アーネストコラム洒洒落落の最近のブログ記事

誂える喜び


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サヴィル ロウの街角


ロンドンの中心地、リージェントストリートから一本入ったところにあるSavile Row(サヴィル ロウ)という通りには高級服の仕立て屋さんが建ち並びます。「背広」の語源が「サヴィル ロウ」ではないかという説は有名な話です。ひょっとしたらこのコラムを読んでくださっている皆さまの中にも、ロンドンまでスーツを誂えに通われる方もいらっしゃるかもしれませんね。 
女性もお洋服、ジュエリー、靴やバッグなどを、ご自分のお好みで誂えられる方も多いと思います。私も婚約指輪、結婚指輪を自分でデザインし、宝石以外のあれやこれやもオリジナルを作っていただいては、自分のお気に入りを長年愛用しています。勿論、『選ぶ楽しみ』の誘惑とも日々格闘し通しですが(笑)。今回は、そんな『誂える喜び』についてお話しさせていただきます。


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鋲とパイピングのサンプル
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誂えることのよさとはなんでしょう?


・自分の好きな素材や色で作ることができる。
・ぴったりと自分のサイズに合ったものを作ることができる。
・自分に必要な機能が組み込める。
・世界に一つのオリジナリティという付加価値。


といったところでしょうか。実はこれら、インテリアに関して同じことが望めるのです。


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スチールの塗装サンプル(トム フォルクナー)


例えば、弊社で取り扱っております家具4ブランドの商品は、どれも標準仕様がありません。
アームチェアを一脚注文するとしたら、まずモデルを決め、脚やフレームの木部の色と張地を決め、鋲にするのかパイピングにするのか、またその色はどうするのか、座面の高さは丁度よいか...どれもお客様に一つひとつ選んでいただき誂えます。


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見た目の観点からお話しすると、フレームと張地の色柄の組み合わせ次第で、可愛らしくもシックにも全く違う姿に仕上げることが可能です。上の三つのチェア、同じモデルの仕様が異なるものです。ね、随分と雰囲気が違いますでしょ?


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シンプルなグレーのウール地張りのチェア


椅子の張地を選ぶのは、服地を選ぶのと似ているように思います。服地と言えば、ファッション界において高級カシミアとして名高いロロピアーナのウールやリネン、カシミアといった素材のインテリアファブリックがあるのをご存知でしょうか。カーテンは勿論のこと、椅子の張り地やラグ、ひざ掛けなどその用途は様々です。実際に弊社サロンにございますモワソニエのチェアのうち一脚は、ロロピアーナのウール地で張り込んでいます。今年の冬はコートの代わりに心地よい贅沢な張地のチェアを...というのも素敵ですね。


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左/鋲仕上げ、右/ダブルパイピング仕上げ


鋲やパイピングを選ぶのは、洋服に合わせるアクセサリーやバッグの金具を選ぶのに似ています。フレームの色は他の家具の色味や床材との兼ね合いで決めることが多いかと思います。椅子のフレームと張地の境目にパイピングを入れる? 鋲を打つ? 色は? 大きさは? こうしてお客様ご自身のオリジナルにとことんこだわった"お気に入り"を作ることが可能なのです。


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ちなみに、モワソニエのキャビネットは、お客様のご希望通りにペイントを施すことができます。上の写真は過去の制作例です。迫力満点のオリジナリティ。皆様ならどんなペイントになさいますか?


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カプリコーンダイニングテーブル(トム フォルクナー)


サイズというポイントからお話ししますと、私たちインテリアデザイナーは部屋の構造、動線や使い勝手などを考慮したうえで、ベストな家具のサイズを割り出します。その際、同じテーブルにS/M/L のサイズ展開があったとしても、どれも理想のサイズに当てはまらないということがあります。そんな時にサイズ変更が可能だと、使いやすく美しい空間が作れます。例えばトム フォルクナー社はサイズ調整がとてもフレキシブルで、天板のサイズは勿論のこと、上の写真の様な曲線のデザインの脚でも高さの変更が可能です。身体を委ねるテーブルや椅子は、体格にも大きく関わってきますので、高さもとても重要なポイントなのです。


また、機能的な視点からですと、コンソールテーブルの下段の棚をロボット掃除機が通る高さにして欲しい、というリクエストを承った事例もございます。
ご自身のライフスタイルや動線などを把握して「ここにこれがあったら便利だな」「ここがこんな風に使えたら快適かも」といった、住まい方のカスタマイズができるのも、誂えるからこその喜びですね。


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家具一つで、どれほどのクリエイティヴィティとオリジナリティをお楽しみいただけるのかをお伝えできましたら幸いです。
実はこちらの美しい手描きの壁紙も...このお話は次回、壁についてのお話で触れたいと思います。




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暖炉の秘密


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"暖炉とは威厳をもたらし、人の集まる家の中心である。特に我らのこのイギリスでは。"
弊社取り扱いブランドの一つ、英国最大手の暖炉メーカー『チェズニー』のロンドンショールームの壁に書かれている言葉です。


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ウィンザーにて家族で語らう時間


家族が集い、ぱちぱちと燃える炎と火の粉踊る暖炉のあるリビング、誰もが一度は憧れるのではないでしょうか。憧れはするものの、暖炉のない我が家ではその昔、夫がアマゾンUSから暖炉で薪の燃える映像が延々と流れるDVDを取り寄せ、寒い時期のホームパーティーの度にTV画面で薪を焚いていました(笑)。


