アーネストコラム酒酒落落 野村皮膚科医院・院長 野村有子先生 最終回「肌との対話」

最終回 「肌との対話」

皮膚科医になって以来、肌に直接触れることにこだわってきました。「皮膚は体調のバロメーター」と言われています。皮膚は、外界と体の境界線にある薄い膜で、大人で総重量が約3kg、面積1.6平米ほどあります。人間が持っている臓器(肝臓、心臓、肺など)の中で最大で、情報の宝庫とも言えます。その皮膚、つまり肌と対話することは、健康管理の上でも大切であると日々感じています。

ここでほっと一息・・・


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テキサス州では、いろいろな風車に出会いました。それぞれ形が異なりますが、風を受けて回る姿には、優雅さすら感じられます。美しく回るためには、均整のとれた美しい形が必要なのかもしれません。

人間も一人一人のお顔の形や体型が異なるのと同じように、肌質も一人一人違います。皮膚科を受診された患者様の肌質を即座に見抜き、そのトラブルがどうして生じたのかを考え、トラブルの治療と再発予防を含めて、一人一人の肌をトータルコーディネートするような診療を行っています。皮膚疾患は治りにくいとよく言われます。もちろん治りにくいものも中にはありますが、きちんと肌質が理解できれば、決してそのようなことはありません。「わたしは、あなたの肌がキレイになるまで、あきらめませんよ」と申し上げます。

肌と対話してみませんか?きっといろいろなことに気付くと思います。

まず、朝起きた時に、鏡でご自分の顔を見てください。そして、そっと両手で頬に触れてみてください。「今日のお肌はどうかしら?」と問いかけてみましょう。何となく肌がくすんでいる、コジワが気になる、頬の弾力がなくなってきた、かさついている、脂っぽい...ちょっとした変化が、体調や生活リズムの変化や危険信号を表しているのです。前回の「究極の手パック」を毎日行っていると、日々の変化が少しずつ分かってくるようになります。

さらにここでもう一つ、肌に触れるものとしてぜひお伝えしたいことがあります。それは、肌着です。最近、夏はサラッとしている、冬は暖かくなる、という機能性肌着が流行っています。とても楽でいいのですが、やはり綿が主体の肌着が何と言っても着心地抜群で、肌にとても優しいのです。

肌着は、皮膚を保護してくれたり、汗を吸ってくれたり、他人からは見えないものですが、とても大切な役割を持っています。肌着の縫い代やゴムのあたる部分がこすれて、かゆくなったり黒ずんでいたりする患者様がたくさんいます。「肌着難民」という言葉もあるくらいで、実は私もその一人でした。そして出会ったのが、Fleepという肌着です。日本で縫製されている肌着は、今はとても少なくなってしまいました。それをかたくなに守っている島崎という会社が作っています。その工場は、被災地でもある岩手県の陸前高田にあります。被災後も一人の退職者も出さずに、3か月後にはフル稼働したのです。

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生地は、ふわふわの「スマイルコットン」が使用されています。糸のねじれをもどしている使用しているため糸自体が柔らかく、さらに繊維間に空気をたくさん含むため、汗が放出されやすくなっています。

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縫い代は、肌にあたらないような工夫がなされています。

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また、レースの模様もとてもおしゃれなのですが、肌にレースのチクチクがあたらないように工夫されています。

そして、何よりも嬉しいのは、価格がリーズナブルなこと。

一度着たら、やみつきになってしまいます。そして、チクチク感から解放された快適さは、人生を豊かにしてくれるとも感じています。肌が弱い人だけではなく、多くの方にぜひ試していただきたい肌着です。

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洋服とのコーディネートも、抜群におしゃれにできます。
おしゃれでいながら肌にやさしい肌着!そして日本製のもの!

肌がふんわりやさしく包まれると、とても幸せな気持ちになります。ある患者様からの一言です。「このショーツ1枚で、人生が変わりました!」

皮膚科医としてキレイな肌にこだわってきて、いろいろな方やいろいろな物との出会いがありました。これからも、さらにこだわり続けて、当院の開業当初からの医療理念である「一人一人の患者様を大切にし、常に最高の医療を提供する」ことを、地道に続けていきたいと思っております。

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4回のブログのうち、後半の3つはアメリカのテキサス州で書きました。この写真は、中でも一番気に入っているものです。古い水汲み用の風車の奥に、新しい風力発電用の風車が並んでします。古いものと新しいものが、青空と草原の中にうまく溶け込んで、素晴らしい風景を作っています。

新しいエビデンスを求める医療も大切ですが、古くから言われている経験に基づいた医療にも大切なことがたくさんあると思います。
肌に触れ、肌と対話し、肌の声をききながら、一人でも多くの患者様のお肌をキレイにできますよう、今後もますます頑張りたいと思います。

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