左右する外壁材のコンクリートやタイルはモダンスタイルとの相性が抜群です。コンクリートは無駄のない造形とシャープな陰影が魅力で、都会的で洗練された印象を演出します。一方、タイルは耐久性が高く、質感の豊かさや色のバリエーションによって表情を柔らかくも硬質にも仕上げられるため、住宅の個性を際立たせる素材として人気があります。
モダンな家にありがちな“冷たさ”を避けるには、内装材(床材、壁材)の質感で高級感と温もりを両立させます。天然木のフローリングや優しい質感の石材、マットなテクスチャーの塗装壁を組み合わせるのが効果的です。直線的でミニマルなデザインに、木の温もりや石の重厚感が加わることで、高級感と心地よさのバランスが保たれます。
さらに、モダンスタイルと一口に言っても、シンプルモダンや和モダンなど、その世界観は多様です。スタイル別に素材を使い分け、シンプルモダンでは白やグレーを基調に、ガラスや金属をアクセントにすると軽やかで洗練された印象に。和モダンでは木や土、和紙など自然素材を取り入れ、柔らかい光と影が感じられる落ち着いた空間をつくれます。
外装、内装、そしてスタイル別の素材選び。これらを丁寧に組み合わせることで、「モダン 家」はただの“シンプルな家”ではなく、個性と上質さを兼ね備えた洗練された住まいへと仕上がります。



モダンな家で最大限の開放感を実現する間取り設計の工夫

モダンな家の魅力を語るうえで、“開放感”は欠かせないテーマです。その中でも、空間の広がりを大きく左右するのが、吹き抜けや高天井の設計テクニックです。
例えば、下記などが挙げられます。

●リビング中央に縦へ抜ける吹き抜けを配置する
●ダイニング部分のみ天井高を上げて、空間の役割にメリハリをつける
●ハイサイドライト(高窓)と吹き抜けを組み合わせ、上から光を取り込む
●折り上げ天井で間接照明を仕込み、天井の“高さ以上の奥行き”を演出する

天井の構成を工夫するだけでも空間の印象は大きく変わります。垂直方向に余白をつくることで、モダン住宅特有の伸びやかさが生まれ、実際以上の広さを体感できます。
開放感を作りながらも気を付けたいのが、プライバシーと採光・通風の両立です。視線の届きにくい位置に窓を配置したり、細長いスリット窓で光を取り入れたりすることで、外部からの視線を避けながら室内を明るく保てます。風の通り道を意識して対角線上に窓を設ければ、自然な通風も確保でき、機械に頼りすぎない快適な環境が整います。
モダンな家ではリビングと外部空間を一体化させるデザインが人気です。大開口サッシでテラスや中庭と室内をシームレスにつなぐと、居住空間が外へ広がり、視覚的な伸びやかさが格段に向上します。床材や天井材を外部まで連続させると、内外の境界が曖昧になり、リゾートのような開放感をもたらすことも可能です。



失敗しない!モダンな家づくりで後悔を避けるためのチェックリスト

モダンな家はデザイン性が高い反面、見た目を優先しすぎると暮らしにくさが残ることがあります。後悔のない住まいを実現するために、まず押さえておきたいのが 動線設計のチェックポイント です。

●玄関→収納(SIC)→キッチンへスムーズに行ける買い物動線
●洗濯する・干す・しまうの工程が短縮できる家事動線
●来客動線と家族の生活動線が交差しない配置
●キッチン・ダイニング・パントリーの距離が適切か
●朝の混雑を避ける洗面・浴室まわりの動線

これらが整うだけで、日々のストレスが驚くほど軽減され、モダンな家の快適性が一段と高まります。
次に重要なのが、素材選びを長期目線で行うこと。モダンデザインは直線的でシャープな意匠を持つため、素材の劣化が目立ちやすい傾向があります。外壁タイルや高耐候塗装、硬質フローリングなど、メンテナンス性の高い素材を最初に選んでおくと、経年変化も美しく保てます。シンプルなデザインだからこそ、“素材の質”が家全体の印象を左右します。
また、見落としやすいのが、デザイン優先の収納不足です。モダンな家は見せない収納が基本ですが、造作を減らしすぎると生活感が表に出てしまいます。パントリーやリネン庫、玄関収納など「物の行き先」を最初に設計に組み込むことで、すっきりとした空間を維持できます。
動線、素材、収納。この3つを丁寧に見直すことが、“デザインだけで終わらない、住み心地の良いモダンな家”を実現するための最良のチェックリストとなります。