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パリのとあるお宅にて


暖炉、fire placeというのは、外側内側全体を差して呼びます。弊社が取り扱いますのは「マントルピース」「ファイヤーサラウンディングス」と呼ばれる、壁の外につく大理石製の棚のような部分です。


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点線の部分が『マントルピース』と呼ばれる部分
(The Madisonモデル / Chesney's)


壁の中は煙突になっており、薪は煙突の真下で焚くので、マントルピースは炉の外側につく飾りの役割となります。暖炉自体が古来の暖房設備ですから、マントルピースもクラシックなデザインのものが多いのですが、最近では、現代のインテリアにもマッチするコンテンポラリーですっきりとしたデザインのものも様々に登場しています。


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(The Clandon Bolection frameモデル / Chesney's)


そんな憧れの暖炉ですが、実は現在、ロンドンもパリも市内では環境問題から暖炉で薪を燃やすことが禁止されています。ではどうするのか? 今まで薪をくべていた場所に、厳しい排煙規格をクリアした薪ストーブやガスストーブを設置するのです(もっとも都市部ではセントラルヒーティングが主暖房ですので、近年は暖炉というのは視覚的、補助的な暖房なのかもしれません)。そして最近は、日本でも人気のエタノール暖炉や、疑似炎の電気ストーブなども加わりました。


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暖炉内にストーブを設置した例
(The Devonshireモデル / Chesney's) 




さて、ここからは暖房設備としてではなく、インテリアにおけるいちエレメントとしての暖炉についても触れたいと思います。なぜ暖炉のある風景は格好良いのか? これから3枚の暖炉のある風景をお見せしますので、共通点を探してみてください。


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お気づきになりましたか? アートがあるから? 暖炉自体が格好良いから? それもそうなのですが、ここで重要なのは「シメトリー(左右対称)」というポイントです。西洋のインテリアのプロポーションはシメトリーであることがとても大切で、そこに留意すると空間がとても心地よく収まります。対して日本のインテリアのプロポーションはどうでしょう。和室を思い描いてみてください。床の間、床脇、書院など、アンシメトリー(左右非対称)が多く見られます。これはお花にも同じことが言えますね。


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シメトリーには安定感を与え、空間を落ち着かせる作用があります。因みに弊社のサロン ドゥ ファヴォリのインテリアも、シメトリーを強く意識してデザインしました。小さなスペースに様々な要素を盛り込んでいるにも拘らず、お客様から「とても落ち着く空間ですね」と、おっしゃっていただけるのはその為だと思います。
洋風のインテリアを格好良く決めたい、そう思われたらソファのクッションを左右対称に置いてみてください。チェストの両端にランプを2台置いてみてください。シメトリーは小さなことから始められるのです。


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オリエンタルミックスのシメトリーインテリア




さて、暖炉のお話に戻ります。"我が家にもこの冬までに暖炉を設置したい"と思ったら、いつ頃準備を始めればいいでしょうか。10月頃? いいえ、実は7~8月の真夏のご相談がベストタイミングなのです。新築でない限り、暖炉の設置には、床と壁の補強工事が必要となります。また、暖炉本体を取り寄せる納期もかかります。7~8月で補強工事やインテリア内装工事の計画とマントルピースのモデルの決定、9月上旬に発注、本国在庫品であれば11月中には設置工事が可能、という流れです。"我が家にも暖炉を"とお考えくださるお客様はお早めにご相談くださいませ。


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弊社サロンには、フレンチスタイルとコンテンポラリースタイルの2台のマントルピースを展示しており、そのうち1台は、エタノール暖炉のエコスマートファイヤーを組み合わせております。寒くなりましたら、火を灯してお客様をお迎えするつもりです。是非、暖炉の心地よさを体感しにお立ち寄りください。マシュマロをご用意してお待ち致しております。




Chesney's:
http://favori-intl.com/chesneys/




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『お気に入り』の魔法


はじめまして。今回から連載をさせていただきます、ファヴォリインターナショナル株式会社の石黒久美子です。


FAVORI(ファヴォリ)とは、フランス語で『お気に入り』という意味です。家が美しく、ひとつ一つに思い出やストーリーが詰まった "お気に入り" たちで満たされた場所でありますように・・・という夢と願いを込めております。 


そんな社名を持つ弊社は、インテリアデザインオフィス「アトリエ ファヴォリ」からスタートし、今年7月新たにイギリス・フランスのインテリアアイテムを取り扱う完全予約制サロン「サロン ドゥ ファヴォリ」をオープン致しました。今回は、私とインテリアの世界との出会いから「サロン ドゥ ファヴォリ」オープンへの経緯、インテリアと幸福感のお話をさせていただこうと思います。


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「サロン ドゥ ファヴォリ」店内




インテリアデザインとの出会いは、私がまだ専業主婦の頃でした。当時、夫の仕事の都合でシンガポールで生活しており、知り合った欧米人の友人たちの美しく設えた広大な家と、豊かなライフスタイルに大きな刺激を受けました。もともとインテリアに興味もあり、インテリアデザインを学んでみたいと考えるようになるのに時間は掛かりませんでした。そこで2005年、ロンドンのアートカレッジに通い、本帰国後には資格を取得。インテリアの仕事をしながら関連分野の様々な勉強を続けました。


