第二回│Gervasoniとは
2014.10.5
インテリア
中村正治
GERVASONI JAPAN
「Gervasoniとは」
前身企業であるSocieta Furiulana Industria Viminiとして1882年Gervasoni社は創立されました。元々はViminiという地元の素材を編込んでバスケットや小物を作るメーカーとしてローカールマーケットを相手にスタートした会社です。1925年に現オーナーの祖父がこの会社を譲り受け、家具製作を強化する為、新しい素材を加え、新たに労働者の雇用や素材を曲げる機械等を購入しました。そして当初北イタリアからビジネスを始め、その後イタリア全土へとマーケットを拡げて行きました。
現在はジェルバゾーニ家の第3世代であるGiovanniとMichele兄弟が継承しています。経営をGiovanniが、セールスをMicheleがそれぞれマネジメントしています。
Salone Internazionale del Mobileには、第1回目より毎年出展している数少ないブランド。現在は世界50カ国以上に輸出しておりイタリア国外での売上が総売上の65%を占めています。
現在のGervasoniを語るうえで欠くことのできない人物は、アートディレクターのPaola Navone。1996年コラボレーションを開始し、GERVASONIは業界に於いて大きく飛躍しました。彼女の絶え間ない新素材への追及、そして天然素材や人工製品等の異素材の組合せがGERVASONIコレクションの魅力の一つです。新たな素材の組合せは、縫製や編込みにおける卓越した技術とその豊富な経験により実現しています。
次回Vol.3では、イタリア udineにある工場の様子をご紹介させていただきたく思います。