洗練された外観を完成させる外構・エクステリアの設計術

モダンな家の完成度は、建物そのものだけでは決まりません。外構・エクステリアをどう整えるかによって、住まい全体の印象は大きく変わります。特に、アプローチや門扉のデザインを建物と調和させることが、洗練された外観をつくる第一歩です。直線を活かしたシンプルな門扉やフレーム構造のエントランスは、モダン住宅の持つシャープな造形と相性が良く、余計な装飾を削ぎ落とすほど上質さが際立ちます。植栽を最小限に整えるだけでも、外観の引き締まり方が大きく変わります。
外観の完成度をさらに高めるのが、夜間の美しさを前提にした照明計画です。昼間は建物が主役でも、夜になると光が“デザイン”そのものになります。アプローチに足元を照らすローポールライト、外壁を柔らかく照らすウォールライト、植栽の影を美しく落とすアップライト──配置のバランスを整えるだけで、家全体がドラマティックに浮かび上がります。光量を抑えた間接的な照明は、モダンな家の静かな高級感を引き出すポイントです。
また、忘れてはならないのが、外構デザインが資産価値に与える影響です。外構は住まいの第一印象を左右する重要な要素。外構が整っている家にはドラマ性があり、建物のデザイン性を引き立てるだけでなく、将来的な評価額にもプラスに働く傾向があります。



モダンな家をさらに快適にする最新の設備・機能の選び方

モダンな家をさらに洗練された住まいへと仕上げるには、デザイン性と快適性の両方を支える“設備の選び方”が欠かせません。まず注目したいのが、デザインを損なわないスマートホーム技術です。壁面に余計な機器が露出しないビルトイン型のスイッチや、スマートフォンで照明・空調・防犯を一括管理できるシステムは、モダン住宅のミニマルな美しさを保ちながら高い利便性を実現します。キッチンや浴室の設備にも最新機能を組み込めば、日々の暮らしが一段とスムーズになります。
さらに、大開口や吹き抜けを採用することの多いモダン住宅では、大空間を快適に保つための断熱性・気密性の確保が快適性の鍵を握ります。高性能な断熱材やトリプルガラス、断熱フレームのサッシを選ぶことで、夏の暑さ・冬の寒さを抑え、広い空間でも温度差を感じさせない住まいになります。デザインと快適性の両立こそ、現代のモダン住宅に求められる性能です。
また、安全で安心できる暮らしを叶えるためには、ライフスタイルに合わせたセキュリティ対策も重要です。具体的には、

●スマートロックで鍵の管理を柔軟に行う
●外構カメラ・ドアホンをスマホで遠隔チェック
●窓センサー・人感センサーを要所に設置
●死角を減らす外構計画(植栽の配置・照明計画)
●留守が多い家庭のための警備会社連携

など、家族構成や生活リズムに合わせて必要なレベルを選ぶことが大切です。
スマート設備、断熱性能、セキュリティ。
これらをバランスよく取り入れることで見た目だけでなく、日常の心地よさも兼ね備えた理想の住まいへと進化します。



アーネストアーキテクツが手掛けたモダンの事例

建築設計事務所のアーネストアーキテクツでは、モダンな家のデザインや設計を数多く手掛けています。ここからは、具体的な事例をご紹介します。

水平に広がる平屋

高級住宅の平屋外観
高級住宅の平屋|天井木目のリビング

水平ラインを際立たせた、リラックス感のあるモダン住宅
庭を囲うように薄く伸びる庇と、グレーの大判タイル壁で水平方向の広がりを演出。木目天井はリビングから外部へと連続し、5枚建ての大開口サッシを全開放すれば約7mのワイドスパンでテラスと一体に。内装は柔らかい色調の木目や左官壁、乱形石のアクセントウォールを採用し、リゾートの要素を融合した開放感とくつろぎに包まれた住まいです。

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都心に建つ居城

Privacy architecture house design│高級住宅コートハウス外観
Terrace design│高級住宅コートハウスのテラス・バルコニー

周囲を高層建物に囲まれた敷地に建つ、セキュリティ性とプライバシーを重視したモダン住宅
直線的なラインの外観は重厚感のある天然石で街並みに調和させ、採光はトップライトやパティオを活用。地下1階地上6階建てで、滝のように水が流れる和の演出を取り入れた地下空間や、開放的なLDKとパティオ、眺望を楽しむ上階のジム・スパ空間など、垂直方向に豊かさが展開する都市型住宅です。

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さまざまな事例を参考にしてモダンな家を建てよう!

本記事では、モダンな家の種類や特徴、設計時に押えておきたいポイントなどをご紹介しました。モダン住宅には、シンプルモダンやナチュラルモダン、和モダンなど、さまざまな種類があり、それぞれ異なる魅力を持っています。自分やご家族の好み・ライフスタイルに合ったデザインを選ぶことが、満足度の高い住まいづくりにつながります
設計においては、モノトーンを基調にした色使いや、直線的なフォルムを意識すると、スタイリッシュな印象のモダンな家に仕上がります。デザイン事例を参考にしながら、空間全体のバランスを考えることが大切です。
 
建築設計事務所・アーネストアーキテクツではモダンな家を多数手掛けており、豊富な実例をギャラリーページで掲載しています。カタログ請求はもちろん、モダンな家を建てたいとお考えの方はお気軽にお問い合わせください

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