2013年にはイギリスのインテリアデザインのディプロマを取得し、ハイエンドインテリアのプロ向けの見本市 『Decorex(デコレックス)』にも毎年欠かさず通うようになりました。また2015年には英国インテリアデザイン協会の正会員となり、世界で活躍する先輩インテリアデザイナーのレベルの高い仕事や、その取り組み方から大きな刺激と学びをいただき続けています。


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『デコレックス』2018会場風景




ところで皆さん、イギリスのインテリアと聞くと想像されるのが、飴色のオークやマホガニーの家具、焦げ茶色のレザーにボタン留めのソファなど重厚なイメージのものではないでしょうか。 私も大好きな伝統的なスタイルですが、そうばかりではないのです。 


私がデコレックスやインテリアのショールームが集まるロンドンのチェルシー地区で出会ったのは、伝統的な要素を含みつつ、コンテンポラリーですっきりとしたデザインでありながら、とてもエレガントで「洗練」という言葉のよく似合う家具や照明器具でした。


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トム フォルクナー イメージ写真


時を重ねて、「いつかきっと・・・」と恋心を抱いていたそれらの家具や暖炉を、一つ二つと自分のインテリアデザインのプロジェクトにお納めできるようになりました。私が恋した商品をお客様にも気に入っていただき、実際にお使いいただける喜びはひとしおです。


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昨年末竣工したお宅のリビングダイニング。お客様のご希望でロンドン・パリのショールームへご一緒し、手前のアクリルチェア以外の置き家具は、全て取り寄せました。


そうするうち、「世界には、こんなにも沢山の素敵なものがあるのだから、もっと多くの人に知っていただきたい、使っていただきたい」という思いが日に日に増し、輸入事業の展開を考えるようになりました。これが「サロン ドゥ ファヴォリ」をオープンするに至った経緯です。




さて、ここで少し、私が恋に落ち、作り手たちと通じ合い、実際に「サロン ドゥ ファヴォリ」で取り扱うこととなったブランドをいくつか紹介させてください。


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トム フォルクナー:金属と異素材を組み合わせたアーティスティックなMade in U.K. ファニチャー。エレガントかつ男性的、洗練された斬新なデザインはどんなスタイルにも調和します。



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キュリオーサ&キュリオーサ:British madeの手吹きガラスの照明ブランド。豊富なカラーバリエーションと個性的なシェイプが魅力。点灯してもしなくても美しい透明感と存在感です。



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モワソニエ:1885年創業。伝統とアヴァンギャルドを併せ持つフレンチブランド。大胆で革新的、ファンタジーに満ちたデザインは、まさにフレンチラグジュアリーの真骨頂。


見慣れないテイストのものばかりかもしれませんが、どれもクラフトマンシップを感じられるアーティスティックなデザインで、凛とした存在感を放ちます。これらは『Functional Art(機能を持ったアート)』とも表現できるのではと考えます。インテリアの主役として、またアクセントとしても使用することができ、人気のイタリアンモダンともとても相性がよいと思います。




ところで、日本は『住/インテリア』にかける消費が少ないのをご存知でしょうか。その分野の消費指数が英国の約1/3といわれています。『衣』と『食』 バッグ、時計、レストランでのディナーのお値段と日常的にインテリアに費やす金額を比べてみてください。ね、思い当たりますでしょう。


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私は、豊かなインテリアは生活の質全体を上げ、幸福度を上げると信じています。家がお気に入りで満たされれば、そこは世界中のどこよりも強力なパワースポットになると考えているからです。


次回からは、具体的な写真やヒントとともに、インテリアを通して毎日の暮らしをより豊かにする方法をお伝えいたします。




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「アーネストコラム洒洒落落」第53回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第53回の連載を開始いたします。


今回のゲストは、今年、南青山に完全予約制サロン" Salon de FAVORI "をオープンしたファヴォリインターナショナル株式会社。お話を伺うのは代表取締役の石黒 久美子さんです。


*** プロフィール ***


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石黒 久美子
KUMIKO ISHIGURO


インテリアデザイナー / 首都圏を中心に全国で個人住宅のインテリアデザインを手掛けるとともに、ヨーロッパのインテリアアイテムを取り扱うSalon de FAVORIを運営。


経歴
1974年生まれ 愛知県出身
2013年 Design School London Professional Development Course卒 PostGraduate Diploma (英国政府機関認定学位)取得。
2009年 フリーランスとしてインテリデザインオフィス Atelier FAVORI を設立。
2017年5月 ファヴォリインターナショナル株式会社として法人化。
2018年7月 英仏家具の輸入販売サロン Salon de FAVORI をオープン。


資格
BIID(英国インテリアデザイン協会)正会員
日本フリーランスインテリアコーディネーター協会正会員
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント / ライティングスペシャリスト 等




