2015年11月アーカイブ

「イタリア生まれ、日本育ち」




こんにちは。
アルフレックスジャパン 代表取締役社長の保科卓です。
この度はアーネスト様よりブログ寄稿の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。僭越ながら全4回にわたり当社の取り組みなどをご紹介させていただきたいと思っておりますので、お付き合いいただけましたら幸いです。


さて、アルフレックスジャパンは、私の父、保科正が1969年に設立をした会社であり、昨年で45周年を迎えました。まずは、当社の生い立ちをお話しさせていただきます。
1960年代、当時〈ヴァンジャケット〉の宣伝販促部に勤めていた私の父・保科正は、その頃の20代にしては珍しく、仕事で海外へ行く機会に恵まれていました。各地で訪ねた友人の家と彼らの生活を見るたびに、当時の日本の生活様式との違いを痛感し、日本人の生活様式もこれから急速に欧米化していくと考えました。そこで一念発起し、1967年春にイタリアへ渡りました。


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ミラノ市内、父と私(1967-8年頃)






父はミラノでアルフレックスに出合い、家具づくりを学びました。家具づくりといっても設計やデザインだけではなく、工場で実際に手を動かし、ソファを製作するために必要な技術をすべて体得しました。また夜にはよく、工員仲間の家に招かれたそうです。彼らの家では、白いテーブルクロスに、代々受け継がれたカトラリーやナプキンを使い、贅沢ではない食事でも家族みなで食事の時間をゆっくり楽しむ風景を目にしました。生活を大切にするイタリア人の日常に触れ、その豊かさに大きな衝撃を受けたと言います。(当時私は3歳になったところでした。)


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ミラノ市内、ティト・リビオ通りのアルフレックス工場 (1960年代)







こうして、父はイタリアの家具づくりのノウハウだけでなく、生活の豊かさとその他多くを学び、アルフレックス製品の日本での販売権と日本オリジナルデザインの製造権を持って帰国し、1969年10月にアルフレックスジャパンを設立しました。


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アルフレックス 技術開発担当責任者プリンチピ氏(左)と製作部長ブルッツィオ氏(右)と父(1967年)






設立当時の日本の住宅には、畳にちゃぶ台というスタイルもあり、どちらかというとソファは家族のためのリビングルームではなく、応接間の客用の場合が多かったのでしょう。良い家具を提案しても、「こんな大きな家具、日本の住宅には合わない」とよく言われたそうです。その家具から始まる豊かで楽しい生活や、快適な生活の仕組みが理解されるのには時間がかかりました。モダンで豊かなライフスタイルとはどんなものなのかを、わかりやすく表現していくことが鍵となりました。


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イタリア アルフレックスのトラック (1970年代頃)






アルフレックスジャパンは、自分の生活を楽しみ、自分の人生を愛するイタリア人から学んだ「豊かな暮らし」の概念を取り入れながら、日本の風土・価値観・住環境に適した、日本人のための"モダン・シンプルライフ"を提案し続ける、イタリア生まれ、日本育ちのブランドです。
私は子どもの頃から父の職場やショップにもよく連れて行ってもらいましたが、父が働く姿も、インテリアも、周りの方々も、全てが格好良く、いつも憧れていました。創業時とは時代が変わり、ものがあふれる現代はお客様のニーズに合わせて良い物を提供する時代です。これからもお客様のご要望にお応えし続け、長く安心して家具をお使いいただくために、お客様とのよりよい関係づくりに努めていきたいと思います。


▽アルフレックスブランドストーリー
http://www.arflex.co.jp/about/story/
こちらもよろしければご覧ください。




さて、次回はアルフレックスが提案してきたライフスタイルの変遷についてご紹介したいと思います。


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「アーネストコラム洒洒落落」第37回目の連載がはじまります。



アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第37回の連載を開始いたします。

 
2015年を締めくくる今回のゲストは、アルフレックス、モルテーニなどを扱うライフスタイルファニチャーブランド「アルフレックスジャパン」の代表を務める保科 卓さんです。




*** プロフィール ***


 
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保科 卓
TAKU HOSHINA

 
1965年京都生まれ


慶應義塾大学卒業後、88年にアルフレックスジャパンに入社。
以来、輸入部門、管理部門、経営企画部門などを経て、08年にイギリスにてMBAを取得。13年に代表取締役社長に就任。
創業時の理念を受け継ぎ、現代の経営戦略で同社の成長を目指している。




 
arflex(アルフレックス)
arflexの名の由来は「arredamenti(イタリア語=家具)」と「flexibility(英語=柔軟性、適用性)」の頭文字から。いつの時代にもどのような環境にも適応する家具でありたいという願いがこの名に託されています。1951年にイタリアで生まれ、その後1969年に海をわたり「イタリア生まれ、日本育ち」のブランドとして、イタリアの合理性と日本の価値観や住環境に適したものづくりによって、長くお使いいただける家具と、心豊かに暮らすためのライフスタイルを提案しています。


