Pinterestをはじめました!

Pinterestをはじめました!


皆様、"Pinterest(ピンタレスト)"というサービスをご存知でしょうか?Pinterestとはインターネット上で見つけた画像を、「ボード(=フォルダ)」に「ピン(=保存)」していく画像収集サービスで、現在、世界中で普及し始めています。


例えば「外観」や「リビング」のようにカテゴリ分けしたボードに気に入った画像をピンすることで、まるでスクラップブックのような効果があり、好みのイメージが明確になるため、弊社でもプランのお打ち合わせの際にお客様からPinterestを用いてご希望のイメージをお伝えいただく機会が増えています。
そこで「よりスムーズにお客様とイメージを共有したい」「より多くの方にアーネストの作品を見ていただきたい」という思いから、アーネストグループではPinterestのアカウントを開設致しました!


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(画像をクリックすると大きくなります)


Earnestアカウントではアーネストグループの一員であるクラフトスピリッツが手掛けた作品もご覧いただけます。これからも続々と弊社作品の写真やCGをPinterestに追加予定です!ぜひ弊社アカウントをフォローしていただき、理想のお家づくりの参考にしてくださいね。


すでにPinterestを始められている方はもちろん、まだ登録されていないという方もこの機会に始められてはいかがでしょうか。
「打ち合わせの際にPinterestを活用してみたいけど、操作方法がわからない...」というお客様はお気軽に担当スタッフへご相談ください。ご登録のお手伝いをさせていただきます。




Pinterest Earnestアカウント
アカウント名:Earnestarchitects
URL:https://www.pinterest.jp/Earnestarchitects/


Pinterest HP
https://www.pinterest.jp/


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arflex New Model Exhibition 2018

arflex New Model Exhibition 2018


1969年に創業したアルフレックスジャパン。来年で50周年を迎える今年のテーマは「the ERA」。"時代"という意味のテーマを掲げ、ソファやリビングテーブルなど、新たな時代に呼応していく新作全12種を9月に発売しました。
少し前にはなりますが、新作の発売に合わせて恵比寿のアルフレックス東京で行われた「arflex New Model Exhibition 2018」に参加してまいりましたので、そこで発表された新作コレクションの中からいくつかピックアップして、皆様にご紹介したいと思います!


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まずご紹介したいのが、今年のテーマと同じ名前を冠した「ERA」。アルフレックスの新たなスタンダードソファとなるこちらのアイテムは、中央にかけて丸みのあるボリューミーなシートでゆったりとした座り心地を叶えながら、アルミダイキャストの華奢な脚部と低めのプロポーションで空間に広がりを感じさせるアイテムです。今年のメインアイテムERAの周りには注目度の高さから常に人が集まっており、なかなか近づけない程でした!ERAにはソファと共通の脚部を持つリビングテーブルの展開もあり、これらを組み合わせることで統一感のあるすっきりとした印象の空間を演出してくれます。


ERA
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出典:アルフレックスジャパン
http://www.arflex.co.jp/products/era_sofa/




次にアイキャッチなデザインが特徴のチェア「PINNA」。くじらの尾ひれをイメージしたというユニークなバックレストは木質と張り込みから選ぶことができ、シートは張り込みのためハイチェアでありながら長時間座っていても疲れないんだそう。発表会当日はコンパクトかつ愛らしいフォルムで女性の注目を集め、皆さん実際に座りながらゆっくりと会話を楽しまれていました。バックレストとシートの組み合わせ次第でかわいらしくも、スタイリッシュにもなる自由度の高いアイテムです。


PINNA
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出典:アルフレックスジャパン
http://www.arflex.co.jp/products/pinna/




最後にご紹介したいのが日本人デザイナー、川上元美氏がデザインした「APERTO」。こちらはアルフレックスと川上氏、イタリアのリーヴァ社の三者のコラボレーションによって生まれたダイニングテーブル「MESA」に合うよう、川上氏がデザインを手掛けたとのこと。浮遊感と繊細さを感じさせるデザインで、フレームは木材と籐編みから選ぶことができるそうです。特に国内の職人が3日間かけて編み込むという籐のフレームは凛とした美しいデザインをより強調しています。また、時間をかけて少しずつあめ色に変化していく籐ならではの味わいも楽しむことのできるアイテムで、モダンでありながら日本的な懐かしさや奥ゆかしさを感じる佇まいは「イタリア生まれ、日本育ちのブランド」であるアルフレックスジャパンならではのアイテムなのではないでしょうか。


APERTO
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出典:アルフレックスジャパン
http://www.arflex.co.jp/products/aperto/




また、コレクションだけでなく、新たなマテリアルとして大理石5種が発表されました。これまでの大理石に加え、さらに豊かになったバリエーションの中から色や柄、質感にこだわってセレクトできます。特に今年のトレンドであるマットな質感のベルジャンフォッシルとターキッシュグレーはインテリアにぜひ取り入れたい素材ですね!


