2015.12.13

インテリア

保科卓

arflex japan

「5つの輸入ブランド」

アルフレックスジャパンでは毎年オリジナルの新製品を発表しています。製品の開発期間は長いものでは2 年かけており、時代を先駆けた製品とライフスタイルの提案を行っています。また、メインブランドの〈アルフレックス〉の他には5つの輸入ブランドを取り扱いしています。どのブランドにもクオリティの高さを求めていますが、それだけでなく、当社にはない技術をもつ各ブランドの製品を合わせてコーディネートすることで、アルフレックスの世界観が拡充され、1ブランドでは表現しきれなかった空間をつくることができます。今回は、それぞれの輸入ブランドの特徴をご紹介いたします。

Molteni&C(モルテーニ)
http://www.arflex.co.jp/products/molteni_and_c/

1934 年イタリアミラノ郊外のブリアンツァ地方で創業した老舗ブランド。長年の経験と実績から築いたシステム収納の最高峰の技術をベースに、置き型家具から収納までのすべてを、ハイクオリティで提供する世界屈指のブランドです。そのデザインは常に先進性に溢れ、ダイナミックにして精巧。この技術力とデザインの革新性が世界中の有名建築家、デザイナーから高く支持される所以となっています。近年はイタリアデザインの父と称されるジオ・ポンティの製品を復刻するなど、ミラノデザインの歴史継承にも力を入れています。

今年3 月には青山に日本初の旗艦店〈モルテーニ東京〉をオープンしました。内装はインテリア界のトップデザイナー、パトリシア・ウルキオラが担当。アーネスト青山ショールームのお隣です。10 月末には、今年サローネで発表のワードローブシリーズも加わりました。これまで以上にラグジュアリーなプライベート空間のご提案をご覧いただけます。是非お気軽にお立ち寄りください。

Riva1920(リーヴァ)
http://www.arflex.co.jp/products/riva_1920/

1920 年に古くから木工業が盛んな町カントゥに創立された無垢材を中心とした家具メーカーです。材の選定・技術・環境への配慮など、イタリア最高峰のクオリティを誇ります。近年では、レンゾ・ピアノ、ピニンファリーナなど名だたる建築家・デザイナーがリーヴァの企業姿勢に共鳴しデザイン開発に参加。現代建築になじみ、木の豊かな風合いを味わえる製品は本物志向のユーザーに愛されています。また、環境への配慮など、地域社会との相互関係をとても大切にしている企業です。今年のミラノ万博ではミケーレ・デ・ルッキ デザインの巨大なテーブルのインスタレーションも出品しています。

Paola Lenti (パオラ レンティ)
http://www.arflex.co.jp/products/paola_lenti/

1994 年、グラフィックデザイナー出身のパオラ・レンティがミラノに設立したインテリアメーカー。オリジナルで開発される「高品質な素材」、「鮮やかな色調」、そして、それらの特徴を最大限に生かした「デザイン」により、美しく独創的なラグと家具を展開しています。屋外家具は優れた機能性と耐久性に加え、室内にも溶け込む洗練されたデザインが高い評価を受けています。屋外家具に使用される素材は紫外線や海水・塩素などにも強く、色落ちもしないように独自開発されたものです。カラフルなパオラ レンティ製品は世界のラグジュアリーリゾートホテルや、ヨット、ブティックなどにも広く採用されています。

パオラ レンティは4月のミラノサローネでも毎年話題となっています。ここ数年は、ミラノ市内の元修道院の中庭を展示会場としており、重厚な石壁を覆うツタや大きな木々とカラフルなパラオ製品がマッチして、美しく、心地良いアウトドアの提案をしています。

GLAS ITALIA(グラスイタリア)
http://www.arflex.co.jp/products/glas_italia/

ガラスメーカーとして、1938 年に創業。1973 年にブランド名を〈グラス イタリア〉として新たなスタートを切りました。豊富な経験とマーケットリサーチにより国内外で幅広く支持され、インテリアにおけるガラス製品のパイオニアとして不動の地位を確立しています。ガラスの持つ多面的な魅力を暮らしに取り入れるため、常に様々なアプローチを行い、洗練されたエレガンス溢れる製品を提供しています。アルフレックスジャパンでは、アルフレックスの製品と親和性の高い、リビングテーブル、ダイニングテーブル、ミラー等の商品をお取り扱いしています。

GTV/Gebruder Thonet Vienna
(ゲブルーダー トーネット ヴィエーナ)
http://www.arflex.co.jp/products/gtv/

ミヒャエル・トーネット(1796-1871)が150 年以上前に確立した曲げ木の家具製造。その源流を受け継ぐオーストリア発祥のGTV(ゲブルーダー トーネット ヴィエーナ)社は、幾多の変転を経ながらも、現代にその美しさと正統を伝え、かつ伝統と革新を融合させた新たな製品も生み出しています。アルフレックスジャパンでは、2015 年6 月より日本の総代理店として取り扱いを開始しました。定番のN.14、コルビュジエチェアと称されるヴィエナ・シュトゥールの他、毎年ミラノサローネで注目される気鋭デザイナーによる製品まで今後取り扱いを広げていきます。

どのブランドもシンプルで合わせやすいだけでなく、ものづくりへのこだわりと、ファミリーが中心となった経営スタイルなど、アルフレックスのフィロソフィーに共通する点の多いブランドです。アルフレックスのこだわりは、長く安心してお使いいただける家具づくりと、購入いただいてから始まるお客様とのコミュニケーションを大切にすること。

最終回は、当社のものづくりに対するこだわりとメンテナンス体制についてご紹介いたします。


arflex Japanホームページへ