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極上のバスルーム

極上のバスルーム




各所で紅葉が進み、肌寒く感じる季節になってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
寒い季節は特に、あたたかいお風呂で体の芯からあたたまりたいですね。今回は、アーネストが手掛けたバスルームにフィーチャーしてご紹介したいと思います。


バスルームにもさまざまなタイプがあります。バスタブにも円形や長方形など形もさまざま。スタイルもホテルのようなモダンなタイプから旅館のような和風のものなど、バスルームもお好みに応じた提案を行っています。あなたのお好みはどんなスタイルでしょうか?


まずは、モダンなスタイルから。広々とした円形のバスタブと壁面をガラスにし、植栽を施すことで開放的な空間を実現したバスルーム。朝日を浴びながら朝風呂を愉しむことも可能。贅沢なひと時を過ごせます。


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こちらは2階にお風呂も設けたお宅です。こちらも前面の壁をガラスで仕上げ、浮いているかのような開放感を味わえます。オーナーは、ライトアップされたお庭と星空を眺めながら入る夜のバスタイムも気に入っているとのこと。


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次はヒノキを使った浴槽のあるお宅です。ご自宅はモダンなインテリアのお宅ですが、お風呂は和の要素を取り入れたスタイル。バスルームに入るとヒノキの良いかをりが漂います。純和風ではなく、ヒノキの浴槽に合う和モダンテイスト。シックなカラーコーディネイトで、落ち着いた雰囲気です。


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眺望を活かしたバスルームもご提案しています。ご自宅で海を見ながらお風呂に入れるなんて、何とも贅沢!うらやましい限りです。時を忘れてゆったりとした時間を過ごせそうですね。


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こちらは、バスルームが温泉旅館の佇まい。旅行に出かけなくても自宅で旅気分が味わえます。別荘では温泉を引くこともあるので、まさに自分だけの温泉風呂です。誰にも邪魔されない究極のリゾートを堪能できます。


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最後はバスルームの壁にウォータースクリーンがあり、リビングとの仕切りはガラス。空間に瑞々しい潤いを与えるバスルームをポイントとした「バスリビング」で、新たな暮しを提案したお宅です。


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そこに暮らす人、家族ごとに異なるライフスタイルがあるように、バスルームも、さまざまなスタイルがございます。その家族のライフスタイルにあったバスルームで、あなただけのリラックス空間をアーネストは実現いたします。秋の夜長に、極上のバスルームでゆっくりとバスタイムを愉しみませんか。


○お問合せ○
東京:03-3769-3333
大阪:06-6537-7731




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具現化する




デザインとは、無形の夢を人々が想像できるように有形化することだと考えます。


いつも私が考えていること。


・自分の理想の船を作りたい。
・自分が乗りたい車を作りたい。


このようなことを考える時、その絵を描けば70%はそれに到達する。でもその絵をかける人はほとんどいない。絵を描いてみてください。とてもカッコ悪いものになります(笑)。自分の理想とする女性を描けば、その女性が目の前に現れるとしても、肝心のその絵を描くことができない。絵を描いてみてください。理想からは相当遠い感じになります。そんなことを実現しているのがデザインという仕事。「描く」という技術も大事です。そしてものづくりも理解していないと完成まで到達しません。素材や構造などにも知識は及びます。






出来上がってデザインを見て、これが私の理想だと思う方々が現れる。それが具現化するという行為であると思います。ある程度具現化してみせないと夢は形にもならない。だからデザインするという行為は、とても大事なことなのだと思います。そして好みの問題だから万能でもない、自分ならこうするという自分なりの変更も出てくるでしょう。そうした"デザインという行為=具現化してみせるという行為"の一つが、今回私が出会った"B&B ITALIA"なのです。
ショールームを作り、実際に家具を配置し、そのシーンをみせる。そこにはラグが必要であったり、照明が必要だったり、オブジェやアートも大事な構成要素となります。そうすることにより、家具の魅力も、他のものも互いに高めあって魅力を伝えることが可能となります。


