2019年10月アーカイブ

ホームエンターテイメントにおける音楽・映像コンテンツ


今週より4回にわたりブログを担当させていただきます、IDEAL TOKYOの小泉と申します。
IDEAL TOKYOはオーディオやホームシアターなど「ホームエンターテイメント」を通じて心地よい音楽や美しい映像がある生活をデザインする会社です。


「ホームエンターテイメント」は単に音楽・映像作品を芸術として愛でるだけでなく、未知の作品や懐かしい作品に触れることで自分の中にある新しい感性を気付かせてくれます。
楽しみ方はさまざま。音楽や映像作品と対峙しながら、その世界に浸るもよし、「~しながら」聴きのように生活のバックグラウンドに取り入れることで日々過ごす時間をより豊かにするもよし、それらを一人で、または誰かと共有することで過ごす時間を有意義なものにしてくれる、私たちの生活にとって欠かせないものです。


趣味やアクティビティが多様化し、一昔前と違い「豊かさ」にもさまざまな形がありますが、ときには携帯の電源を落として日常から切り離された時間の中で音楽鑑賞や映画鑑賞を楽しめる心の余裕も一つの「豊かさ」ではないかと思います。


そんな私が考える「住宅におけるホームエンターテイメント」について、4回にわたりご紹介してまいります。


①音楽・映像コンテンツ
②インテリアにおけるホームエンターテイメント
③事例紹介
④ショールームのご案内




今回はホームエンターテイメントの素とも言える音楽・映像コンテンツの変遷を少しだけお話していきたいと思います。


私たちが日頃、耳にしている音楽のルーツは遥か紀元前4000年頃まで遡ると言われていますが、近代音楽が確立された頃に目を向けてみると、4世紀頃にキリスト教聖歌としてグレゴリオ聖歌など多声音楽の誕生により中世西洋音楽が始まったとされ、15世紀にはルネサンス音楽が、16世紀にはオペラが誕生し、これらの宮廷音楽がヨーロッパ各地で繁栄を遂げ、今日のクラシック音楽や歌劇へと発展していったと言われています。


日本においても10世紀頃(平安時代)にはすでに雅楽が確立され、音楽文化は長い年月を経て世界各地で発展しながら、現代人はその恵みを享受しているわけですが、私たちが毎日のように使いこなしている音楽や映像の記録・再生装置(オーディオ&ビジュアルシステム)が誕生する20世紀前半までの数千年もの間、音楽や歌劇は「その日その場で聴いたら/観劇したら終わり」というものでした。19世紀後半まで音楽や映像を記録・再生する術がなかったためです。


19世紀後半から20世紀前半にかけて、エジソン(米)やリュミエール兄弟(仏)など世界各地の発明家により音楽、映像の記録・再生装置(オーディオ&ビジュアルシステム)とパッケージメディア(※SP盤、LP盤、CD、DVDなど)が世に送り出されました。


※SP:Standard Playing (蓄音機用の記録盤、LP盤の前身)
※LP:Long Playing (一般に知られるレコード盤)


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エジソンとフォノグラフ(蝋管再生機)1870年代


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リュミエール兄弟


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リュミエール兄弟が開発したシネマトグラフ(複合映写機)
1890年代


ルネサンスからバロック時代など当時の音楽鑑賞や観劇というものは一部のブルジョアたちが自邸やオペラハウスで楽しむことが多かったのですが、パッケージメディアの登場により、広く一般の人々の耳に触れたことで音楽や歌劇などの芸術性を広く認知させることとなり、世界中で音楽・歌劇ファンの存在が確立されるようになります。


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ラジヴィウ公の邸宅でピアノを弾くショパンとリスト 1830年代


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フリードリヒ大王のフルートコンサート 1852年


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ウィーンの邸宅で開かれたシューベルトの夜会 1897年


LPやCD、DVDなどパッケージメディアの登場によって、場所を変えても音楽や映像を楽しめるようになり、そして何度でも繰り返し鑑賞できるようになった反面、どれだけ豪華な再生装置があってもレコード一枚、CD・DVD一枚なければ音も映像も出ない「金属の塊」がこれまでのオーディオ&ビジュアルシステムでもありました。


ところが、インターネットの登場によりこの状況が一変します。


現在ではインターネット環境を活用して、音楽や映像は「メディアを所有する時代」から「ダウンロードする時代」へと変わりつつあり、オーディオ&ビジュアルシステムを導入したその日から膨大な数の音楽・映像コレクションを楽しめるようになりました。言い換えればこれまでのように数百枚、数千枚にもおよぶCDソフトやレコード盤などパッケージソフトの保管場所を用意する必要もなくなったのです。CDやレコードなどを再生するプレーヤーも不要になってきたことでシステムを構成するハードウェアも簡素化され、今まで以上にインテリアとの親和性を求めやすくなりました。


音楽が誕生してから数千年におよぶ音楽・歌劇史の中で例えると、長らく「聴いたら/観たら終わり」という時代が続いていたところに、つい100年ほど前に音楽や映像を記録・再生して何度も楽しむことが実現し、さらには記録媒体すら必要とせずに世界中どこにいても好きな時に好きなだけ音楽・映像芸術に触れることが出来る、とてもラッキーな時代に私たちは生きていることになります。


