2019年5月アーカイブ

オーダーキッチンに魅せられて


今回は何故私がオーダーキッチンの世界に魅せられたのかをお話ししたいと思います。


先回も書いたように、マンションデベロッパーの世界で商品企画という「ものづくり」をした経験がとても楽しく面白いと感じました。中でも「女性の生活は女性が創る」と明言して立ち上げたチームでの仕事はインテリアコーディネーターという職種では味わえない達成感を感じました。私が最初にしたことは女性たちの意見の収集、俗に言うマーケティングです。幸いかな会社に多くの購買者がいらしたので、それを活かさない手はないと思いました。座談会やモニターを実施することで、沢山の女性の意見を集めることができました。自分が立てた仮説がモニタリングの結果と一致して、私の考えていることが正解だったと感じた時の喜びや、それをもとに商品化にこぎつけた充実感は何物にも代えがたいものでした。
しかし、それはある意味アベレージのものづくりであったのです。そう、誰もが使いやすい「あったらいいな」を商品企画していました。これはこれで面白いのだけれど、もっとお客様の一人ひとりの顔が見えるものづくりをしたいと思うようになりました。


15年以上も前からミラノの国際家具見本市に行き、勉強もしていました。当初は家具がメインだったのですが、キッチンの商品企画をするようになってからはCUCINAの方に興味が湧いて、毎回行くようになりました。特にドイツやイタリアのキッチンは「スタイリッシュでラグジュアリーで、それでいて使いやすい」と三拍子揃っている商品ばかりでした。キッチンのエレメントや設備機器は日本ではお目にかかれない物ばかりで目から鱗が落ちる状態でした。もともとシステムキッチンはヨーロッパが発祥なので当たりといえば当たり前のことですが。各既製品メーカーはアーネストホームさんがお付き合いしている会社さんが多いですね!しかし、御多分に漏れず価格も高額でした。


自ずとこんなキッチンを私もデザインプロデュースしてみたいなと思うようになりました。そして、ただ創りたいの一心でオーダーキッチンの世界に足を踏み入れてしまいました。2015年、オーダーキッチンの会社「ベルーガ株式会社」を設立しました。因みにベルーガは白イルカと訳しますが、私は世界3大珍味のキャビアの最高峰という意味で社名にしました。名前に恥じぬような最高の仕事とホスピタリティーをお客様にご提案したいとの思いです。


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Belugaのフィロソフィーはデザインと機能の融合です。女性目線のものづくりという基本姿勢は変わらず、私の経験から導いた4つのキーワードに集約しました。


*デザイン:トレンドを取り入れたスタイリッシュなデザイン
*ストレスフリー:身体にも心にも負担のかからない設計
*機能:最先端の機能を活用して時間の余裕を創造
*メンテナンス:楽々お手入れでいつまでも美しく


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(画像をクリックすると大きくご覧いただけます。)


サラリーマン時代とは付き合うメーカーさんや製作工場も違い、右往左往しながらの勉強でした。
そんな中、これもまた無謀にも2016年ビッグサイトで開催された住スタイルTOKYOの「KITCHEN EXPO」に参加することになりました。日本中のオーダーキッチン屋さんの展示会です。ベルーガのコンセプトを基に、私だったらこんなキッチンが欲しいなということで初めてデザインプロデュースしたキッチンです。駆け出しの小さな会社でしたが、各サプライヤーさんや皆さんの協力のもと何とか出展することができました。


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こんな理念を掲げながらオーダーキッチンの世界に入り、いろいろ感じたことを本にしてみようと考えました。次回はこの本についてお話したいと思います。




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自己紹介


初めまして、ベルーガ株式会社代表取締役 北村壽子(きたむらよしこ)と申します。元号が令名になり第一号のブログ掲載させていただけることを感謝いたします。歴代著名な方や高級メーカーさんが掲載されている中で僭越ながら無名の熟女のお話しです。


私は1985年大手マンションデベロッパーに入社し、インテリアコーディネーターとして30万戸の住宅のモデルルームの監修や設計変更を手掛けてまいりました。当初は会社でインテリアコーディーネーターは何をする人なんだ?と奇異な目で見られながらの出発でした。何しろ社員の90%以上が男性で、男社会の代表格のような不動産屋ですから・・・
インテリアコーディネーターの仕事を理解してもらうのは至難の業でした。まずはお客様より男性社員の啓蒙から始まりました。ですからインテリアコーディーネーターの草分けと自負しています。


