「アーネストコラム洒洒落落」アルティス ブランドマネージャー八岡史郎さん 第二回 「世界のお風呂文化と浴室の関係」

「世界のお風呂文化と浴室の関係」


高機能アクリルバス「アルティス」ブランドマネージャーの八岡です。今回の洒洒落落では、世界のお風呂文化と浴室の関係を私の勝手な視点でお話しさせていただきます。


前回、日本のお風呂の歴史から現在の日本のお風呂文化の成り立ちをお話ししました。日本のお風呂文化は世界的に見ても異質・・・とは言いきれませんが、少し変わっているかもしれません。
例えばイギリスやフランスなど西欧諸国では、バスタイムはシャワーのみで済ませることが多いようです。イギリスでは体を洗うために少量のお湯を張る為にバスタブは使うそうですが、フランスやドイツではバスタブを置いていない家庭が大半です。一説には、西欧諸国は水道代がとても高い為、バスタブにお湯を溜めることがないからだとも言われております。水道代が高いわけですから、必然的にバスタイムが短くなり、その回数も少なくなります。毎日お風呂に入る習慣もありません。もしかしたら、ヨーロッパの香水文化の発達はこれらの話と因果関係があるかもしれません。


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(ヨーロッパの一般的なお風呂の写真)




同じヨーロッパでも北欧諸国では少し様相が違います。
例えばアイスランドでは多く家庭に温泉専用の蛇口があります。これは、アイスランドの国土が地球のホットスポットの上に位置している為、火山活動が活発で国中で温泉源が多く存在している為です。さらにアイスランドは温泉源だけでなく水資源も豊富で、他の北欧諸国と比べて水道代が高くないことも関係しております。日本でも温泉が近い地域の家庭には温泉専用の蛇口を設置できますが、アイスランドはその範囲が広大です。
ノルウェーやフィンランドはサウナを保有する一般家庭がとても多い国です。特にフィンランドはサウナの発祥の地で、フィンランド語「sauna(蒸し風呂)」が日本の「サウナ」という言葉の語源でもあります。一般家庭の浴室にはシャワーだけの家庭が多くバスタブを置く家庭は少ないようです。その代りなのか、3世帯に1世帯の割合でサウナを保有し、北欧の寒い気候にある体をサウナで温めているそうです。
実はアイスランド以外の北欧諸国はとても水道代が高いです。もちろん北欧諸国の物価自体が世界的に見ても高いからという見方もありますが、入浴ではなくサウナで体を温めるようなお風呂文化になったのは、そういった背景も影響していると考えられます。


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(フィンランドのサウナの写真)




北欧ではありませんが、ロシアのお風呂文化はこれらの見解を裏付けしています。ロシアは北欧同様に寒さの厳しい国ですが、水資源が豊富で水道料金が非常に安い国です。そのためか、ロシアの浴室にはバスタブが置かれている家庭が多く、毎日バスタブにお湯を溜めて体を洗う習慣が定着しております。バスタブに溜めたお湯も人が使うごとに入れ替えているようで、お湯を大量に使うことに抵抗感が低いようです。




アメリカでは浴室の大半にはバスタブがあります。しかしこれはイギリスのお風呂文化が関係しているのか、基本バスタイムはシャワーだけ。アメリカは水道代がイギリスよりも少し高いので、必然的に回数も少ないのかと思いきや、その回数は多いようで基本的には毎日お風呂に入るようです。一説には、開拓時代のアメリカで疫病が流行ったことがきっかけと言われています。開拓時代のアメリカでは不衛生な暮らしが原因で疫病が流行り、その対策として入浴する習慣が広まりました。香水文化の発達した西欧諸国のお風呂文化とは少し成り立ちが違いますね。


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(アメリカのお風呂の写真)




この様に、世界におけるお風呂文化は、それぞれ地域ごとに様相が違うのが分かります。これらは、その土地の気候、風土、さらにはその国(地域)の成り立ちがお風呂文化の背景に大きく係わっていることが感じ取れます。日本のお風呂文化もまたしかりですが、実は日本のお風呂文化は変化し続けています。私たち「アルティス」はその新しいお風呂文化を、バスタブを通してご提案しております。詳しくは次回第三回の「アルティスのこだわり」でお話ししたいと思います。




ライター:八岡 史郎(ヤツオカ シロウ)


株式会社アベルコ
ブランド統轄部 アルティス ブランドマネージャー


1969年 東京生まれ
大学卒後、建材の専門商社である株式会社アベルコに入社し、2002年に立ち上げた高機能アクリルバスブランド「アルティス」に参画、2014年にブランドマネージャーに就任し今に至る。


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