ミラノサローネ報告会 2017 Part 2
先週に引き続き、今週もミラノサローネの報告会の模様をお伝え致します。
先週はトレンドの傾向を各ブランドと共にお伝え致しましたが、今週は2017年のミラノサローネで注目を集めた展示のブランドをピックアップしてお伝え致します。
Paola Lenti /パオラ レンティ
グラフィック・デザイナーだったパオラ・レンティが1994年に設立したインテリアメーカー。自然に映える鮮やかなカラーリングと美しいデザインもさることながら、自ら開発した新素材による圧倒的な耐久性を叶え、屋外と屋内の垣根を越えての人気を集めています。
昨年まで新作発表の場として使用していた修道院を離れ、ミラノ南部の工場跡地で展示を行ったパオラ・レンティ。無機質な空間にダイナミックな植栽がディスプレイされ、ジャングルのよう。ここまで作り込んだ世界を実際に体験したいですね。今年は美しいモザイクタイルを使用した作品が目を惹き、ラグの展示にも力が入っていたそうです。日本では、アルフレックス・ジャパンでお取り扱いがございます。



出典:http://www.paolalenti.it/en/
LOUIS VUITTON /ルイ・ヴィトン
世界をリードするファッションブランドのルイ・ヴィトン。ミラノサローネでは2012年からスタートした「オブジェ・ノマド コレクション」は、旅にインスパイアされた作品を作り出すプロジェクトで、世界中の著名なデザイナーが作品を発表しています。
今回は、新たに吉岡徳仁とIndia Mahdaviの2人のデザイナーが加わりコレクションを拡大。吉岡徳仁が手掛けたブロッサム・スツール(Blossom Stool)。ルイヴィトンの花びらのモノグラムは、スツールのデザインにインスピレーションを与え、4枚の花びらがだんだん開くようにデザインされています。


Blossom Stool / 吉岡徳仁
ルイ・ヴイトンならではの緻密なクラフツマンシップが光る折りたたみローテーブル「Talisman Table」。

Talisman Table / India Mahdavi
出典:http://www.fashion-headline.com/
HERMES / エルメス
今年のエルメスのホームコレクションは真っ白な煉瓦の壁とテラコッタタイルの床が印象的なブース。ラタンとメープル材を用いたサービスワゴンや、グラフィカルな模様を配した磁器コレクション等、素材の持ち味を活かしたオブジェが見事に会場に溶け込み、エルメスならではの雰囲気で、テラコッタタイルの床がエルメスオレンジを彷彿させます。


Cassina / カッシーナ
設立90周年を迎えるカッシーナ(CASSINA)は、過去~現代~未来のインテリア展示。
会場は、ミラノの新名所にもなっているジャンジャコモ・フェルトリ ネッリ財団本部ビル。その最上階には図書館になっていてソフト・プロップスソファが期間中さまざまな形にレイアウトを変えて展示がされていたとのこと。
ミラノの地下鉄の手すりからインスピレーションを受けたデザイナーのKonstantin Grcicは「快適性を損なうことなく、空間的でより抽象的な家具を作りたいと思っていました」と語ります。


Soft Props / Konstantin Grcic
2週に渡りお伝えした「ミラノサローネ報告会」はいかがでしたでしょうか。気になる家具はございましたか?
ミラノサローネで発表された家具が日本にやってくるのは通年秋ごろ。試験的なプロダクトのルイ・ヴィトン以外はアーネストスクエアでお取り扱いがございます!今しばらくお待ちください。
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