第一回│サウナ入門
2022.8.31
こだわり
金子仁美
AVANTO
サウナ入門
はじめまして。スウェーデンの家庭用サウナメーカーtylohelo(ティーロヒーロ)の販売と、サウナとウェルネスというライフスタイルを提案する企業、株式会社AVANTO 代表取締役の金子仁美と申します。アーネスト様との有り難いご縁で、今週から4回にわたってブログを連載させていただくこととなりました。どうぞ宜しくお願い致します。
「サウナ」って苦しいもの?
「サウナ」と聞くと、みなさん何をイメージしますか?
熱い、息苦しい、ヒリヒリする、オジサマたちのストレス発散の場、何か気持ちいいのかわからない・・・と思われる方がほとんどかもしれません。
実は、今こうしてサウナを生業としているこの私ですらも、ほんの数年前まではそう思っていました。よく温泉旅館などにおまけのようにドライサウナが付いていますが、何故わざわざ温泉に来てサウナに入るのか、全く意味がわからない。サウナは拷問の一種なのでは??と真剣に思っていました。
もちろん試しに何度か入ってみようと試みたこともありましたが、サウナルームの入り口から3歩入った時点で「苦しい・・・もう無理・・・」とリタイヤしてしまうほど苦手意識がありました。
そんな私が、なぜこれ程までサウナの魅力にはまったか。
それは、共同設立者でもあり友人でもある竹下が、私の自宅に勝手に送りつけてきた一冊の本、その名も「サ道」を読んだのがきっかけでした。
「サ道」とはタナカカツキさんの漫画。サウナで「ととのう」という言葉を世に知らしめ、ここ最近のサウナブームの火付け役ともなった本です。その本には、ドライサウナの入り方(サウナ→水風呂→休憩)という一連の流れや、水風呂の意義など(水風呂がメインで、サウナはオマケである)がシンプルにわかりやすく描かれています。
読んでいるうちに無性に試してみたくなり、早速、本に書いてある通りにチャレンジしてみることに。
チャレンジ1回目。
新宿区某大型温浴施設のサウナにて。
サウナの暑さは、やはり息苦しく感じました。無謀にも”アウフグース”(*注1)というサウナイベントに参加してしまい、途中退出することができず、図らずして目標の10分はクリア。しかしながら水風呂は冷たくて腰までしか入れず、震えながら我慢。まだこの時点ではサウナの気持ちよさはわかりません。
*注1 アウフグース・・・熱したサウナストーンに水を掛けると蒸気が発生します。熱波師と呼ばれるスタッフがタオルを振り回し、参加者にその熱い蒸気をまんべんなく届ける、日本とドイツのみに存在する独特のサウナイベント。
チャレンジ2回目。
錦糸町男性専用某カプセルホテルのサウナにて。
と書くと語弊がありますが、この錦糸町某店は、サウナ業界では名店と言われており、たまたまタイミング良く女性開放デーがあったので、参加してみました。今振り返ると、2度目にしてよくもこんなにディープなところに行ったものだと思います。
軽い気持ちで参加したのですが、私はなんと、約100名の中から抽選で5名しか選ばれない”ウィスキング”(*注2)に当選してしまったのです。約30分間、熱いサウナ室の中に水着で横たわり、厳ついウィスキングマスターの男性に、白樺で身体を叩かれるという、不思議な儀式のような、稀有な体験。
そしてこれまた図らずも、長時間熱いサウナルームの中から逃れられないという状況下で、一気にサウナの神髄を体に叩き込まれたと言いますか・・・
その日、私は、サウナの後の水風呂の気持ちよさも、「ととのう」という感覚も、完璧にマスターしました。やはり素質があったのでしょうか(笑)
(「ととのう」ということは何か、次回ブログでお伝えします)
*注2 ウィスキング・・・熱いサウナ室の中で、白樺の葉を束ねたヴィヒタと呼ばれるものに水分を含ませ、八の字に振り回すと全身が蒸気にふわっと包まれる。その後ヴィヒタで身体を叩いたりマッサージしたり押し付けたり。ロシアやリトアニアでポピュラーなリラクゼーション方法。白樺の葉に含まれる殺菌効果、香りによるリラックス効果、血行促進効果があると言われている。
それ以来、津々浦々のサウナ施設を行脚、日々研究しております。サウナの気持ちよさはもちろんのこと、メンタルにも身体にもこの上ないリラクゼーションと回復機能が肌で感じられ、もはや私はサウナが無いと生きていけませんし、いつもサウナに助けられています。
サウナは最高のウェルネスツールであり、この良さをより多くの人に知っていただきたい。
私共は常に、この想いを胸に活動しております。
サウナ未体験の方、特に女性のみなさん!サウナに入ってみたけれど苦しかったからと言って、1回目で諦めてはいけません。
それを乗り越えると素晴らしい世界が待っていますから。
次回は、そんな素晴らしいサウナの種類、その驚くべきベネフィットについてご紹介します。
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