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今回ご紹介したアイテム以外にも素敵な新作が店内にたくさん並んでいましたので、皆様もぜひお近くのアルフレックスに足を運ばれてはいかがでしょうか?
もちろんarflexは当社でもお取り扱いがありますので、お気軽にご相談ください。




お問合せ先:アーネストスクエア
03-3769-3333




arflex 2018 New Model
http://www.arflex.co.jp/products/new/




アルフレックス東京
〒150-0012
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクェア1F
TEL:03-3486-8899




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新築・リフォーム工事と消費税増税について


2019年10月より消費税率が10%となる可能性が高まってまいりました。国税庁のHPでも増税に伴う軽減措置について告知されていますので、ほぼ既定路線と考えてよいのではないでしょうか。
住宅の新築やリフォームでは、建物本体の工事費は高額となりますので、2%の増税はかなりの金額となる事は容易に想像できます。増税のニュースを聞いて、「そろそろ重い腰を上げて建築計画を検討しないと・・・」とか、「ちょうど新築やリフォームを考えていたので急がなくては・・・」と思われた方も多いと思います。
そんな方の為に、今回は住宅の新築・リフォーム工事と消費税増税についてお話ししたいと思います。


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大きな金額となる住宅の新築やリフォーム工事ですが、消費税率10%が適用されるのはいつでしょうか?「まだ来年の10月だから時間がありそう・・・」とお考えの方はご注意ください。
ここでポイントとなるのは、【①契約日】、【②引渡し日】、【③2019年3月31日】の3つです。消費税は原則として【②引渡し日】の消費税率で計算します。つまり、引渡しが2019年10月1日以降となる新築・リフォーム工事に関しては、消費税率10%が適用されるのです。


しかし、新築工事や大規模工事の期間は半年~1年以上かかる場合が少なくありません。その為、せっかく消費税率8%のうちに工事請負契約を締結しても、工期が1年以上かかる場合には今すぐ工事を始めても、間に合いません。これは不公平ですよね・・・。その混乱を避けるために「経過措置」がとられます。
そこで重要なのが【①契約日】です。この日以降の工事請負契約で引渡し日が2019年10月1日以降になるものは、消費税10%ですよ!という「指定日」があります。それが、消費税率アップの半年前、2019年4月1日です。つまり【③2019年3月31日】までに工事請負契約を締結した工事は8%の消費税率が適用されます。




いくつかのケースで、消費税率がどうなるのか見てみましょう。


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<ケース1>


工事請負契:2019年3月31以前
引渡し  :2019年10月1日以降


この場合は、【③2019年3月31日】以前の契約なので、引渡しが増税後になっても消費税率は8%です。


<ケース2>


工事請負契約:2019年4月1日以降
引渡し   :2019年9月30日以前


この場合は、工事請負契約が【③2019年3月31日】を過ぎていても、引渡し日が増税前なので、消費税率は8%のままです。


<ケース3>


工事請負契約:2019年4月1日以降
引渡し   :2019年10月1日以降


この場合は、経過措置が適用できず、また、引渡し日が増税後となるので、工事請負契約が2019年10月1日以前の増税前であっても、消費税は10%となります。




アーネストグループにご依頼いただく新築計画は、その規模から工事期間が半年以上になるケースがほとんどです。また、リフォーム工事においてもフルリフォームや大規模リフォームをお考えの方は半年以上の工期を見ていただく必要のあるケースがあり、そのような計画ですと設計期間だけで数か月を要する場合がほとんどです。
新築や、大規模リフォーム計画の場合には、ご相談~ご提案~正式な設計ご依頼をいただくまでに「提案プランがご希望に沿ったものか?」「費用は幾らぐらいなのか?」などの検討が必要なので、どうしてもその期間は1か月程度はかかります。その後、正式に設計をスタートさせ、概要が固まった時点で見積~契約となりますが、その期間も数か月かかります。
つまり、ポイントとなる【③2019年3月31日】までに工事請負契約を締結するためにはそろそろ具体的に依頼先のご検討・ご相談を始められる方が良いという事になります。


費用の大きな建築工事ですから、2%の増税金額は大きな金額となります。詳しいお話しはお気軽にお電話にてお問い合わせください。担当スタッフが丁寧にご説明させていただきます。
もちろん新築かリフォームかどちらとも決めかねているという方や、まだ計画が漠然としているという方も是非ご相談ください!




※閣議決定を経て正式決定となりますので、本記事は「2019年10月より増税した場合」という内容となります事をご了承お願い申し上げます。




建築ご相談窓口


アーネストグループTEL:0120-332-363


新築をご検討中の方
アーネストアーキテクツHP:http://earnest-arch.jp/


リフォームをご検討中の方
クラフトスピリッツHP:http://craftspirits.jp/


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壁を愉しむ


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ラッフルズホテル シンガポール


壁と窓、この2つは切っても切り離せない関係にあります。
私はシンガポールで2度の家探しを経験しましたが、「ここは何向き?」と質問をすると「方角を気にするのは典型的な日本人だね」とよく言われました。私たち日本人は明るい南向きを好みますが、シンガポール人は涼しい北向きを好むとのこと。確かに、赤道直下のトロピカルアイランドでは、ガラス張りのマンションの南向きの部屋はまるで温室です。


窓は大きければ大きいほどいい? 答えは、YesでありNoでもあります。
もしも和やモダンなインテリア、借景を活かすようなロケーションであればYes、トラディショナルな欧米スタイルのインテリアを作りたければNoなのです。


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左/シャングリ・ラ ホテル ザ・シャード ロンドン、
右/パリ オスマンのアパルトマン、とあるお宅のリビング


西洋のインテリアには壁の存在が非常に重要で、十分な壁がなければオーセンティックなインテリアは作れない、と言っても過言ではありません。なぜなら、家具を置くにも、アートやミラーを掛けるにも、壁が必要だからです。


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サイオンハウス(イギリス)の細長い窓と中庭


西洋の古い建物に壁の面積が多いのは、単純に建築的な構造が理由です。石を積み上げて造った建物には、縦長の細い窓しか設けることができなかったのです。電気のない時代、小さな窓からの光は決して十分ではなかったため、様々な工夫が凝らされました。少ない光を何倍にも増やすために大きなミラーを掛け、家具やフレームなどに施されるゴールドリーフ(金箔加工)は光を拡散させる目的もあり多く用いられました。壁を彩るインテリアのエレメントには、意匠的な美しさ以外にも、こうして理に適った役割があったというわけです。