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現在新しいB&B ITALIAのショールームは青山・外苑前の青山OM-SQUAREビル(外苑前駅直結のビル)。LEXUSショールームが入っているビルの3階が10月23日よりオープンしています。是非お越しいただきB&B ITALIA の世界観を見ていただきたいと思います。また、1月には1階のショールームもオープンいたします。




1階はおそらくB&B ITALIAとしては例外中の例外であるCI(corporate identity)とは少しちがうコンセプトの場所となります。アクセスも良く、視認性も良い1階ショールームは、新しく私たちが設置するアイコンショールームです。ギャラリースペースやバーカウンターもあります。皆様がB&B ITALIAに出会う場所。B&B ITALIAと他のブランドが出会う場所。そして、人と人とが出会う場所。何かを生み出す場所となるでしょう。ショールームを作るというよりも、イベントスペースを作るという気持ちをこめて造っています。


いろいろなテーマで人が集まる機会を増やして行こうと思います。時にはアーティストをフィーチャーしたり、照明ブランドや、車のブランドとのコラボをしたり、フラワーアレンジメントの講習や、アーティストのライブ。いろいろなことが行われ、夜遅くまでの営業になる場合もあると思います。私たちが興味を持つものを取り上げて行けたらと思っています。時にはミスマッチを楽しんだり、時には化学反応的に新たに何かが生まれたり、予想ができないのが"ご縁"です。


そんな場所にB&B ITALIAがあったら素敵だと思います。そんな場所にいることができたらきっと幸せな気持ちになれると思います。246青山通りからB&B ITALIA Showroomに明かりが見えたら覗いてみてください。きっと何か楽しいことが・・・。


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そして3階。こちらはB&B ITALIAのシーンをたくさん見ることができる空間にしました。B&B ITALIAとMAXALTOの世界に浸っていただきたいと思います。B&B ITALIAのCIに基づいたショールームです。
立地は、広いフロアでゆっくり観ることのできる場所を探しました。そして車でのアクセスが可能な場所が、私のこだわる大事な要件の一つでした。青山という立地は車で行くにはとても不便な場合が多く、通常、車で移動をする私はいつも不便を感じていました。南青山も大好きな場所ですが、駐車場に問題があり、自分が自分の会社に行かなくなってしまうのでは(笑)と思ってしまいました。
そんな中、このビルの立地は外苑前駅直結で1階にショールームを確保でき、車でも電車でもアクセスが容易であるところも条件に合致していました。1階から3階へのアクセスが直行でない部分も、2階ロビーを通り抜けてのアクセスも、最終目的地へのアプローチとしてとても良いと思います。ショールームはシンプルですが、ワンフロアに集約されているためとても観やすく、シーンごとに魅力ある展示で長く居たくなる心地よい空間になっています。


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左側はB&B ITALIAコレクションの展示。そして右側はアントニオチッテリオデザインのMAXALTOコレクションを展示しています。
ワンシーンが6×6Mと大きな区画で、ゆったりとした展示になっています。皆様を出迎えるのは、あの新国立競技場のデザインで有名なZAHA HADID氏の"ムーンシステム"のソファです。その優雅な曲線で魅せてくれます。その後ろには、SOLSOセレクトのグリーンが展示され、ビルの3階にいることを忘れさせます。ゆっくりと全ての椅子やソファに座ってみてください。B&B ITALIAの良さが伝わります。そして、じっくりとそれぞれのフォルムをご覧ください。各デザイナーが表現したかったものを、B&B ITALIAが独自のフィルターを通して実現したタイムレスの魅力的な作品たち。
ひとつB&B ITALIAの家具を選んでみてください。いつもとちょっと違ったデザインや、選ばなかった色の靴に挑戦して買った時に全てのファッションが変わるように、きっと何か変化をもたらすはずです。


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日本の建築インテリアシーンにはたくさんの才能が集まっています。かつて日本からファッションシーンで世界を席巻した天才たちのように、世界を刺激しています。その才能とともに同じ時代を盛り上げることができればと思っています。私はこのB&B ITALIAというブランドから始まる、さまざまな可能性を感じてワクワクしています。
どんなラグジュアリーライフをデザインできるのか。
気軽に遊びに来ていただけるイベントやパーティをたくさん企画しますので、是非私の考えるB&B ITALIAのある、さまざまな出会いの生まれる空間を楽しんで頂けたらと思っています。できるだけ長い時間のんびりしていただけるようにできたら最高だと思っています。青山に買い物に来て疲れたらひと休みに、何かの打ち合わせとかにも気軽に使える1階ショールームにしたい。そして、じっくりとB&B ITALIAの世界に浸れる3階ショールーム。二つの異なる空間を楽しんで頂きたいです。なんで二つに分けたのか、来ていただければご理解頂けると思います。