2001年、高級住宅「LIGE(リジェ)」シリーズの世田谷岡本では自身が内装から建具デザイン、キッチン、家具などインテリアをすべて手掛けました。自ら建具に使用するメープルの突板の選定まで工場に行ったことは今では懐かしい思い出になっています。当時カッシーナ社・マラルンガソファーのホワイトレザーや、ジーマティックのキッチンを初めて弊社マンションに採用しました。古すぎて残念ながら写真がありません(笑)


2002年から本社の商品企画というところで、業界初の女性だけの企業内インテリアコーディネーターのチームを立ち上げ、リーダーとしてコーディネーターの地位向上に努めました。


2005年、これも業界初の女性だけの商品企画チーム「LIONS LIVING LABO」を立ち上げ、リーダーとして女性の生活は女性が創ると「女性目線のマンション創り」を提唱し、座談会やモニタリングを重ねながら「あったらいいな」の商品づくりに邁進、オリジナルのエルズキッチン「L's KITCHEN」や洗面化粧台キレイドレッサー「KiLei dresser」など多数の設備商品やインテリア商品を企画商品化しました。


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(各画像はクリックすると大きくご覧いただけます。)




オリジナル商品の全国展開をするために日本全国を奔走してメディアにも取り上げていただきました。今でも新築マンションにはスペックされていますので誇らしくも嬉しくもあります。


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(各画像はクリックすると大きくご覧いただけます。)




その後リフォームの世界に入ってもオリジナル商品づくりの虫は収まらず。リフォーム用オリジナルキッチンエルリア「LRIOR(エルリア)」を企画商品化。キッチンはインテリアと提唱してデザインと機能の融合を図りつつ、リフォームの低予算との戦いに挑みました。


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(画像はクリックすると大きくご覧いただけます。)


こうしてサラリーマン時代は怒涛の如く過ぎ去ってゆきました。あっという間の30年でした。
さて、次回はなぜオーダーキッチンの世界に入ったのかをお話ししたいと思います。




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「アーネストコラム洒洒落落」第55回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第55回の連載を開始いたします。


新しい時代の幕開け最初のゲストは大手マンションデベロッパーで女性初の部長として活躍され、現在は水廻りを中心としたベルーガ株式会社を設立し、エグゼクティブプロデューサーとして精力的に活動されている北村 壽子さんです。


*** プロフィール ***


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北村 壽子
YOSHIKO KITAMURA


経歴
1985年、大手マンションデベロッパーD社に入社。
インテリアコーディネーターの先駆けとして、高級マンションシリーズ「リジェ」・「グランフォート」のインテリアコーディネートを手掛け、プロデュース。
その後、業界内で初となる女性だけで構成された企業内コーディネーターチームの起ち上げや、商品企画チーム「LIONS LIVING LABO」のリーダーとして活躍。
2015年4月、ベルーガ株式会社を設立。
Personalizeデザインのリフォーム(カスタマイズのキッチンや洗面化粧台を使ったリフォーム工事)を手掛ける。
2015年5月には賃貸住宅新聞主催の「賃貸住宅フェアー」でもセミナーの講師を務める。
2016年5月住スタイルTOKYO2016「キッチンEXPO」にてbelugaオリジナルキッチンを発表。




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ベルーガ株式会社
好きなものに囲まれて過ごす、かけがえのない暮らしのシーン。お気に入りの空間は心地良い暮らしとなり、それは豊かな人生へとつながります。大切なのは、住まいに自分を合わせるのではなく、空間に自分の個性を描くこと。既製品の組み合わせだけでは実現できない自分だけのオリジナル空間。そんな理想の住まいを一緒に創りませんか?
ベルーガ株式会社ではデザインと機能性だけでなく、身体面やメンテナンスのストレスフリーまで考えたキッチン・洗面・バスのオリジナル商材の企画開発販売を中心に、水廻りをトータルでプロデュースしています。




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「間取り」のポイント

「間取り」のポイント


住まいづくりにおいていざ、「土地も決まった!こんな家を建てたい!」となった時に、「建てたい家のデザイン(イメージ、雰囲気)」と同じく「間取り」についても、とても気にされる点だと思います。今回は、その「間取り」について、アーネストグループが考える大切なポイントをお話ししたいと思います。


