「アーネストコラム洒洒落落」ベルーガ株式会社 代表取締役 北村壽子さん 最終回 「北米キッチン視察レポート」

北米キッチン視察レポート


今回は北米のキッチン事情についてお話ししたいと思います。


私はi KBDG(international Kitchen+Bath Designers Guild)という団体の会員です。この組織は北米のキッチンやバスを紹介している機関で、2017年1月にオーランドで開催されたアメリカ最大の水回り系の展示会KBIS(キッチンバス産業展示会)を視察してきました。年に一度アメリカ国内で開催される、インターナショナルキッチン+バス協会主催のキッチン+バスに特化した展示会で、500社以上の企業出展、50,000人以上のプロフェッショナルが集うイベントです。


北米では日本の様にキッチンの既製品メーカーというのが存在しません。キッチンの各エレメントのメーカーさんを紹介するショップがあり、そこにキッチンデザイナーや建築家や工務店がコラボしてみんなで作り上げていきます。本当の意味でのオーダーキッチン(パーソナライズドキッチン)です。私の提案している「世界で一つだけのオーダーキッチン~bespokeでつくる貴女ブランド~」を実践しているのは感激しました。残念ながら日本はまだまだキッチンデザイナーの地位が低いです。日本でも是非こんな関係性を創れたらいいなと思っています。


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現地のデザイナーさん達と!


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IKBDGとNKBAとの提携打ち合わせ


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i KBDG = 輸入キッチン+バス関連建材・設備等を含むパーソナライズドキッチン・バスルーム(日本で言うとオーダーキッチン、カスタムキッチンですが、北米ではエンドユーザーの希望・ニーズに合わせるという意味を強調してこう呼びます)の市場を大きくする活動を実行する一般社団法人 国際建材・設備産業協会(IBMF)の一事業部です。この組織はキッチン・バス・インテリアのデザインを仕事にしている人達に対して、業界情報を発信しています。




2017年のKBIS視察レポートをご紹介します。


①クリーンでスッキリとした線とシンプルなドアスタイルが特徴のコンテンポラリースタイルが、トラディショナルスタイルを抜いて人気第2位に。 トップは今年もトランジショナルスタイル。その他に伸びてきているスタイルは、インダストリアルスタイルとミッドセンチュリー(1950年代)スタイル。マウンテン・モダン、並びにコースタルはコンテンポラリーの一つのパターンとして頭角を現して来ている。


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②キャビネットはグレーとホワイトが主流で、未だ衰え知らず。 特に色々なベースのグレーが際立っている。青系の塗装、光沢度の上がった仕上げも出始めているようだ。キッチン全体的には青系、黒系が伸びている。


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③キャビネットの材料は無垢の木製が主流だが、金属製も出始めてきた。 金属製キャビネットは若手の男性デザイナーに好まれてスペックインされている。


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④パントリー、ロールアウト、引き出し、キャビネット下のLED照明などがキャビネットの中に組み込まれてきている。 廻り縁は敬遠されてきている感が強く、ラスティック、古材再利用、という表現が多く聞かれてきている。


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⑤バーンドア並びにポケットドアがトレンドになりつつある。 子供やペットの侵入防止に活躍!


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⑥カウンタートップはトップのクォーツがさらに人気上昇し、2番目に人気のグラニット(天然御影石)が主流落ちと言えそう。


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⑦インターネットにつながる家電機器の使用と、ドッキングステーション(充電ステーション)の設置などが増え続けている。


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★Memphisにあるアメリカの高級設備機器メーカーVIKINGの工場見学をしてきました。Memphis と言えばElvis Presleyの生誕地。勿論豪邸も拝見してきました!!


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(画像をクリックすると大きくご覧いただけます。)


VIKINGの工場内と製品の性能を説明確認するプレゼンテーションルーム。とにかく製品も工場も大きく存在感に圧倒させられます。アメリカ一の技術の確かさにAMAZING!


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(画像をクリックすると大きくご覧いただけます。)


VIKINGは1984年に創業したアメリカの家庭用調理機器のブランドで、ステンレスの堅牢で重厚なデザインのガスコンロやオーブン、グリル、高さ2m近い冷蔵庫など、とにかくアメリカらしくサイズも価格もBIG。業務用でプロ向けの機能に限りなく近い家庭用のキッチン向け設備がコンセプト。日本でも料理研究家の方にファンが多く、おいしい食材をしっかり保存する密閉式の高い大型冷蔵庫、最高の状態でワインを保存するワインセラー等の家電も揃っています。因みに我が家にも小さなVIKINGのワインセラーが鎮座しています。


私のブログは今回で終了になります。稚拙な文章にもかかわらず、長い間読んで頂きました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、このような機会を頂きましたアーネストホーム様にも厚く御礼申し上げます。


北村壽子拝




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