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その中で、少しでも何か刺激を感じていただければ幸いです。
そして私たちは、刺激的な船や車そして海際のラグジュアリーの追求などいろいろな顔を持ちます。その全てを総合して私の考えるラグジュアリーライフスタイルデザインに触れていただければと思います。






4回にわたるブログ連載にお付き合いいただきありがとうございました。この場をご提供いただいた、アーネストグループ様には感謝申し上げます。
引き続き、野澤隆之facebookや安田造船所ファンページ、アトランティックカーズ、Azimut Yachts Japanなどのfacebookなどでも情報発信して行きますので、よろしくお願いいたします。
今週は世界最大のボートショー・フロリダのフォートローダーデールボートショーです。フロリダからさまざまな情報を発信しますので是非ご覧ください。






野澤隆之facebook
https://www.facebook.com/nozawa2


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https://www.facebook.com/yasuda.shipyard.fun/


アトランティックカーズ
http://www.astonmartin-atlanticcars.co.jp


Azimut Yachts Japan
http://azimut.jp







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B&B ITALIA&MAXALTOホームページ




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刺激を与えるモノ




沢山の刺激の積み重ねが何かを生み出すかもしれない。
刺激とは興奮であり、緊張であり、心に何かを刻む。私の仕事は趣味と一体です。徹底して好きな事を追求してしまいます。その中に沢山の刺激もあります。




車のビジネスの関係ではロンドンへ行くことが多く、到着すると頭の中にはあの007のテーマが流れます(笑)。
たくさんの人種が交錯する国際都市。たくましく国際社会で、そのポジションを堅持する金融の国。他国の資本が入ろうとも、GBの企業として逞しく君臨する企業やブランドたち。この国のたくましさは日本も見習わなければならないことが多いです。
そして、男性の街という印象を受けるのも事実です。この街に行くと、何か一つ長く使えるものを手に入れたくなります。きっとこの国は今でも、世界の中心にいるという思い込みがあるのでしょう。確かにこの国でしか作ることのできないものもあります。例えばRolls Royce。資本はどの国が持とうとも、説明のいらない製品づくり。ただ高性能だからではなく、真の高級という意味で、真の高級車が作れるのはこの国しかないのではないでしょうか。


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ドイツも高級車を作ります。しかし、こんなエンジンで安全性能が云々と長々と説明を必要とします。Rolls Royceはどうでしょう。あのパルテノングリルが登場しただけで説明はいりませんよね。それがこの国の歴史なのだと思います。だから、街や人に圧倒される。アストンマーティン社も、他のメーカーとは比較にならないほどの脆弱な財務環境の中で開発をし、さほど変わらない車を堂々とアンヴェールします。一瞬の戸惑いの後に、人々は理解しようと頭を巡らせ始める。顧客に解釈させる。嫌味に聞こえますが、これがまさにブランドの力なのだと思います。人々はそこにダンディズムやノスタルジックな魅力を感じるのです。
車好きがレースをして、開発をして、市場に出してくる。昔の車屋の感覚がこの会社にはあります。そこが心惹かれるところなのです。だからアストンマーティンは昔からの車好きが、車好きのままでいられる、数少ない選ばれしブランドの一つとして君臨してゆくのでしょう。そしてもうすぐ、このブランドが他にどんなPR活動をしても太刀打ちできない、最大のPRとなる007が公開を迎えます(笑)。


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家具や船のビジネスで訪問するミラノはどうだろうか?
例えば最大の家具の展示会ミラノサローネ。沢山の製品や作品の中に、心に響くものがあります。どこで造られているのだろう?誰のデザイン?どうやって実現した形状なのだろう?そして、沢山のデザインの天才たちの作品が交錯する世界で、個性や哲学をどのように表現して歴史を積み重ねてゆくのか。強烈な個性やビジョンや強い思い込みや妄想、すべてがブランドの構成要素となり、そのブランドの本質を高めてゆく。その結果としてブランドといわれるポジションになってしまったのかもしれない。"なんでこの人がそれほどのブランドを立ち上げたのだろう"と、どんどん個人やファミリーなどに興味が深まっていきます。そうしたファミリーとの交流もとても刺激的です。


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"環境"という事もとても重要に考えます。
築200年とか500年前の建物や歴史に囲まれ、そしてグラスやナイフとフォークもデザインされているような環境の中で生活し、最新のデザインが集まるファッションやインテリアに囲まれ、自分の人生をかける価値のあるものをデザインする。そんな環境が生み出す事や物や人々に心惹かれるのも理解できます。環境が人を造り、人が刺激的な事や物を造りだす。すなわち文化を生み出す環境が整っている街はとても強い力を感じます。