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ゴールドリーフのミラー


日本では、窓が大きいのと同じように、室内は明るければ明るいほどよいという趣向から、光を反射する白い壁のお宅が圧倒的に多いように見受けられます。壁=白というイメージが強いのではないでしょうか。
では、実際に住まいの壁を豊かに彩るにはどんな方法があるか考えてみましょう。


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まずは壁紙です。カラフルに、シックに、大きな面積でダイナミックに雰囲気を作ることができます。ふと、今この原稿を書いている私の自宅全体を見わたしてみましたら、シャンパンゴールド、トープ、グレイ・・・我が家は洗面所以外に白い壁がありませんでした!
リノベーションの仕事をしていて私が一番好きなのは、壁紙を貼り終わり(または壁の塗装が終わり)、"工事現場"が"お部屋"に変わる瞬間です。「あぁ、この色にしてよかった。」「この柄やっぱり素敵!」 と心が躍ります。


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左/エルメスのファブリックでオリジナル製作したファブリックパネル、
右/サイズとモチーフを指定してオーダーした日本画


続いてはアート。アートといっても様々です。ポスターなど市販のカジュアルなものから、作家さんにコミッションワーク(注文制作)で描いていただいたり、お好きなファブリックでパネルを作ることもできます。また、お子様のお絵描きの作品を額装しても立派なアートとなります。
あまり知られていませんが、インテリアデザインのセオリーとして、ファインアートのレプリカを飾るのは、洗練されたインテリアには相応しくないとされています。価格や作家が有名であるかどうかは関係なくご自身のお好きなもの、空間にマッチするものを飾ることがポイントです。


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左/英・ドゥ ゴーネイ社の手描き壁紙、
右/Margit Wittigのミラー


弊社サロンには、職人が1枚ずつ描く壁紙を表装・額装したものをアートとして飾っています。手描きだからこそ、サイズ調整や鳥の位置、顔の向きなども、飾る場所に応じてアレンジすることが可能です。
そして、なんといっても万能なのはミラー。ソファバックやチェストの上など、空間的に寂しい、でも何を掛けたらいいか分からない、そんな時はサイズの合うミラーを取り入れることをお勧めします。


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左/ヘイマーケットホテル ロンドン、
右/コヴェントガーデンホテル ロンドン


また、寝室の壁には個性的でダイナミックなヘッドボードを設えるという手もありますね。写真のように壁の色とコーディネイトすることで、空間が一気にドラマティックに変身します。


自分らしい壁の演出にチャレンジしてみたいけれど、失敗したらと心配でしょうか? いいえ、大丈夫。どこのお宅にも"お試し冒険"をするのに丁度いい、壁に囲まれた空間がありますよ。


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左/Cosmos(宇宙)をテーマにしたシックなトイレ、
右/ケイトスペードのブラケットライトを用いたスイートポップなトイレ


そう、トイレです。パリやロンドンのお洒落なホテルやレストランでは、トイレだけが遊び心満載の別世界ということがよくあります。まずは、壁に囲まれたこの小さな空間で、色、柄、アート、ミラー何でもござれ! ちょっと大胆に遊んでみませんか? トイレという小さなスペースが自分のお気に入りで満たされることで、インテリアのもたらす"ときめき"を感じていただけると思うのです。


今回は壁の楽しみ方についてお話させていただきました。
4回の連載を通して、皆さまにインテリアの小さな"やってみようかな"の種を抱いていただけましたら幸いです。
お読みくださいましてありがとうございました。皆さまとサロンにてお目にかかれます日を心待ちにいたしております。




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誂える喜び


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サヴィル ロウの街角


ロンドンの中心地、リージェントストリートから一本入ったところにあるSavile Row(サヴィル ロウ)という通りには高級服の仕立て屋さんが建ち並びます。「背広」の語源が「サヴィル ロウ」ではないかという説は有名な話です。ひょっとしたらこのコラムを読んでくださっている皆さまの中にも、ロンドンまでスーツを誂えに通われる方もいらっしゃるかもしれませんね。 
女性もお洋服、ジュエリー、靴やバッグなどを、ご自分のお好みで誂えられる方も多いと思います。私も婚約指輪、結婚指輪を自分でデザインし、宝石以外のあれやこれやもオリジナルを作っていただいては、自分のお気に入りを長年愛用しています。勿論、『選ぶ楽しみ』の誘惑とも日々格闘し通しですが(笑)。今回は、そんな『誂える喜び』についてお話しさせていただきます。


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鋲とパイピングのサンプル
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誂えることのよさとはなんでしょう?


・自分の好きな素材や色で作ることができる。
・ぴったりと自分のサイズに合ったものを作ることができる。
・自分に必要な機能が組み込める。
・世界に一つのオリジナリティという付加価値。


といったところでしょうか。実はこれら、インテリアに関して同じことが望めるのです。


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スチールの塗装サンプル(トム フォルクナー)


例えば、弊社で取り扱っております家具4ブランドの商品は、どれも標準仕様がありません。
アームチェアを一脚注文するとしたら、まずモデルを決め、脚やフレームの木部の色と張地を決め、鋲にするのかパイピングにするのか、またその色はどうするのか、座面の高さは丁度よいか...どれもお客様に一つひとつ選んでいただき誂えます。


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見た目の観点からお話しすると、フレームと張地の色柄の組み合わせ次第で、可愛らしくもシックにも全く違う姿に仕上げることが可能です。上の三つのチェア、同じモデルの仕様が異なるものです。ね、随分と雰囲気が違いますでしょ?