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Salon de FAVORI / Atelier FAVORI
Salon de FAVORIが取り扱うのは、アーティスティックでエレガントなイギリス・フランスのブランドたち。ビスポーク対応家具も多く、日本の住宅事情に寄り添いながらヨーロピアンスタイルを実現します。
インテリアデザイナーが"使う側"の視点で選び抜いたアイテムを、ゆったりとお選びいただける完全予約制サロンです。運営するのは、インテリアデザインオフィスAtelier FAVORIも手がけるファヴォリインターナショナル株式会社。Favori(フランス語で「お気に入り」という意味)の名前通り、みなさまの住まいをお気に入りで満たすことが私たちの願いです。




Salon de FAVORI
Web site:http://favori-intl.com
Facebook:https://www.facebook.com/favori.intl/


Atelier FAVORI
Web site:http://atelier-favori.com
Facebook:https://www.facebook.com/FAVORI.Kumiko/




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在宅透析


在宅透析とは文字通り医療機関ではなく、ご自宅で行う透析です。「針はどうやって刺すの!?」「医療機器は!?」と疑問を持たれる方も多いと思いますが、現代では在宅での透析が可能な時代となっています。
在宅透析には、腹膜透析(Peritoneal Dialysis:PD)と在宅血液透析(Home Hemodialysis:HHD)がございます。


PDはお腹に透析液を注入し、腹膜を介して体の中の老廃物を取り除く治療法です。PDを末期腎不全治療の第一選択とする PD ファーストを行った場合、血液透析(Hemodialysis:HD)と比べて残存腎機能が長く保たれ、尿が出なくなる時期を遅らせることができ、造血ホルモンの分泌等の生体機能をより長く維持できます。毎日連続して行うため、体液や血圧の変動が少なく、身体への負担が施設でのHDに比べて軽く、液を出し入れする際に痛みはありませんし、バッグ交換は外出先でも実施可能です。なんと言っても、PDは、腕の動脈と静脈をつなぐシャント等のバスキュラーアクセスや毎回針の痛みを伴う穿刺を必要としないことが大きな利点と言えます。


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お腹に埋め込んだカテーテルを利用して透析液を入れます。4~6時間後排液し、また新しい透析液を入れておきます。この工程を繰り返します。


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実際に当院患者さまがご自宅で使用されている自動腹膜透析(Automated Peritoneal Dialysis:APD)装置です。
約40cm四方の大きさです。


寝ている間に自動的に行う方法(Automated Peritoneal Dialysis:APD)と、日中に複数回に分けて行う方法(Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis:CAPD:持続携行式腹膜透析)があります。APDの場合、日中は比較的自由に過ごせますし、CAPDの場合でもライフスタイルに合わせてバッグ交換の時間を設定できます。排液はトイレに流すことができますし、バッグは市区町村のルールに合わせた処理をした上で一般家庭ごみとして捨てることが出来ます。


在宅透析は、自己管理が特に重要です。PD液の交換の手技を学んで頂く必要があり、APDでは、APDに用いる装置の扱い方も学んで頂きます。当院ではそのトレーニングを行い、責任を持って自立の指導を行っております。
腹膜はどうしても劣化していきます。又、腹膜の劣化(腹膜機能の低下)がなくても残存腎機能の低下に伴い後述の透析アミロイドーシスの原因となるβ2ミクログロブリン(β2MG)等の尿毒素除去が不十分となってくることもあります。その場合、週5日PD、週1回HD、週1日(通常HD翌日)完全休養といったPD+HD併用療法を行っております。
PD+HD併用療法においても残存腎機能が保たれ、かつ栄養状態と関連し高い透析患者様ほど長生きされているアルブミン値が高値で経過することが昨年報告(Ueda A et al: Combination Therapy with Peritoneal Dialysis and Hemodialysis from the Initiation of Renal Replacement Therapy Preserves Residual Renal Function and Serum Albumin. Adv Perit Dial 33:74-78,2017)されております。PDは被嚢性腹膜硬化症(Encapsulating Peritoneal Sclerosis:EPS)という合併症をおこす可能性もあるため長期に継続できる治療法ではありません。しかしPD+HD併用療法を行うことで腹膜機能の低下を防ぎ、腹膜透析を長く続けることも期待できます。腹膜機能は、PD液の排液と採血のみを使用する簡単な検査である腹膜平衡試験(Peritoneal Equilibration Test:PET)にて外来で確認でき、PETにより、様々なPD処方のシミュレーションも可能で、適正なPD処方内容の決定にも役立ちます。


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患者さまご本人ができなくても、バッグとチューブの接続は滅菌下で機械が自動的に行いますのでご家族でも簡単にできますし、訪問看護を利用する方法もあります。心血管系に対する影響が少ない透析ですので、心血管系の合併症を持つ患者さまにも適していると言えます。


在宅血液透析(HHD)は、患者さまがご自宅において、自己の責任と管理に基づいてHDを行う治療法です。つまり、回路の組み立て、生理食塩水での回路内洗浄、穿刺、透析中の状態管理、返血等全てを自らの手技で行います。もちろん在宅で開始前に当院でトレーニングを行います。決められた時間に通う施設透析とは違い、2日空きをなくした十分な透析が可能となります。十分な透析量を確保しやすくなるため、血圧低下や尿毒症症状、服薬量の減少、貧血の改善、食事制限の緩和など多くの恩恵があるほか、通院回数が減るため仕事や余暇に時間を充てることが可能になります。極めて効果の高いHHDは世界最高水準の透析療法が実現可能と言われており、透析が必要となった際はHHDを実施したいと述べる透析医療従事者も少なくありません。