この恵まれた時代を楽しまない手はありません。皆さまには最新のインフラを大いに活用して、かつて体験したことのない音楽・映像世界をぜひ楽しんでいただきたいと思います。世界には皆さんがまだまだ知らない音楽芸術や映像世界がたくさん在ります。


ホームエンターテイメントのコアとも言える音楽・映像コンテンツの変遷を簡単ではございますがご紹介いたしました。


次回はインテリアにおけるホームエンターテイメントの在り方をご紹介したいと思います。




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IDEAL TOKYOウェブサイト


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「アーネストコラム洒洒落落」第57回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第57回の連載を開始いたします。


今回のゲストは、IDEAL TOKYO 代表 小泉 裕さんです。世界的なオーディオブランド"Bang&Olufsen"の代理店でご活躍された小泉さんは今年、オーディオやホームシアターが融合したライフスタイルを提案するショップ"IDEAL TOKYO"を南青山にオープンしました。


*** プロフィール ***


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小泉 裕
HIROSHI KOIZUMI


経歴
1974年生まれ 東京都出身


商社勤務を経て、Bang&Olufsen代理店にて
2000年 Bang&Olufsen PARCO(坪単価 World Best 1)
2002年 Bang&Olufsenヒルトンプラザ
2005年 Bang&Olufsen 名古屋
2009年 Bang&Olufsen 六本木(World Top 20) 
各ストアマネージャーを歴任。


2015年 合同会社K Partners設立と共にBang&Olufsen二子玉川を運営。


2019年 IDEAL TOKYOを開設。




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IDEAL TOKYO
南青山にてオーディオとホームシアター、そして北欧を中心としたビンテージ家具とモダン家具をコーディネートしたショップをご用意しています。世界的にもたいへん稀少なビンテージ家具がもたらす空間の深みを味わいながら、上質なホームエンターテイメントのあるライフシーンを是非ご体感ください。


〒107-0062 東京都港区南青山6-6-22 
南青山グリーンランドビル1F


営業時間 : 11:00-19:00 水曜定休、日曜予約制


TEL/FAX : 03-6426-5027
Mail : info@ideal-tokyo.jp


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IDEAL TOKYOウェブサイト


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雑誌「モダンリビング」の掲載終了ついて


弊社は建築インテリア雑誌『モダンリビング』に1992年8月に発売されたNo.84ではじめて掲載を行い、記念すべきNo.100から2019年8月に発行されたNo.246まで途絶えることなく掲載を続けて参りました。
ですが、先日10月7日に発売されたNo.247に当社の掲載はございません。モダンリビングは定期購読されている方も多くいらっしゃる雑誌ですので、お気づきになられた方もおられると思います。
今回、弊社がモダンリビングへの掲載を行わなかった経緯についてご説明をさせていただきます。


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左:モダンリビングNo.84の表紙
右:モダンリビングNo.100の表紙



発端は2019年4月に発売されたNo.244の194ページに掲載されているリノベーションの記事です。
こちらの作品、新築時の設計はアーネストアーキテクツ、施工はアーネストホームで行いました。2007年2月に発売されたNo.171に新築時の記事がモダンリビングでも掲載されています。
フジテレビ系列「TERRACE HOUSE」湘南編のロケ地にも使用された作品なので、ご存じの方もいらっしゃると思います。
弊社の意図はNo.244に掲載されているリノベーションの記事と、2007年2月に発売されたNo.171の新築時の記事を比べていただければお分かりになると思います。


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左:モダンリビングNo.171の表紙
右:モダンリビングNo.244の表紙


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モダンリビングNo.171に掲載された新築時の記事内容
(クリックすると大きな画像でご覧いただけます)




モダンリビングでは「リノベーション=インフィルからの全面改装」とし、「リフォーム=部分的な改装」と定義づけをしていますが、No.244で紹介されたリノベーションはインフィルからの全面改装ではなく新築時の姿をそのまま残しています。
弊社が思うリノベーションやリフォームは「建物の価値を昇華させ、新たな息吹を吹き込むこと」だと思っております。建築家が行うリノベーションやリフォームは、既存の建物の"変化"が問われるものではないでしょうか?


この件をモダンリビング編集部の方々とお話をさせて頂きました。
No.244に掲載された物件の掲載を決める際にリフォーム前の図面も写真もご覧になられていないとのことでした。掲載された写真もリノベーション竣工時に撮影された写真を使用したため、現地に出向いておらず新築時にご紹介した物件であることに気づくことができなかったとのこと。通常のプロセスとは違った空間づくりがテーマだったことも、取り上げる際に大きな要素との説明を受け、弊社が思うリノベーションやリフォームの認識と大きな差を感じました。それは、Beforeの状態を確認しなければ、その"変化"は分からないからです。