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シンプルなグレーのウール地張りのチェア


椅子の張地を選ぶのは、服地を選ぶのと似ているように思います。服地と言えば、ファッション界において高級カシミアとして名高いロロピアーナのウールやリネン、カシミアといった素材のインテリアファブリックがあるのをご存知でしょうか。カーテンは勿論のこと、椅子の張り地やラグ、ひざ掛けなどその用途は様々です。実際に弊社サロンにございますモワソニエのチェアのうち一脚は、ロロピアーナのウール地で張り込んでいます。今年の冬はコートの代わりに心地よい贅沢な張地のチェアを...というのも素敵ですね。


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左/鋲仕上げ、右/ダブルパイピング仕上げ


鋲やパイピングを選ぶのは、洋服に合わせるアクセサリーやバッグの金具を選ぶのに似ています。フレームの色は他の家具の色味や床材との兼ね合いで決めることが多いかと思います。椅子のフレームと張地の境目にパイピングを入れる? 鋲を打つ? 色は? 大きさは? こうしてお客様ご自身のオリジナルにとことんこだわった"お気に入り"を作ることが可能なのです。


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ちなみに、モワソニエのキャビネットは、お客様のご希望通りにペイントを施すことができます。上の写真は過去の制作例です。迫力満点のオリジナリティ。皆様ならどんなペイントになさいますか?


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カプリコーンダイニングテーブル(トム フォルクナー)


サイズというポイントからお話ししますと、私たちインテリアデザイナーは部屋の構造、動線や使い勝手などを考慮したうえで、ベストな家具のサイズを割り出します。その際、同じテーブルにS/M/L のサイズ展開があったとしても、どれも理想のサイズに当てはまらないということがあります。そんな時にサイズ変更が可能だと、使いやすく美しい空間が作れます。例えばトム フォルクナー社はサイズ調整がとてもフレキシブルで、天板のサイズは勿論のこと、上の写真の様な曲線のデザインの脚でも高さの変更が可能です。身体を委ねるテーブルや椅子は、体格にも大きく関わってきますので、高さもとても重要なポイントなのです。


また、機能的な視点からですと、コンソールテーブルの下段の棚をロボット掃除機が通る高さにして欲しい、というリクエストを承った事例もございます。
ご自身のライフスタイルや動線などを把握して「ここにこれがあったら便利だな」「ここがこんな風に使えたら快適かも」といった、住まい方のカスタマイズができるのも、誂えるからこその喜びですね。


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家具一つで、どれほどのクリエイティヴィティとオリジナリティをお楽しみいただけるのかをお伝えできましたら幸いです。
実はこちらの美しい手描きの壁紙も...このお話は次回、壁についてのお話で触れたいと思います。




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暖炉の秘密


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"暖炉とは威厳をもたらし、人の集まる家の中心である。特に我らのこのイギリスでは。"
弊社取り扱いブランドの一つ、英国最大手の暖炉メーカー『チェズニー』のロンドンショールームの壁に書かれている言葉です。


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ウィンザーにて家族で語らう時間


家族が集い、ぱちぱちと燃える炎と火の粉踊る暖炉のあるリビング、誰もが一度は憧れるのではないでしょうか。憧れはするものの、暖炉のない我が家ではその昔、夫がアマゾンUSから暖炉で薪の燃える映像が延々と流れるDVDを取り寄せ、寒い時期のホームパーティーの度にTV画面で薪を焚いていました(笑)。


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パリのとあるお宅にて


暖炉、fire placeというのは、外側内側全体を差して呼びます。弊社が取り扱いますのは「マントルピース」「ファイヤーサラウンディングス」と呼ばれる、壁の外につく大理石製の棚のような部分です。


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点線の部分が『マントルピース』と呼ばれる部分
(The Madisonモデル / Chesney's)


壁の中は煙突になっており、薪は煙突の真下で焚くので、マントルピースは炉の外側につく飾りの役割となります。暖炉自体が古来の暖房設備ですから、マントルピースもクラシックなデザインのものが多いのですが、最近では、現代のインテリアにもマッチするコンテンポラリーですっきりとしたデザインのものも様々に登場しています。


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(The Clandon Bolection frameモデル / Chesney's)


そんな憧れの暖炉ですが、実は現在、ロンドンもパリも市内では環境問題から暖炉で薪を燃やすことが禁止されています。ではどうするのか? 今まで薪をくべていた場所に、厳しい排煙規格をクリアした薪ストーブやガスストーブを設置するのです(もっとも都市部ではセントラルヒーティングが主暖房ですので、近年は暖炉というのは視覚的、補助的な暖房なのかもしれません)。そして最近は、日本でも人気のエタノール暖炉や、疑似炎の電気ストーブなども加わりました。


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暖炉内にストーブを設置した例
(The Devonshireモデル / Chesney's) 




さて、ここからは暖房設備としてではなく、インテリアにおけるいちエレメントとしての暖炉についても触れたいと思います。なぜ暖炉のある風景は格好良いのか? これから3枚の暖炉のある風景をお見せしますので、共通点を探してみてください。


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お気づきになりましたか? アートがあるから? 暖炉自体が格好良いから? それもそうなのですが、ここで重要なのは「シメトリー(左右対称)」というポイントです。西洋のインテリアのプロポーションはシメトリーであることがとても大切で、そこに留意すると空間がとても心地よく収まります。対して日本のインテリアのプロポーションはどうでしょう。和室を思い描いてみてください。床の間、床脇、書院など、アンシメトリー(左右非対称)が多く見られます。これはお花にも同じことが言えますね。