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当院での穿刺トレーニングの様子。必要に応じ血管の状態が確認可能な超音波診断装置(エコー)も用います。


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ご自宅に設置した個人用透析装置


実際にHHDを始められた患者さまからはこのような声が聞かれました。
『パートから正社員になれましたよ。』
『周りから顔色が良くなったねって言われました。』
『体の動きがとてもいいです!! 登山や水泳をするようになりました。』
『夜は家に居られるので、家族と過ごす時間が増えました。』
『前日に透析をしないと仕事中の指の動きが悪いんです。』・・・


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当院の患者さまで、痛風腎から腎不全となり、保存期治療を経て透析を導入した方がいらっしゃいます。この方はHD導入した5年後にPDも併用で在宅透析を始められ2年間継続。その後、β2MGの値が上がったことをきっかけにHHDに変更されました。β2MGはアミロイドという物質をつくり、このアミロイドが腱や骨、関節に蓄積して、さまざまな障害(透析アミロイドーシス)を引き起こし、生命予後に影響するのです。β2MG値が低値の患者さまほど長生きされていることが報告されています。
HHD開始後β2MG値が低下し、現在では1日4時間、週5~6回透析を行っていらっしゃいます。透析治療についての知識も豊富でしっかりと管理なさっています。昨年の第13回長時間透析研究会では、ご自身の取り組みを「患者様からのメッセージ」セッションでお話してくださいました。


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生体の腎臓が365日24時間働き続けているのに対し、短時間の施設透析の場合は週3回行っても生体の腎臓の7%程度しか稼働していません。長時間の透析が長寿につながる理由は正にここにあります。できる限り生体の腎臓のように、頻回かつ長時間透析を行うことがとても大切なのです。


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当院にて現在10名の患者さまが行っておられます在宅透析は、医療機関に何度も通院しなくとも、ご自身の生活の中に透析を組み込むことができる画期的な治療法です。時間をより有効活用することができるため、仕事を続けることもでき、余暇を家族と一緒に過ごすことができるようになります。PD、HHDに共通することは、患者さまの満足度がとても高いことです。一度始めると、時間の有効活用はもちろんのこと、体調やQOL(生活の質)が良好に保たれますので、継続を希望する方がとても多いですね。在宅透析は当院のようにスタッフ皆で協力し合って医学管理をする透析施設のほかに、ご家族や介助者、医薬品の配送業者、後方支援病院など、多くの方が関わることで成り立っている治療です。個々で状況は変わりますので、その都度オーダーメイドしているのが実情ですが、関係する皆様のご尽力があって始められ継続できるので、とても感謝しております。


施設透析には限界があります。長時間透析や頻回透析が良いとわかっていても施設での治療時間や治療回数を増やすことは難しいのが現実です。送迎車サービスとの兼ね合いやベッド数に余裕がなく1日3クール行っている施設では、時間枠が決まっているため時間を延ばせませんし、回数も週3回(保険上は月14回迄)と決まっています。十分な透析を行おうと思えば、HHDが選ばれることは必然なのです。そのため、当院では長時間透析を行えるよう2013年に増築増床し第二透析室を新たに作り、5時間・6時間行える体制を整え、オーバーナイト透析、そしてPDに加えHHDに対応しています。すべては患者さまができるだけ長く元気で生きていけるようお手伝いするためです。


4回に渡り当院、人工透析、オーバーナイト透析と在宅透析を紹介させていただきました。専門的な言葉が並び、分かりにくい部分もあったかもしれませんが、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)や透析について見識を深めていただく機会となりましたら幸いです。皆様も健康には十分留意してください。この機会をご提供頂きましたアーネストさんにも深く感謝し御礼申し上げます。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。




Facebook:https://www.facebook.com/jinnaika/
Twitter:https://twitter.com/jin_naika


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腎内科クリニック世田谷ウェブサイト


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眠っている間、楽に長時間行えるオーバーナイト透析


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当院では主に日中仕事をされている方に向けて夜間にも透析を行っています。夜間の透析は、毎週月・水・金の16時から22時過ぎまで行う準夜透析と、金曜日夜22時から土曜日朝7時まで行う無風の放射冷暖房システム採用により、空調による不快感を無くし、体動の少ない安眠のご提供を目指した深夜透析(オーバーナイト透析)の2つのコースを設けています。


準夜透析は、1回の治療時間は通常と同様約4~6時間ですが、オーバーナイト透析は、深夜帯の睡眠時間を利用して行う長時間透析です。8時間透析ですが、夜間の就寝中行うため、十分な透析を無理なく行うことができます。身体に蓄積された尿毒素や水分を、ゆっくりと時間をかけながら除去するためお身体への負担が少なく、血圧の安定やお薬の減量、貧血の改善が期待できる透析方法です。
これまで仕事との両立で苦労されていた方や、もっと日中の時間を活用したい方、負担のない長時間の透析を希望されている方にとって、とても有意義なQOL(quality of life)の高い透析です。睡眠中の時間を活用するので体感時間が短く、ベッドに拘束されるストレスが軽減されることも利点です。開始時間も遅いため、仕事を定時まで行い夕食や入浴を済ませてから来院することも可能です。