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そのミラノから北へ1時間ほど行った内陸にあるのが、イタリアンクルーザーブランドの雄AZIMUTです。世界市場で最も成功したクルーザーブランドと言っても過言ではありません。輝かしい歴史を持つブランドが次々に身売りをしてゆく中で、このブランドはいまだ強固な経営基盤を維持しています。"なぜ?"疑問から探究心は湧いていきます。ファクトリーを見に行く。経営者に会う。気が合う。取引が始まる。実に自然な流れで、シンプルに深まってゆく。"気が合うかどうか?""パッションを共有できるか?"そんなことが取引以前にもっとも大切なことです。健全経営が商品開発を継続させ、苦しい時期も乗り越え、常に攻めの体制を取れる。そして人々が憧れるようなブランドに近づいてゆく。父親が創業者で娘がPR。父親はよく話すが話もそれほどうまくない。ファッションもさえない、しかし強烈な推進力でこのブランドを推し進める、どうしてそんなパワーが?気になりますよね。そんな探究が刺激となり、行動の動機付けとなる。ブランドを取り巻く人々は私の興味の対象です。魅力的な方々が沢山いる。理想と現実の摺合せ。良い時も悪い時も足元を見つめる強い意志と遠くを見つめる志が共存する方々です。






ミラノからまた1時間くらい南へ下ると、そのAZIMUTが沢山生息する海が広がります。地中海があるから生まれた、その環境がAZIMUTなど船の世界も支えています。ヨーロッパや世界からこの海辺を目指して集まる方々が、AZIMUTの顧客であり、理解者でもあるのです。カンヌで行われるボートショーでは、大きなブースでディスプレイをし、最高のプレゼンテーションが行われます。ビーチやホテルでは連日どこかでパーティが行われる。この環境に心ひかれた人たちが、どんな車で海を目指すのか。どんな時計を付けてどんな洋服に身を包むのか。どんな船を選ぶのか。およそファッションと呼ばれるほとんどの要素がすべてここにはあると実感します。決して無理していない、普通の環境なのでしょう。その世界観に圧倒される。実に刺激的そして一定の緊張を伴う。しかしそこには究極のリラックスもあるのです。そんな刺激に満ちた環境で、自己表現としてのデザインで人々を魅了することができるのか?実に心惹かれる世界です。


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そしてもう1箇所。よく行く大好きな場所がアメリカ東海岸の南。マイアミやフォートローダーデールです。この辺りが地中海と、並び船文化のもう一つの中心になりえたのは、もちろんマイアミという刺激的な街や、バハマなどのクルーズポイントがあったからでもありますが、インターコースタルウエイというアメリカの東海岸を南北に走る長い運河が存在します。大西洋が荒れていても、運河沿いにはレストランなどもたくさんあり、運河沿いでもクルーズも成立し、そして運河沿いには船を目の前に停泊できる住宅が立ち並ぶ。この運河が内陸にまで入り組み、海から1時間以上内陸でも自宅前の係留環境が実現できる場所もあります。敷地が運河に面する長さで、当然係留できる船の長さも変わります。だから大きな船を係留できる土地は、間口もあり、運河の深さもあり、大きな船の所有者は当然そういった土地を保有したがります。そんな場所に建つ家もまた実に刺激的です。


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クラシカルなアメリカの家も多いですが、特に心惹かれるのはモダンな建築物。究極のウォーターフロントハウスという趣の家も多いです。建物やプールや桟橋外構まで、すべてデザインされて、住宅の内部はデザイナーやインテリアコーディネーターなどにより、最高の家具やアートなどで仕上げられている。ゆったりとした時間が流れ、目の前にはクルーザーが係留されていてクルーが洗っている。刺激的すぎるでしょ?私はこの刺激の中で、さらに海際への思いを強く抱くようになりました。地中海とフロリダ、この2箇所を例にとっても、このように刺激に満ちている。そして、沢山の友人がいる。世界は狭く感じます。また、世界を見れば見るほど日本に心惹かれ、また好きになる。四季があり美しく、人々も優しい。そして食事が美味しい日本は最高だと思うのです。


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この日本で素晴らしく刺激的な生活をするには?
それが私の考えるライフスタイルの提案になってゆくのだろうと思います。デザインにかわる言葉のないこの国で、何をデザインしてゆくのか。とても楽しみで実現欲を刺激されます。







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