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(画像をクリックすると大きくなります)


シメトリーには安定感を与え、空間を落ち着かせる作用があります。因みに弊社のサロン ドゥ ファヴォリのインテリアも、シメトリーを強く意識してデザインしました。小さなスペースに様々な要素を盛り込んでいるにも拘らず、お客様から「とても落ち着く空間ですね」と、おっしゃっていただけるのはその為だと思います。
洋風のインテリアを格好良く決めたい、そう思われたらソファのクッションを左右対称に置いてみてください。チェストの両端にランプを2台置いてみてください。シメトリーは小さなことから始められるのです。


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オリエンタルミックスのシメトリーインテリア




さて、暖炉のお話に戻ります。"我が家にもこの冬までに暖炉を設置したい"と思ったら、いつ頃準備を始めればいいでしょうか。10月頃? いいえ、実は7~8月の真夏のご相談がベストタイミングなのです。新築でない限り、暖炉の設置には、床と壁の補強工事が必要となります。また、暖炉本体を取り寄せる納期もかかります。7~8月で補強工事やインテリア内装工事の計画とマントルピースのモデルの決定、9月上旬に発注、本国在庫品であれば11月中には設置工事が可能、という流れです。"我が家にも暖炉を"とお考えくださるお客様はお早めにご相談くださいませ。


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(画像をクリックすると大きくなります)


弊社サロンには、フレンチスタイルとコンテンポラリースタイルの2台のマントルピースを展示しており、そのうち1台は、エタノール暖炉のエコスマートファイヤーを組み合わせております。寒くなりましたら、火を灯してお客様をお迎えするつもりです。是非、暖炉の心地よさを体感しにお立ち寄りください。マシュマロをご用意してお待ち致しております。




Chesney's:
http://favori-intl.com/chesneys/




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『お気に入り』の魔法


はじめまして。今回から連載をさせていただきます、ファヴォリインターナショナル株式会社の石黒久美子です。


FAVORI(ファヴォリ)とは、フランス語で『お気に入り』という意味です。家が美しく、ひとつ一つに思い出やストーリーが詰まった "お気に入り" たちで満たされた場所でありますように・・・という夢と願いを込めております。 


そんな社名を持つ弊社は、インテリアデザインオフィス「アトリエ ファヴォリ」からスタートし、今年7月新たにイギリス・フランスのインテリアアイテムを取り扱う完全予約制サロン「サロン ドゥ ファヴォリ」をオープン致しました。今回は、私とインテリアの世界との出会いから「サロン ドゥ ファヴォリ」オープンへの経緯、インテリアと幸福感のお話をさせていただこうと思います。


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「サロン ドゥ ファヴォリ」店内




インテリアデザインとの出会いは、私がまだ専業主婦の頃でした。当時、夫の仕事の都合でシンガポールで生活しており、知り合った欧米人の友人たちの美しく設えた広大な家と、豊かなライフスタイルに大きな刺激を受けました。もともとインテリアに興味もあり、インテリアデザインを学んでみたいと考えるようになるのに時間は掛かりませんでした。そこで2005年、ロンドンのアートカレッジに通い、本帰国後には資格を取得。インテリアの仕事をしながら関連分野の様々な勉強を続けました。


2013年にはイギリスのインテリアデザインのディプロマを取得し、ハイエンドインテリアのプロ向けの見本市 『Decorex(デコレックス)』にも毎年欠かさず通うようになりました。また2015年には英国インテリアデザイン協会の正会員となり、世界で活躍する先輩インテリアデザイナーのレベルの高い仕事や、その取り組み方から大きな刺激と学びをいただき続けています。


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『デコレックス』2018会場風景




ところで皆さん、イギリスのインテリアと聞くと想像されるのが、飴色のオークやマホガニーの家具、焦げ茶色のレザーにボタン留めのソファなど重厚なイメージのものではないでしょうか。 私も大好きな伝統的なスタイルですが、そうばかりではないのです。 


私がデコレックスやインテリアのショールームが集まるロンドンのチェルシー地区で出会ったのは、伝統的な要素を含みつつ、コンテンポラリーですっきりとしたデザインでありながら、とてもエレガントで「洗練」という言葉のよく似合う家具や照明器具でした。


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トム フォルクナー イメージ写真


時を重ねて、「いつかきっと・・・」と恋心を抱いていたそれらの家具や暖炉を、一つ二つと自分のインテリアデザインのプロジェクトにお納めできるようになりました。私が恋した商品をお客様にも気に入っていただき、実際にお使いいただける喜びはひとしおです。


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昨年末竣工したお宅のリビングダイニング。お客様のご希望でロンドン・パリのショールームへご一緒し、手前のアクリルチェア以外の置き家具は、全て取り寄せました。


そうするうち、「世界には、こんなにも沢山の素敵なものがあるのだから、もっと多くの人に知っていただきたい、使っていただきたい」という思いが日に日に増し、輸入事業の展開を考えるようになりました。これが「サロン ドゥ ファヴォリ」をオープンするに至った経緯です。




さて、ここで少し、私が恋に落ち、作り手たちと通じ合い、実際に「サロン ドゥ ファヴォリ」で取り扱うこととなったブランドをいくつか紹介させてください。


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トム フォルクナー:金属と異素材を組み合わせたアーティスティックなMade in U.K. ファニチャー。エレガントかつ男性的、洗練された斬新なデザインはどんなスタイルにも調和します。



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キュリオーサ&キュリオーサ:British madeの手吹きガラスの照明ブランド。豊富なカラーバリエーションと個性的なシェイプが魅力。点灯してもしなくても美しい透明感と存在感です。