週末に行っていますので、通常であれば透析と透析の間が丸2日間空いてしまうところを1.5日空きに短縮できることにより、尿毒素や水分の蓄積をその分抑えることもできます。就労や学業などで社会復帰をめざしたい方、長時間の透析をする利点を理解されていても日中は時間が取れない方などにお勧めですね。


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オーバーナイト透析を始める際は、長時間実施することで回路内の血液が固まる場合が稀にあるので、事前に長時間の8時間透析を日中一度行ってみて、血液凝固の程度を確かめておく必要がありますが、大抵はスムーズに移行できます。一方で、重篤な合併症のある方や高齢で認知症のある方は急変のリスクを考えると難しいですね。当院のベッドのマットレスは、かため、やわらかめ両方を使い分けができるリバーシブルタイプで、オーバーナイト透析が中止になるケースは少ないのですが、患者様が透析中にどうしても寝られないケースが時としてありますね。そうでなければ問題なく行えるでしょう。


リスクもあります。一番はやはり寝返りなどにより針が腕から抜けてしまうこと(抜針)です。そこで安全対策として、寝返りをしても抜針を起こさないよう、回路を腕にテープでのループ(α)固定を含むしっかりとした固定を行い、漏血センサーを取り付けています。ループ(α)固定を導入することで当院での抜針事故が激減したことを当院看護師長が、オーバーナイト透析開始以前の2016年に大阪で開催された第61回日本透析医学会学術集会・総会にて、報告(小山 千代美,菅沼 信也:アクシデントレポートからみた当院の傾向と対策  抜針事故予防策の推移.日本透析医学会雑誌49巻Suppl.1 P699, 2016)しております。センサーが漏血を感知するとアラームが鳴りますので、すぐにスタッフが対応します。
透析中に血圧が低下することもありますので、就寝中安眠を妨げる血圧測定の代わりに、循環する血液量のモニタリングも行っています。当直の医師、看護師、臨床工学技士が必ず院内に常駐し、室内消灯後も赤外線暗視カメラで見守っています。


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循環血液量モニタ(BVM:BV計)により血圧の低下が予測出来ます。


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抜針対策:テープをループ(α)固定にし、鉗子やテープで回路を肩に止め漏血センサーを設置。


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天井に設置した赤外線暗視カメラ:暗室内でも患者様の様子が分かります。


(オーバーナイト透析につきましては、当院ウェブサイトに詳しく載せていますのでご覧ください。)https://www.jinnaika.com/over-night-dialysis/over-night


オーバーナイト透析は、昨年より開始しました。構想はそれ以前から持っていましたが、スタッフの確保や設備に関する課題も多く、踏み切れないでいました。しかし、ある当院常勤看護師から「先生、やりましょう!」という言葉があったので、踏み出すことができました。スタッフはじめ多くの皆様のご協力の下、BV計内臓の個人用透析装置導入も行い、課題を一つ一つクリアし、奇しくも私の誕生日の日であった2017年4月21日金曜日から私の夢でもあった、全国4000以上ある透析施設でも30施設ほどでしか行われていない、オーバーナイト透析を当院でも始めることができました! 遠方からご通院頂いている患者様やオーバーナイト透析開始と同時に週18時間の長時間透析に移行され、透析患者様の生命予後とも大いに関連する高リン血症が改善し、リン吸着薬が中止出来た患者様もいらっしゃいます! お蔭様で現在多くのお問い合わせをいただいています。


オーバーナイト透析は、患者様のライフスタイルに合わせた透析です。
次回最後のブログでは、さらに生活に寄り添った透析治療である「在宅透析」についてお伝えします。




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人工透析について


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春になると、第一透析室の窓からは隣の公園に咲く桜並木が一望できます。


人工透析(多くは維持透析)は、何らかの理由により腎臓の機能(腎機能)が低下し慢性腎不全になってしまった患者様に対する内分泌機能以外の腎機能の代替療法(腎代替療法)です。施設で行う場合は、週3回、1回につき4〜6時間の透析を行うのが一般的です。
腎臓は、尿を生成して体内の老廃物や毒素を排出する働きのほか、水分や電解質のバランスを整えたり、血圧調整やビタミンDを作って骨を丈夫にしたり、赤血球をつくるなど様々な働きをしています。ひとたび慢性腎不全となると、残念ながら多くの場合回復は見込めません。食事や薬による治療で進行を遅らせる治療を行うのですが、末期腎不全に至ると意識障害や呼吸困難といった尿毒症の症状が現れ、放置した場合は最悪死に至ることもあります。


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完全個室内で行ったTV撮影の様子。完全個室では透析中に携帯電話での通話もできるので、お仕事がお忙しい方にとても喜ばれています。


そこで、腎機能がかなり低下してしまった末期腎不全の患者様は、【腎臓移植(腎移植)】か【人工透析】を選択することになります。人生を決める療法選択はとても重要です。当院では、透析導入前の患者様はCKD(慢性腎臓病)外来にて、生活指導、栄養(食事)指導及び投薬を継続して行うとともに、十分患者様に納得していただいた上で腎代替療法選択をしてもらうよう努めています。