どのようなリノベーション内容だったのかを伺ったところ、下記の返答がございました。


【リノベーション内容】
・ 内装の改装
・ キッチンの交換
・ ダイニングとの間のカウンター撤去
・ バスの開口部(サッシの交換)
・ 二階の壁を取り払う
・ リビングの天井にプロジェクター埋め込む
・ 階段の手すり交換
※「二階の壁を取り払う」の正しい内容は腰窓をガラスの柵(手すり)に変更です。


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上:新築時に撮影した弊社の竣工写真(Before)
下:リノベーション後の写真(After)
(クリックすると大きな画像でご覧いただけます)
※リノベーション後の写真はモダンリビングNo.244の199ページに掲載されたものを引用させていただきました。


こちらのリノベーション内容にインフィルからの全面改装は見受けられません。大きな"変化"が無いことを認識されていたのに、リノベーション作品として紹介されたことに違和感を覚えます。
当社がつくる作品にはさまざまな思い入れがございます。こちらの作品も周囲の建造物を見せないために海に向かってV字にせり出した設計を行ないました。工事も危険を伴い、試行錯誤を重ねて完成した作品です。


建築家がどんな想いで作品と向き合っているのかをご理解いただいていると思っていただけに落胆も大きく、リノベーション前の図面や写真などのBefore確認も無く、完成したAfterもご覧になられていない状況にも、建築を扱う編集者として信頼を寄せていただけにとても残念です。弊社は長年のお付き合いがあり異を唱えることができましたが、他にも悔しい思いをされた建築家の方がいらっしゃるのではないか?今回の件は氷山の一角なのではないか?という疑念も沸いてしまいました。
また、2019年度のモダンリビング大賞にこちらのリフォーム作品がノミネートされ(現在はノミネートから除外をされています)、掲載終了との判断となりましたことをご理解いただけると幸いです。


27年という長いお付き合いがこの様な形で終わりを迎えたことは弊社としても大変遺憾ですが、今後はホームページを中心に手掛けた作品の紹介を行って参りますので、引き続き、アーネストグループをどうぞよろしくお願い致します。


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いまアートが熱い


Earnest BLOGをご愛読の皆さま、こんにちは!
アトリエ・シェーラザード「色」と「美」のプロデューサー、長谷川 朝子です♪


いまアートが熱い――だから最終回の今日はオペラについてのお話です。


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ここ数年、オペラ、アート、スポーツ、2020年のオリンピックと国際交流年で、文化、芸術、スポーツの一流どころが日本に集結!ビッグイベントが目白押し!ラグビーのことを知らなかった私でさえ、いつの間にかにわかファン!男っぽくて素敵~♪優勝ビデオを見なきゃ!でも、そばにいて解説してくれる人がいたらもっとラグビーも楽しめるだろうなって思いません?


もしあなたがアートのことをよくわからなかったとしても、アートを楽しみたいなら長谷川 朝子が水先案内人となります♪アートが熱いから、今でしょ!(ちょっと古いかしら)
それに今、「エグゼクティブは美術館に通う!!」って騒がれています。これからはアートが語れるとかっこいいし、モテるからもっとアートのことを知りたい!というお客さまからの声も!アートの見方、知りたいですですよね?
芸術の秋ということで、今日はオペラのお話を読んでくださいね!


オーケストラの前に立ち、挨拶する笑顔は温かいお人柄のよう!音楽の魔術師そして指揮者パッパーノ率いる英国ロイヤルオペラの『オテロ』を先日観てきました。


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妹夫妻と待ち合わせて、シャングリラホテルのイタリアン「ピャチェーレ」でハンバーガーランチ。妹夫妻は私の「愉快なオペラ仲間」です。その後、『オテロ』を観に東京文化会館へ♪


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[ミス・アースビューティトレーニング講師、長谷川朝子のスタッフとしてカラーアナリストを務めたRちゃんも一緒]


『オテロ』は言わずと知れたシェイクスピア四大悲劇のひとつ『オテロ』を基にしてつくられたヴェルディのオペラで、真っ黒な舞台、黒い格子越しに差し込む光の白、そしてその光が織りなす白と黒、光と闇のコントラスト...あるいは激しい赤と黒のコントラストと舞台の色は変わり、色で心情が浮き彫りにされるシンプルでモダンな舞台です。今では幕間のシャンパンは飲みません。なぜなら寝てしまうから...笑


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イタリア・オペラ最強のテノール、グレゴリー・クンデが演じるタイトルロール(=題名と同じ名前の役)のオテロ。輝く声とムーア人役のクンデに惚れ惚れ!完璧な愛も悲劇に導かれるドラマチックなオペラに最後はドキリとしてしまいます。ジェラシーによる悲劇...激しすぎてここには書けない、妻を殺すなんてこと!


話は前に戻って、もっとアートの見方を知りたくないですか?長谷川 朝子が水先案内人となります♪


"日本で唯一"、アトリエ・シェーラザードでしか体験できないアートカフェのアート特別レッスンや、楽しみながら深く知るほどに感じるアートカフェ、カジュアルに楽しみたいならアフタヌーンティプチ体験付きへ、皆さまもぜひ遊びにいらしてくださいね♪




長谷川朝子のホームページはこちら
Atelier SCHEHERAZADEウェブサイト




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