2014.10.12

インテリア

中村正治

GERVASONI JAPAN

「工場見学」

Gervasoniのオフィス、及び工場はイタリア北東部パヴィア・ディ・ウディネにあります。ミラノから東に車で4時間程度、ヴェネツィアからですと、北に2時間程度の場所になります。パオラ・ナヴォーネとの取り組みを始めてから、右肩上がりで業績を伸ばし、2004年には工場の面積を拡大、現在では約30,000㎡もの敷地を所有しております。総社員数は80名に及びます。

工場外観
併設のショールーム

ショールームも併設しており、定番の商品から、新作まで、一同にご覧いただけます。また、研修スペースなどもあり、各国から来たゲストにプレゼンテーションを行います。Gervasoniは様々な天然素材を多用しているため、機械での加工は難しく、ほとんどの工程を熟練の手によって支えられています。

テーブル(Gray 33)は木天板に細かな彫り込みがあり、そのひとつひとつを手作業で行います。

元々Viminiという地元のラタンのような素材を編んだ製品を作っていたルーツがある為、今でも編んだ製品が多いのも特徴の一つです。
ただ、ラタン等は現在では原材料が東南アジアにシフトしているため、ある程度のところまで現地で作成し、最終的にイタリアで仕上げます。

SweetシリーズのPVCコード。注文が入り次第、職人によって1点1点編み込みます。
東南アジアから届いたソファフレームを検品、梱包作業中。

Gervasoniにはこの本社工場以外にも周辺に椅子工場も持っております。
2009年よりGervasoniグループとなったIFA。高品質の木工椅子の工場。

Gray03ソファのフレーム

IFAはもともと有名メーカーのOEMやコントラクト用の特注チェアをメインで製造していた会社です。今でも多くのサンプルが保管してあります。Gervasoniの椅子もここで作られているものが多くあります

ちょうど私が訪問した際、客船向けのオーダー家具の生産がピークを迎えていたようで、大忙しでした。

2回にわたり、ブランドについてのお話させていただきましたが、
次回、最終回ではなぜGervasoniが世界中で支持されるのか、ご紹介させていただきます。


GERVASONIホームページ