人工透析は、大きく分けると、病院やクリニックなどの医療機関で行う「施設透析」と、患者さんの自宅でご自分の手で行う「在宅透析」の2つに分類されます。
また、透析方法としては、体外に血液を引き出し、透析器(血液浄化器)の中に循環させて老廃物や余分な水分を取り去って、綺麗な血液をまた体内に戻す「血液透析」、お腹の中(腹腔内)に透析液を入れて、血液からの老廃物や余分な水分などを、腹膜を介して透析液にうつす「腹膜透析」の2つに分けることができます。腎内科クリニック世田谷では、55床の透析ベッドを配置し、腎移植を除く下記画像内の腎代替療法の全てに対応しています。


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慢性腎不全の場合、老廃物等が体内に蓄積することにより、様々な合併症が起こります。それらの蓄積を抑えるべく、多くの透析施設では厳しい食事制限を行うのですが、当院は「栄養状態の良い筋肉量の多い透析量の多い透析患者様のほうが長寿」という統計結果に基づいて、よく食べ・よく歩いていただき、必要に応じて透析量(血液流量や時間)を増やしながら薬剤を使用したりして、血液検査結果をコントロールしていきます。「透析時間が長くなるなんて辛い!」と仰る患者様もいますが、実際は透析時間が長い方がむくみは取れ体が軽くなり、血圧コントロールや貧血が改善されて楽になります。透析中に下肢エルゴメータによる運動を行っている患者様もいらっしゃいます。
こうした取り組みにより、当院の患者様は栄養状態が良好で筋肉量も多いため、生存率が全国平均より高くなっています。透析歴が46年目の方を含め40年を超える方も3名いらっしゃいます。治療の結果得られた様々なデータは、患者様了承の下、積極的に学会等で発表を行うことで、業界の発展にも尽力しています。お陰様で講演の依頼を頂くことも多く、最近では光栄にも中国やシンガポールでお話する機会をいただきました。


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維持透析は継続治療が必要です。災害時に備え患者様には災害時対応マニュアル(左)と、どの施設でも透析を受けられるよう、現在の透析条件を記載したカード(右)をお渡ししています。自家発電装置も完備しています。


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穿刺(血流を確保するために針を刺すこと)が難しい血管には、ポータブル超音波装置(エコー)を使用します。


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狭くなってしまった血管を拡張する手術(PTA:経皮的血管形成術)も当院内で行っています。


先述の通り、施設透析は、週3回、1回につき4〜6時間の透析を行うのが一般的です。しかし、日中の多くの時間を拘束されてしまいます。そのため、当院では患者様の生活スタイルに合わせ、月・水・金は夜10時過ぎまでの準夜間帯、および金曜夜から土曜朝までオーバーナイト8時間透析を行っています。夜間の透析はスタッフの確保が厳しいのですが、医師・看護師・臨床工学技士が必ず滞在し治療にあたっています。


次回はオーバーナイト透析についてお伝えします。




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クリニック紹介


今回から連載をさせていただきます医療法人社団菅沼会「腎内科クリニック世田谷」の菅沼信也と申します。医療について書かせていただきますので、少し専門的な言葉が続きますが、ご容赦いただけると幸いです。第1回目は当院の紹介をさせていただききたいと思います。


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旧甲州街道に面しています。隣には公園があり、春には桜が咲き誇ります。


京王線千歳烏山駅北口から商店街を抜けて5分ほどの所に医療法人社団菅沼会「腎内科クリニック世田谷」はあります。平成20年の開院以来、腎臓病の専門施設として腎臓病の早期発見・治療に努めています。腎臓の機能が残っている患者様に対しては、食事・薬物療法などで現状態を保持し、やむなく透析が必要となった患者様でも「元気で、長生き」できるよう、先端の機器と医療技術で治療にあたっています。


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アーネストさんから紹介していただいたグリーンスペースさんのお世話になり、ブラウンを基調とする院内に、リラックス効果のあるグリーンを取り入れています。


腎臓は血液を造ったり、血圧調節に関わるホルモンの分泌や、血液中の老廃物や余分な水分を尿として体外に排出したりする働きがあります。こうした腎臓の機能が病気によって低下し慢性化すると、腎機能が失われる末期腎不全に至ることがあります。若い方は想像するのが難しいかもしれませんが、将来的に腎不全を患うリスクは多くの方にあります。健康診断で尿たんぱくが認められたり、クレアチニン(Cr)の値が高かったりした場合は、必ず専門医を受診してください。糖尿病や高血圧、鎮痛剤の飲み過ぎや喫煙も腎不全のリスクを高めます。脱水状態も良くありません。
当院は腎臓病の早期発見に向けた無料検診を年4回行っています。スケジュールをウェブサイトに公開していますので、気になる方はご来院ください。


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当院の診察室です。腎臓内科、糖尿病内科の診察をこちらで行います。


腎不全になってしまった場合に必要となるのが、血液から老廃物などを人工的に取り除く透析治療です。日本の透析患者数は2014年の統計でおよそ32万人に達しています。当院では、透析に至った患者様には最先端の透析装置を使い、高効率の透析治療を推進しています。しかしながら、透析は通常1回4~6時間、週3回は行う必要があるため、生活が大きく変わります。そのため、患者様のライフスタイルに合わせた在宅での透析支援に力を入れるほか、夜間の寝ている間を利用したオーバーナイト透析やプライバシーが保たれる完全個室での透析も行っております。


