2022.8.31

こだわり

金子仁美

AVANTO

サウナとは?ととのうとは?

前回のブログでは、私がサウナにハマった経緯をお話しさせていただきました。人生を変えてしまうほど心にも体にもポジティブな影響を与えるサウナ。今回はそのサウナについて更に詳しくお話しします。

「サウナ」とは?

サウナというと、一般的にはカラカラに乾燥した高温低湿のドライサウナを思い浮かべる方は多いでしょう。しかし世界的に言うとそれはそうポピュラーではありません。サウナには実に様々なタイプがあり、より自分の好み、体調に合ったスタイルで楽しむことが出来るものなのです。大まかに言うと、サウナの種類は温度と湿度から分類されます。




①ドライサウナ

温度85℃~100℃、湿度10~20%、高温低湿のサウナ。高温という極限状態での発汗や、その後の水風呂との温度ギャップによる温冷交代浴効果、また格別なリフレッシュ感を得ることができるため、特に男性に人気が高い。乾燥や熱による肌や心臓への負担はやや大きい。




②フィンランド式サウナ

温度70℃~85℃、湿度30%程度。ドライサウナより低温だが、ロウリュ(サウナストーンに水を掛けることで蒸気を発生させること)により、体感温度が上がり発汗を促すもの。北欧では、ほぼこのスタイル。弊社取扱のスウェーデンのサウナメーカーtyloheloのサウナヒーターも、もちろんこのロウリュが可能です。最近は、特にご自宅でサウナを楽しむ方が増えています。このimpressionシリーズは、その手軽さからとても人気の高い商品です。

蒸気たっぷりのロウリュはサウナの醍醐味。
ロウリュができるimpressionシリーズは200Vの電源さえあれば置くだけの簡単設置。



③遠赤外線サウナ

温度65℃~70℃。遠赤外線という身体に直接届く電磁波により、低温ながらも効率よく身体の芯部まで温める方法。アメリカではこのタイプが主流であり、美容&健康オタクのグウィネス・パルトローも毎日欠かさず遠赤外線サウナに入っているそうです。

アメリカセレブに人気の遠赤外線サウナ。(この商品は日本では取扱していません)



④ソフトサウナ

温度45℃~65℃、湿度30~65%。ドライサウナとスチームサウナを組み合わせた中温中湿のマイルドなサウナ。穏やかな熱でゆったり過ごしたい方にお勧め。お子様と一緒に入る方も多いそうです。

ドライとスチーム双方の機能を持つTyloheloのコンビヒーター。



⑤スチームサウナ

温度40℃~45℃、湿度100%。水を沸騰させて発生する蒸気をサウナルーム内に充満させるスタイル(ヨーロッパではHAMMAMともいう)。低温ながらも、100%の湿度で体感温度が高くなり(水は空気よりも熱伝導率が高いため)、体の芯部までしっかり温まる美容効果の高いサウナ。

TyloheloのスチームルームELYSSE。お風呂代わりに毎日入るのがお勧め。
別荘など人が集まる場所に相応しい華やかなスチームルームPANACEA。



⑥ミストサウナ

約40℃の室温で、霧状の温水を浴びる入浴方法。スチームサウナとミストサウナを混同するケースが多いのですが、原理は全く異なります。よくマンションのユニットバスに装備されているのはこのタイプです。

個人的には、やはり②のフィンランド式サウナが最も好きです。(スチームサウナも甲乙付け難いですが・・・)ほの暗いフィンランド式サウナでロウリュをすると、室内には熱い石に水を掛けた時のジューっという音が静かに響き、それと同時に熱く柔らかな蒸気に体全体がふわっと包み込まれる瞬間、それはまさに至福!身体の中の悪いものや、ストレスなどすべてが浄化される、深い精神性さえ感じるような・・・。サウナは本当に奥が深いのです。

弊社が扱っているtyloheloのサウナヒーターは、すべてこのロウリュが可能なタイプ。ご自宅にいながら、本場北欧のサウナを日常的にお楽しみいただけます。

まだ日本はサウナにおいては発展途上にあり、質の良いサウナに巡り合えることはなかなか難しいのが現状。それでも少しずつではありますが、優秀なサウナ施設も増えてきています。みなさんも、色々なタイプのサウナを試して、自分のお気に入りのスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか?

セミカスタマイズできるドライサウナHARMONYシリーズ。
サウナ用アクセサリーも北欧デザイン。



「ととのう」とは?

サウナの入り方は、「温冷交代浴」が基本。フィンランドは湖が多い国なので、サウナで温まった後はそのまま湖に飛び込み、体をクールダウン、そして仲間と語らいながら過ごす、といった自然と一体化してサウナを楽しむ文化があります。

フィンランドでは、サマーコテージでサウナを楽しみながら夏を過ごします。
冬はサウナの後、凍った湖に飛び込みクールダウンすることも。(これをAVANTOと言います)

一方、日本には「水風呂」というものがあり、サウナ→水風呂→休憩、というプロセスが一般的。すなわち水風呂は、湖の代わりです。この一連のサウナによる温冷交代浴を行った時、身体と心にある変化が現れます。頭はスッキリしているのに、リラックス。究極の多幸感とふわっとしたような浮遊感を感じ、身体が軽くなりリセットされた感じが続くのです。それは、一言で言うと「心身ともにコンディションが整う感覚」。この状態が「ととのう」ということ。

この「ととのう」という状態は、人により表現は様々ですが、私は、この「ととのう」ことで、考え事ばかりで疲れ切った脳疲労が取れ、イライラしていた感情がスーっと安定し、頭の中が一旦きれいに整理される、いわゆる完全にリセットされた状態になります。
私たちは、日ごろ様々なストレスに晒されています。こうして上手く「リセットする」ことで、心身のパフォーマンスが上がり、ポジティブで健全な毎日を送ることが出来る、サウナはその最善かつ最短の手段、と言えるのではないでしょうか。

次回は、更に驚くべきサウナのベネフィットについてご紹介します。

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