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モワソニエ:1885年創業。伝統とアヴァンギャルドを併せ持つフレンチブランド。大胆で革新的、ファンタジーに満ちたデザインは、まさにフレンチラグジュアリーの真骨頂。


見慣れないテイストのものばかりかもしれませんが、どれもクラフトマンシップを感じられるアーティスティックなデザインで、凛とした存在感を放ちます。これらは『Functional Art(機能を持ったアート)』とも表現できるのではと考えます。インテリアの主役として、またアクセントとしても使用することができ、人気のイタリアンモダンともとても相性がよいと思います。




ところで、日本は『住/インテリア』にかける消費が少ないのをご存知でしょうか。その分野の消費指数が英国の約1/3といわれています。『衣』と『食』 バッグ、時計、レストランでのディナーのお値段と日常的にインテリアに費やす金額を比べてみてください。ね、思い当たりますでしょう。


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私は、豊かなインテリアは生活の質全体を上げ、幸福度を上げると信じています。家がお気に入りで満たされれば、そこは世界中のどこよりも強力なパワースポットになると考えているからです。


次回からは、具体的な写真やヒントとともに、インテリアを通して毎日の暮らしをより豊かにする方法をお伝えいたします。




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「アーネストコラム洒洒落落」第53回目の連載がはじまります。


アーネストとご縁が繋がった方々が、それぞれの視点で自由にテーマを設定し執筆いただく全4回の連載コラム「洒洒落落」。
次回より第53回の連載を開始いたします。


今回のゲストは、今年、南青山に完全予約制サロン" Salon de FAVORI "をオープンしたファヴォリインターナショナル株式会社。お話を伺うのは代表取締役の石黒 久美子さんです。


*** プロフィール ***


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石黒 久美子
KUMIKO ISHIGURO


インテリアデザイナー / 首都圏を中心に全国で個人住宅のインテリアデザインを手掛けるとともに、ヨーロッパのインテリアアイテムを取り扱うSalon de FAVORIを運営。


経歴
1974年生まれ 愛知県出身
2013年 Design School London Professional Development Course卒 PostGraduate Diploma (英国政府機関認定学位)取得。
2009年 フリーランスとしてインテリデザインオフィス Atelier FAVORI を設立。
2017年5月 ファヴォリインターナショナル株式会社として法人化。
2018年7月 英仏家具の輸入販売サロン Salon de FAVORI をオープン。


資格
BIID(英国インテリアデザイン協会)正会員
日本フリーランスインテリアコーディネーター協会正会員
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント / ライティングスペシャリスト 等




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Salon de FAVORI / Atelier FAVORI
Salon de FAVORIが取り扱うのは、アーティスティックでエレガントなイギリス・フランスのブランドたち。ビスポーク対応家具も多く、日本の住宅事情に寄り添いながらヨーロピアンスタイルを実現します。
インテリアデザイナーが"使う側"の視点で選び抜いたアイテムを、ゆったりとお選びいただける完全予約制サロンです。運営するのは、インテリアデザインオフィスAtelier FAVORIも手がけるファヴォリインターナショナル株式会社。Favori(フランス語で「お気に入り」という意味)の名前通り、みなさまの住まいをお気に入りで満たすことが私たちの願いです。




Salon de FAVORI
Web site:http://favori-intl.com
Facebook:https://www.facebook.com/favori.intl/


Atelier FAVORI
Web site:http://atelier-favori.com
Facebook:https://www.facebook.com/FAVORI.Kumiko/




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FAVORI Internationalウェブサイト


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在宅透析


在宅透析とは文字通り医療機関ではなく、ご自宅で行う透析です。「針はどうやって刺すの!?」「医療機器は!?」と疑問を持たれる方も多いと思いますが、現代では在宅での透析が可能な時代となっています。
在宅透析には、腹膜透析(Peritoneal Dialysis:PD)と在宅血液透析(Home Hemodialysis:HHD)がございます。


PDはお腹に透析液を注入し、腹膜を介して体の中の老廃物を取り除く治療法です。PDを末期腎不全治療の第一選択とする PD ファーストを行った場合、血液透析(Hemodialysis:HD)と比べて残存腎機能が長く保たれ、尿が出なくなる時期を遅らせることができ、造血ホルモンの分泌等の生体機能をより長く維持できます。毎日連続して行うため、体液や血圧の変動が少なく、身体への負担が施設でのHDに比べて軽く、液を出し入れする際に痛みはありませんし、バッグ交換は外出先でも実施可能です。なんと言っても、PDは、腕の動脈と静脈をつなぐシャント等のバスキュラーアクセスや毎回針の痛みを伴う穿刺を必要としないことが大きな利点と言えます。


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お腹に埋め込んだカテーテルを利用して透析液を入れます。4~6時間後排液し、また新しい透析液を入れておきます。この工程を繰り返します。


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実際に当院患者さまがご自宅で使用されている自動腹膜透析(Automated Peritoneal Dialysis:APD)装置です。
約40cm四方の大きさです。


寝ている間に自動的に行う方法(Automated Peritoneal Dialysis:APD)と、日中に複数回に分けて行う方法(Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis:CAPD:持続携行式腹膜透析)があります。APDの場合、日中は比較的自由に過ごせますし、CAPDの場合でもライフスタイルに合わせてバッグ交換の時間を設定できます。排液はトイレに流すことができますし、バッグは市区町村のルールに合わせた処理をした上で一般家庭ごみとして捨てることが出来ます。