次回は、当院で行っております腎不全に対する治療である人工透析についてさらに紹介いたします。




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「アーネストコラム洒洒落落」第52回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第52回の連載を開始いたします。


今回のゲストは医療法人社団菅沼会腎内科クリニック世田谷の院長・理事長である菅沼信也さんです。腎内科クリニック世田谷は腎臓病専門の医療施設として最先端の透析診療を行っています。


*** プロフィール ***


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菅沼 信也
SHINYA SUGANUMA


経歴
国立旭川医科大学卒業と同時に東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓内科に入局し腎臓病及び透析医療に一貫して携わる。
東京女子医科大学附属病院での研修後、新宿石川病院内科、東京女子医科大学腎臓病総合医療センター、東日本循環器病院(現海老名総合病院)腎膠原病センター勤務(PD外来担当)を経て2008年10月世田谷区烏山地域初となる保存期慢性腎不全に対する加療に加え維持透析も可能な施設「医療法人社団菅沼会 腎内科クリニック世田谷」を開設。臨床腎臓病学を専門とし、特に慢性腎不全(CRF)の治療を得意分野とする。自院にて在宅透析(PD/HHD)に加え、2017年4月より週一回8時間のオーバーナイト透析も開始した。


資格等
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会認定腎臓専門医
日本透析医学会認定透析専門医
身体障害者福祉法第15条指定医(腎臓機能障害)
医学博士 (東京女子医科大学)
世田谷区医師会 内科医会 常任幹事
間歇補充型血液透析濾過(I-HDF)研究会 世話人
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター血液浄化療法科 非常勤講師
長時間透析研究会幹事(第11回長時間透析研究会大会長)




医療法人社団菅沼会 腎内科クリニック世田谷


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〒157-0062 東京都世田谷区南烏山4-21-14
TEL:03-5969-4976


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Twitter:https://twitter.com/jin_naika


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等身大の大塚家具~これまでの50年、これからの50年~Vol.4


大塚家具はおかげさまで、来年創業50周年を迎えます。
伝承される職人の技術を尊ぶ大塚家具は、同時に進取の気風に富む会社でもあります。例えば、1990年代、「硬いベッドが良いベッド」と思っている人が多かった時代に、体圧分散を重視する体に優しいベッドを世に問いました。今では、「体圧分散」や「姿勢維持」が眠りの質のために大事だということが知られていますが、25年前の日本では革命的な考え方でした。




眠りの質を高めるには?


眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すリズムがあり、良い眠りにはこのリズムが崩れないことが大切です。リズムを崩す原因は、痛いとか寒いとか暑いといったストレスで、体に合わないマットレスや枕は代表的な原因です。人の体には個人差があります。背骨のS字カーブがきつい人とゆるやかな人、筋肉量の多い人少ない人で、体圧分散や姿勢維持のために必要な機能が変わります。


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どんなマットレスがいいのですか?あるいは低反発と高反発、どちらがいいのですか?と聞かれることがありますが、実は、万人に合うマットレスや枕はないのです。個々人の個性にフィットするマットレスや枕を選ぶことが大切です。当社は、多くの寝具メーカーから選んだ60種類以上の寝心地を用意し、それらを実際に試していただきながら、スリープアドバイザーの資格を持ったスタッフが、それぞれの人に合ったマットレスを選べるようお手伝いしています。新素材が次々と登場し、脳科学の進歩が著しい今日、マットレスは家具の中でもっともイノベーションが起きて性能が向上している分野です。ぜひ新しい寝心地を試してみてください。


最近は、ホテルでもベッドの寝心地を重視していて、それをセールスポイントにするホテルも増えてきました。大塚家具もホテルの家具やベッドの仕事をしていますが、急速に改善してきているのを感じます。体に合う、合わない以前に、体圧分散などの機能よりコストと耐久性を優先したマットレスを採用されていた時代もありましたから、大変な進歩です。


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THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS




これからの50年


来年50周年を迎えるにあたり、改めて、大塚家具の特徴は何かと考えてみますと、2つの事に行き着きます。


1つは、作り手との関わりです。国内・海外の素晴らしいブランドが大切な商品を託してくれていますし、多くの作り手が私たちの商品開発に協力してくれています。自らも作り手であったルーツを持ち、職人たちへのリスペクトをもって50年の間に築いてきた、国内263社、海外154社の素晴らしい作り手との絆なしには大塚家具はありえません。


もう1つは、スタッフです。住まいにまつわる日々の困りごとを解決し、「より良い住生活」を実現するためには、ものだけでなく人の力が必要です。トータルコーディネートなどの専門サービスはもちろん、正確な組み立てと調整の上に設置する配送、定期点検やメンテナンス、家具のリフォームなどのサービス、お忙しい方のためにきめ細やかに万事お手伝いをする外商サービスなどを提供し続けるスタッフなしに、大塚家具はありません。


50周年を迎えるあたり今までご愛顧いただきました皆様に厚く御礼を申し上げますとともに、これからの50年に向けて、お取引先様・社員とのチームワークで、皆様のご期待を超える商品とサービスをご提供できるよう、がんばってまいりますので、引き続きご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。







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大塚家具ウェブサイト




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