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「間取り」は、GoogleやYahoo!の検索でも人気のあるキーワードです。ですが家づくりの参考の為に検索してみると、マンションや建売住宅の間取りは出ていても、注文住宅(特にこだわりの高級注文住宅)の間取り例はほとんど見つけられないのではないでしょうか?それには2つの大きな理由が考えられます。


1.プライバシーやセキュリティー上の問題
これが一番大きな理由だと思います。守りたいプライバシーが筒抜けになり、他人に大切な情報を与えてしまう事にもなりかねません。その為、弊社でもお客様の大切な資産であるお住まいの間取りは公開していません。


2.結果としての間取りよりも、どうしてこの間取りになったかの過程の方が大事!
間取り図を見ても、そこに至る工夫の過程はなかなか読み取れるものではありません。ある人にとっては最適な間取りでも、他の方にとっては暮らしにくい間取りであることは往々にしてございます。
大切なのは、その間取りに至った過程だと考えています。その為、結果としての間取りだけを見ても、あまり皆様の参考にはならないのです。




しかし、これから家づくりを計画するにあたって、やはり他の方の間取りを参考にしながら自分なりの間取りを考えたい!とお考えになられる事でしょう。そんな時はどうしたらよいのでしょうか?


1.営業担当に気軽に質問してみる


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どういった間取りが人気なのか、他の方はどういった事を気にしながら間取りを検討しているのか?実はその答えを一番知っているのは営業担当なのです。営業担当は設計前の段階から打合せに同席し、お客様のご要望に数多く触れています。ですから、これから検討を始めようという方は、お気軽に営業担当にご相談ください。例えば、「眺望が良いので2階にリビング持っていきたいけど、その場合のメリットとデメリットは?」とか「洗濯機はキッチンのそばが動線はよさそうだけど、お風呂は寝室のそばだから、洗濯機もやはりお風呂場の近くにした方が便利かな?」といったご質問に対して、一般論やこれまでの経験からお答え致します。


2.現場案内を活用する
「私も他の方の住まいを拝見してとても参考になったので、協力しますよ!」とおっしゃっていただけるオーナー様のご厚意によって、お引渡し近くのお住まいの内部をご覧いただける場合がございます。間取りだけでなく、実際の広さや収納計画なども見ることができるので、とても参考になります。また、間取りを考える上でとても大事な「どうしてここはこうなったのだろう?」「これは便利!」という事を直に感じていただく事ができます。


現場案内のお問い合わせはこちらから


3.ウォークスルーを参考にする。
弊社では、HP上でウォークスルーの動画をアップしています。ウォークスルーとは、計画建物の内部をまるで完成した住まいの中を歩くように体感できる動画の事で、間取り図は無くても、住まいの構成を見て取る事ができるので、実際に建物を見に行く時間が取れないという方は、是非ご覧になってみてください。定期的に最新作をアップしていますので、住まいのイメージ作りにお役立ていただければと思います。


ウォークスルーはこちらから




弊社にプランのご依頼をいただく際、どういった内容を伝えればよいのでしょうか?とご質問を受けることがありますが、漠然としていて構いません。「こういった生活を送りたい」とか「こういった家に住みたい」といった、夢やイメージをお聞きしたいと思っています。間取りに対する具体的なご要望がある場合も「なぜそうしたいのか?」という事が大事です。その理由によっては、別のご提案となって現れることもあります。家づくりを考え始めて、初めて「夫婦でこんなにイメージが違っていたとは!」と気づかれることもあるでしょう。ご夫婦で違ったご要望も、もしかしたらよい解決策が見つかるかもしれません。大切なのは「何をしたいか?」「どうしてそうしたいのか?」をお聞きする事なのです。そして私たちの多くのアイデアの引き出しから「では、こういった工夫をしてみましょう!」というご提案が生まれます。それはまさに、ご依頼いただいた方の為のオンリーワンのプランなのです。


間取りには、100%これが正しいという正解はございません。10人の提案者が居たら10通りの提案が来ることでしょう。ですが、さすがに10社にも声をかけて提案を出してもらうというのは手間ですよね。そこで、希望に合ったプランを出してくれそうな会社に絞り込み、提案してもらう事が重要になってきます。
弊社もその候補の一つとして、ご選択いただけるように、日々研鑽を積んでおります。これからお住まいを検討しようとお考えの方に、是非アーネストの「提案をワクワクしながら待つ」という楽しみを感じていただきたいと願っています。


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