在宅透析は、自己管理が特に重要です。PD液の交換の手技を学んで頂く必要があり、APDでは、APDに用いる装置の扱い方も学んで頂きます。当院ではそのトレーニングを行い、責任を持って自立の指導を行っております。
腹膜はどうしても劣化していきます。又、腹膜の劣化(腹膜機能の低下)がなくても残存腎機能の低下に伴い後述の透析アミロイドーシスの原因となるβ2ミクログロブリン(β2MG)等の尿毒素除去が不十分となってくることもあります。その場合、週5日PD、週1回HD、週1日(通常HD翌日)完全休養といったPD+HD併用療法を行っております。
PD+HD併用療法においても残存腎機能が保たれ、かつ栄養状態と関連し高い透析患者様ほど長生きされているアルブミン値が高値で経過することが昨年報告(Ueda A et al: Combination Therapy with Peritoneal Dialysis and Hemodialysis from the Initiation of Renal Replacement Therapy Preserves Residual Renal Function and Serum Albumin. Adv Perit Dial 33:74-78,2017)されております。PDは被嚢性腹膜硬化症(Encapsulating Peritoneal Sclerosis:EPS)という合併症をおこす可能性もあるため長期に継続できる治療法ではありません。しかしPD+HD併用療法を行うことで腹膜機能の低下を防ぎ、腹膜透析を長く続けることも期待できます。腹膜機能は、PD液の排液と採血のみを使用する簡単な検査である腹膜平衡試験(Peritoneal Equilibration Test:PET)にて外来で確認でき、PETにより、様々なPD処方のシミュレーションも可能で、適正なPD処方内容の決定にも役立ちます。


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患者さまご本人ができなくても、バッグとチューブの接続は滅菌下で機械が自動的に行いますのでご家族でも簡単にできますし、訪問看護を利用する方法もあります。心血管系に対する影響が少ない透析ですので、心血管系の合併症を持つ患者さまにも適していると言えます。


在宅血液透析(HHD)は、患者さまがご自宅において、自己の責任と管理に基づいてHDを行う治療法です。つまり、回路の組み立て、生理食塩水での回路内洗浄、穿刺、透析中の状態管理、返血等全てを自らの手技で行います。もちろん在宅で開始前に当院でトレーニングを行います。決められた時間に通う施設透析とは違い、2日空きをなくした十分な透析が可能となります。十分な透析量を確保しやすくなるため、血圧低下や尿毒症症状、服薬量の減少、貧血の改善、食事制限の緩和など多くの恩恵があるほか、通院回数が減るため仕事や余暇に時間を充てることが可能になります。極めて効果の高いHHDは世界最高水準の透析療法が実現可能と言われており、透析が必要となった際はHHDを実施したいと述べる透析医療従事者も少なくありません。


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当院での穿刺トレーニングの様子。必要に応じ血管の状態が確認可能な超音波診断装置(エコー)も用います。


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ご自宅に設置した個人用透析装置


実際にHHDを始められた患者さまからはこのような声が聞かれました。
『パートから正社員になれましたよ。』
『周りから顔色が良くなったねって言われました。』
『体の動きがとてもいいです!! 登山や水泳をするようになりました。』
『夜は家に居られるので、家族と過ごす時間が増えました。』
『前日に透析をしないと仕事中の指の動きが悪いんです。』・・・


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当院の患者さまで、痛風腎から腎不全となり、保存期治療を経て透析を導入した方がいらっしゃいます。この方はHD導入した5年後にPDも併用で在宅透析を始められ2年間継続。その後、β2MGの値が上がったことをきっかけにHHDに変更されました。β2MGはアミロイドという物質をつくり、このアミロイドが腱や骨、関節に蓄積して、さまざまな障害(透析アミロイドーシス)を引き起こし、生命予後に影響するのです。β2MG値が低値の患者さまほど長生きされていることが報告されています。
HHD開始後β2MG値が低下し、現在では1日4時間、週5~6回透析を行っていらっしゃいます。透析治療についての知識も豊富でしっかりと管理なさっています。昨年の第13回長時間透析研究会では、ご自身の取り組みを「患者様からのメッセージ」セッションでお話してくださいました。


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生体の腎臓が365日24時間働き続けているのに対し、短時間の施設透析の場合は週3回行っても生体の腎臓の7%程度しか稼働していません。長時間の透析が長寿につながる理由は正にここにあります。できる限り生体の腎臓のように、頻回かつ長時間透析を行うことがとても大切なのです。


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当院にて現在10名の患者さまが行っておられます在宅透析は、医療機関に何度も通院しなくとも、ご自身の生活の中に透析を組み込むことができる画期的な治療法です。時間をより有効活用することができるため、仕事を続けることもでき、余暇を家族と一緒に過ごすことができるようになります。PD、HHDに共通することは、患者さまの満足度がとても高いことです。一度始めると、時間の有効活用はもちろんのこと、体調やQOL(生活の質)が良好に保たれますので、継続を希望する方がとても多いですね。在宅透析は当院のようにスタッフ皆で協力し合って医学管理をする透析施設のほかに、ご家族や介助者、医薬品の配送業者、後方支援病院など、多くの方が関わることで成り立っている治療です。個々で状況は変わりますので、その都度オーダーメイドしているのが実情ですが、関係する皆様のご尽力があって始められ継続できるので、とても感謝しております。


施設透析には限界があります。長時間透析や頻回透析が良いとわかっていても施設での治療時間や治療回数を増やすことは難しいのが現実です。送迎車サービスとの兼ね合いやベッド数に余裕がなく1日3クール行っている施設では、時間枠が決まっているため時間を延ばせませんし、回数も週3回(保険上は月14回迄)と決まっています。十分な透析を行おうと思えば、HHDが選ばれることは必然なのです。そのため、当院では長時間透析を行えるよう2013年に増築増床し第二透析室を新たに作り、5時間・6時間行える体制を整え、オーバーナイト透析、そしてPDに加えHHDに対応しています。すべては患者さまができるだけ長く元気で生きていけるようお手伝いするためです。


4回に渡り当院、人工透析、オーバーナイト透析と在宅透析を紹介させていただきました。専門的な言葉が並び、分かりにくい部分もあったかもしれませんが、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)や透析について見識を深めていただく機会となりましたら幸いです。皆様も健康には十分留意してください。この機会をご提供頂きましたアーネストさんにも深く感謝し御礼申し上げます。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。




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眠っている間、楽に長時間行えるオーバーナイト透析


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当院では主に日中仕事をされている方に向けて夜間にも透析を行っています。夜間の透析は、毎週月・水・金の16時から22時過ぎまで行う準夜透析と、金曜日夜22時から土曜日朝7時まで行う無風の放射冷暖房システム採用により、空調による不快感を無くし、体動の少ない安眠のご提供を目指した深夜透析(オーバーナイト透析)の2つのコースを設けています。


準夜透析は、1回の治療時間は通常と同様約4~6時間ですが、オーバーナイト透析は、深夜帯の睡眠時間を利用して行う長時間透析です。8時間透析ですが、夜間の就寝中行うため、十分な透析を無理なく行うことができます。身体に蓄積された尿毒素や水分を、ゆっくりと時間をかけながら除去するためお身体への負担が少なく、血圧の安定やお薬の減量、貧血の改善が期待できる透析方法です。
これまで仕事との両立で苦労されていた方や、もっと日中の時間を活用したい方、負担のない長時間の透析を希望されている方にとって、とても有意義なQOL(quality of life)の高い透析です。睡眠中の時間を活用するので体感時間が短く、ベッドに拘束されるストレスが軽減されることも利点です。開始時間も遅いため、仕事を定時まで行い夕食や入浴を済ませてから来院することも可能です。


週末に行っていますので、通常であれば透析と透析の間が丸2日間空いてしまうところを1.5日空きに短縮できることにより、尿毒素や水分の蓄積をその分抑えることもできます。就労や学業などで社会復帰をめざしたい方、長時間の透析をする利点を理解されていても日中は時間が取れない方などにお勧めですね。


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オーバーナイト透析を始める際は、長時間実施することで回路内の血液が固まる場合が稀にあるので、事前に長時間の8時間透析を日中一度行ってみて、血液凝固の程度を確かめておく必要がありますが、大抵はスムーズに移行できます。一方で、重篤な合併症のある方や高齢で認知症のある方は急変のリスクを考えると難しいですね。当院のベッドのマットレスは、かため、やわらかめ両方を使い分けができるリバーシブルタイプで、オーバーナイト透析が中止になるケースは少ないのですが、患者様が透析中にどうしても寝られないケースが時としてありますね。そうでなければ問題なく行えるでしょう。


リスクもあります。一番はやはり寝返りなどにより針が腕から抜けてしまうこと(抜針)です。そこで安全対策として、寝返りをしても抜針を起こさないよう、回路を腕にテープでのループ(α)固定を含むしっかりとした固定を行い、漏血センサーを取り付けています。ループ(α)固定を導入することで当院での抜針事故が激減したことを当院看護師長が、オーバーナイト透析開始以前の2016年に大阪で開催された第61回日本透析医学会学術集会・総会にて、報告(小山 千代美,菅沼 信也:アクシデントレポートからみた当院の傾向と対策  抜針事故予防策の推移.日本透析医学会雑誌49巻Suppl.1 P699, 2016)しております。センサーが漏血を感知するとアラームが鳴りますので、すぐにスタッフが対応します。
透析中に血圧が低下することもありますので、就寝中安眠を妨げる血圧測定の代わりに、循環する血液量のモニタリングも行っています。当直の医師、看護師、臨床工学技士が必ず院内に常駐し、室内消灯後も赤外線暗視カメラで見守っています。


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循環血液量モニタ(BVM:BV計)により血圧の低下が予測出来ます。


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抜針対策:テープをループ(α)固定にし、鉗子やテープで回路を肩に止め漏血センサーを設置。


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天井に設置した赤外線暗視カメラ:暗室内でも患者様の様子が分かります。


(オーバーナイト透析につきましては、当院ウェブサイトに詳しく載せていますのでご覧ください。)https://www.jinnaika.com/over-night-dialysis/over-night


オーバーナイト透析は、昨年より開始しました。構想はそれ以前から持っていましたが、スタッフの確保や設備に関する課題も多く、踏み切れないでいました。しかし、ある当院常勤看護師から「先生、やりましょう!」という言葉があったので、踏み出すことができました。スタッフはじめ多くの皆様のご協力の下、BV計内臓の個人用透析装置導入も行い、課題を一つ一つクリアし、奇しくも私の誕生日の日であった2017年4月21日金曜日から私の夢でもあった、全国4000以上ある透析施設でも30施設ほどでしか行われていない、オーバーナイト透析を当院でも始めることができました! 遠方からご通院頂いている患者様やオーバーナイト透析開始と同時に週18時間の長時間透析に移行され、透析患者様の生命予後とも大いに関連する高リン血症が改善し、リン吸着薬が中止出来た患者様もいらっしゃいます! お蔭様で現在多くのお問い合わせをいただいています。


オーバーナイト透析は、患者様のライフスタイルに合わせた透析です。
次回最後のブログでは、さらに生活に寄り添った透析治療である「在宅透析」についてお伝えします。




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